2022.05.15 (日)   K2Couple No.0751 

小峰尾根(通り)
こみねおね こみねどおり(群馬県)
1,050m
小峰尾根のツツジと赤城不動大滝

小峰尾根 不動大滝
コース最大標高差 : 250 80
コース累積標高差(+) : 275 140
コース累積標高差(−) : 275 140
コース沿面距離 : 3.9 km 1.8 km
行動時間 : 3'00" 1'40"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 頭上から足元までヤマツツジの尾根で
  6:50 = 大胡 = 滝沢温泉 = 8:05 おおさる山乃家PS
 おおさる山乃家PS 8:10 ... 8:25 小峰尾根登山口 ... 8:50 P913 ... 8:55 分岐 【BF】 9:10 ... 9:40 折り返し ... 10:15 分岐 ...
 10:30 大猿川出合 ... 11:10 おおさる山乃家PS 11:10 = 11:20 不動大滝林道PS 11:20 ... 11:35 不動大橋 ...

 11:55 赤城不動大滝 【L】 12:30 ... 12:45 不動大橋 ... 13:00 不動大滝林道PS

 不動大滝林道PS 13:00 = 大胡 = 14:05

     おおさる山乃家の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


                                ▲ きょうの赤城山


 お弁当を持って赤城山へ。

 大胡を過ぎてからっ風街道を横切る地点で、『 この先は〇〇までで、おおさる山乃家方面へは通行止めです 』
 とりあえず遠回りでも、赤城神社から滝沢温泉に廻って狭い林道を駆け上がることにする。

 およよっ  おおさる周辺は車(殆んど地元No)がごった返しており、誰が何したのか意味不明
 僅かな駐車スペースに停められたけど、ひっきりなしに来る車に対して、遅まきながら係員が路駐要領を指示していた。
 訊けば、きょうはつつじが峰トレッキングのイベント開催日なんだそうな

 何故か、殆んどの車は私たちが諦めた方向から上がって来るじゃないですか
 家に帰って調べたら、おおさる山乃家に上がる別のもっと良いルートがあったのだ。
ナビの馬鹿
 でもおかげで帰りは、往路で走った不動大滝林道を逆走して、久し振りに赤城不動大滝に寄り道することになったって訳 (^^


 整然と収まった路駐の列        ▲ トイレ前の広場にイベント開催テント



 前橋市粕川町つつじが峰トレッキング。
 募集人員 100名 (参加費¥700)。
 おおさる山乃家からつつじが峰コースに上がる。
 途中で引き返して西登山口に下り、林道を戻るらしい。
 全く聞いてないよね〜。

 時間的にちょっとズレてはいるが、
 大猿川の右岸尾根(つつじが峰)には行きたくないよ。
 右がダメなら左岸尾根しかない。
 きょうは、左岸の小峰尾根を登ってみよう。
 新しい発見があるかも知れない。
               ▲ 5月16日付 上毛新聞記事抜粋

おおさる山乃家に来たのは、11年前に一回ポッキリ。【REPO】
あの時は時計回りに周回して、岳人岩から大猿川に笹ヤブを下りた。
きょうは小峰尾根の未踏部分を歩いてみよう。

ヤマツツジの下でお弁当食べて、ツツジを堪能したら折り返すチョンボ
私たちはもう、横引尾根まで上がるパワーがないんですよ

トイレ前の広場にイベントの受付があり、ちょっかいを出すおいちゃん。
若い女の子を見るとすぐこれだ (^^;

 澳比古神社鳥居(山乃家入口)
キランソウ ムラサキサギゴケ カキドオシ ニョイスミレ
                         ▲ 尾根上に出るまでジグザグ急登する
 早速ヤマツツジがおてんこ盛りの歓迎             ▲ 新緑に透かして
 情熱的な赤              ▲ 地面も満開

小峰尾根(小峰通りコース)に取付けば、いきなりヤマツツジ通りだ。
つつじが峰コースに負けないくらい賑やかだった。

段差の小さいステップで、ジグを切って100mも登れば尾根上に出る。
あとは小さな凸凹をアップダウンしながら、緩やかな登り。
新緑に際立つヤマツツジの中を行く。

大猿川に下ると思われる見づらい分岐があり、入り込んで朝食にする。
今朝は食べずに来たので、お腹空いたからね (^^

 ステップをベンチ代わりに朝食タイム
 ずっと同じ景色で           ▲ すでに目がヤマツツジ色
 ミヤマザクラの白が新鮮       ▲ 殆んど散ってる中に蕾もあるミツバツツジ
汚れたフモトスミレ シロバナニシキゴロモ マイヅルソウ ミツバツツジ

前回大猿川に下ったポイントまで登ってさ、乙女の滝に下ろうか。
それもいいけど 厳しくないかい (^^:

と話しつつ登っている内に、二人とも飽きてきた。
赤城山域は基本的に笹山なので、路傍に佇む花は少ないしね (^^;

標高1000mを超えると1300mまで本気の登りになる。
どっちみちピストンなんだから、早目に折り返した方が良くない?
そりゃそうだ そうしよ (^^
余りやる気のない人たち

