2022.05.05 (木)   K2Couple No.0750 

大芝山
おおしばやま(長野県)
1,210m
皆んなは霧訪山へ、K2Cはお花畑まで

コース最大標高差 : 330
コース累積標高差(+) : 410
コース累積標高差(−) : 410
コース沿面距離 : 5.3 km
行動時間 : 3'20"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  大芝山のお花畑に6年ぶりの再訪

 三日月山荘 6:10 = 小淵沢IC/中央道/岡谷IC = 7:15 善知鳥峠分水嶺公園P

 分水嶺公園P7:20 ... 7:40 送電鉄塔@ ... 8:10 送電鉄塔A 8:20 ... 8:45 大芝山肩 ... 8:55 大芝山 ... 9:10 引返し 9:15 ...

 9:25 お花畑 【L】 9:40 ... 9:50 大芝山 ... 10:00 大芝山肩 ... 10:40 分水嶺公園P

 善知鳥峠分水嶺公園10:50 = 岡谷 = 新和田TN = 佐久 = 内山峠 = 富岡 = 14:00


    大芝山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)



 当初計画していた夜叉神峠の代案として浮かんだのが霧訪山。
 霧訪山には、6年前の五月連休に山の神自然園から登ったことがあった。
【REPO】
 その下山路で出会った大芝山のお花畑は、素晴らしく且つ感動的で未だに鮮烈な印象が残っている。
 山を下りてから三日月山荘にお世話になったのも、確かその時が初めてだったと記憶している。

 三日月山荘の夜明け(きょうは車3台)          ▲ 槍穂高が薄く見えていたよ
 善知鳥峠と分水嶺公園            ▲ 善知鳥峠登山口

今回は山の神自然園ではなく、大芝山直下の善知鳥峠(うとうとうげ)から。
前田隊のために温めていたプランだ。
ただ、私たちは休暇と体調を勘案して、お花畑までと決めていた。

善知鳥峠は諏訪湖の西、R153(名古屋〜塩尻)沿線上にある。
太平洋と日本海の分水嶺であり、その分水嶺公園の駐車場を利用する。
対面の登山口にも、駐車場と登山コースの案内板があった。

登山口から入るとすぐにニリンソウ群生地が広がっていたが。
花はまだ眠りから覚めていなかった。

 登山口にてフムフム

クロモジ ムラサキケマン ニガイチゴ モミジイチゴ
タチツボスミレ オオタチツボスミレ シハイスミレ マキノスミレ


 このコースは花の道で大芝山肩までが登りの核心であり、それを過ぎれば緩やかなポコポコ歩きが楽しめる。
 尾根通しに送電鉄塔を二つ過ぎれば、その先は緩やかに登って大芝山肩に着く。
 さあ新緑の候、頑張って登りましょう。


 送電鉄