 そうと決まれば逃げ足は早い


 しかし、同じ道を戻るより途中から大猿川に下りたいおいちゃんは、右斜面を覗き込みながらルート探しに余念がない。
 ここなら何とか下りれそうだなどと、地形図を見せて誘ってくるけど、はらっぱは完全無視。
 11年前ならいざ知らず、この歳になってそんな無茶は止めてちょうだい
 そんな駆け引きを繰り返している内に、登りで朝食した分岐まで下りてしまった。


 いっぱい見せてもらって ありがとさん          ▲ 朝食した分岐までもうすぐ

分岐に到着して未知の道を下る。
尾根上でも、数人とスライドしただけの静かな道だったけど。
ここは余り歩かれてないルートのようで、誰にも会わない素晴らしい道。
昔のコースかな。
ヤマツツジは尾根上より疎らで、何気にホッとする変な心境。

目に映るのは赤から緑へ。
緑色は心を和ませる (^^

 分岐を下りて      ▲ 横引尾根末端にある銚子の伽藍が見える
 静かで歩きやすくて最高の下山路            ▲ 大猿川に着地します

大猿川に下りて、速攻寝転び態勢に突入するおいちゃん。
はらっぱだけ対岸に渡り、『 置いてっちゃうぞ〜 』

乙女の滝に行けなかったからさ、不動大滝に寄って行こうよ

実は昨日、おばあちゃん家の庭の手入れで半日過ごした。
そのツケで、足腰パンパン立ち居もままならないおいちゃんなのだ (^^
ようやく立ち上がって、そうしよ そうしよ (^^
話はすぐまとまる。

はらっぱは、川岸に咲く数少ない花に奔走する

 緑の草地に寝転がるおいちゃんを起こす
                  ▲ こんな環境に野放しにしておけば、嬉々として開放されるはらっぱ
ニョイスミレ タチツボスミレ 白いタチツボスミレ スミレ
テンナンショウ ジシバリ コオニタラビコ
ミツバツチグリ ヘビイチゴ
 新緑に白い花       ▲ ふれあい橋(太鼓橋)で枝沢を渡る
 閑散としたスタート地点に戻った          ▲ 路駐の列が随分と延びている
セリバヒエンソウ アメリカフウロ タネツケバナ ハルジョオン


 朝来た不動大滝林道を取って返し、不動大橋三叉路まで呑気に走る。
 三叉路には停められないようになっているのを見ていたので、手前の駐車スペース(西登山道用かな)に車を置いて行く。
 落石の多発林道なのでちょっぴり心配だけど、大丈夫だろうということにする。
 先客が1台停まっていた。


車を置いて三叉路に向かう道すがら、特に目ぼしい花はなかった。
気が付けば雲が切れ、青空が見えている。

すぐに、つつじが峰西登山口の階段で。
西登山口の標高は、山乃家登山口より60m高いからちょっと楽かも (^^
きょうのトレッキングツアーは、ここに下りて来ることになっている。

林道三叉路は、西登山口から1分くらいの距離です。
不動大橋方面へは、以前から通行止めトラ柄バーで遮断されている。
しかもその前に鎖が設置されて、駐車できないようにしている。

 落石が心配だけど
 つつじが峰 西登山口           ▲ 林道三叉路で通行止め

不動大滝には、4年前の夏に赤城隊と一緒に来たことがあり。【REPO】
この辺りの様子は記憶に新しい。
これだけの林道や橋を造ったまま、供用されないのは何んでやろ

行政に不満を抱いても始まらないので、きょうは有難く専用道として利用。
堂々と真ん中を歩くのは、気持ちが良いものだ (^^
不動大滝へは、橋を渡って右の石段を上がる。

 はらっぱ専用林道の上に銚子の伽藍           ▲ 山側側壁にヒメウツギ
                        ▲ 赤城小沼に端を発する粕川に掛かる不動大橋
こっちにもセリバヒエンソウ ヤマブキ咲き残り ミミナグサ ジシバリさん
 落石・滑落・クマ・イノシシ に注意            ▲ フツ〜の登山道
 木組の梯子 その1(♂)            木組の梯子 その1(♀)
 木組の梯子 その2         ▲ 大岩の間を花探しながら適当に
 プチへつりもあるよ        ▲ 前橋市観光協会製の年季入標識
クワガタソウ アカフタチツボスミレ イワタバコ 種付きヤマネコノメ
ヒトリシズカの種 ムラサキケマン 種付きウワバミソウ タネツケバナ


 岩壁をへつって廻り込むと ... ど〜んと登場する赤城不動大滝。
 落差32mとも言われる県指定名勝、とにかく赤城山随一の見応えのある立派な大瀑布ではあります。
 ( 出典 : 前橋まるごとガイド ... 公益財団法人前橋観光コンベンション協会編 )

 滝に近づくほどに飛沫が身に掛かり、ミストにまみれて気持ち良かったり寒かったり。
 滝壺に近づいて見上げると、落ちてくる滝音も荘厳なり。
 滝が見える範囲で遠くに離れて、いよいよランチタイムのとき  まさに正午ジャスト。
 ラッキーなことに、不動大滝貸切りのひとときです (^^ 
 きょうは、最初から最後まで14℃で快適な一日だった。


 滝の下に変な先客あり      ▲ はらっぱも撮ってもらうポーズの準備中
 落ち口              ランチ場所から
 満足して帰りまっす             ▲ 平凡な山道より楽しい
 アオダモの花           ▲ 帰りもはらっぱ専用林道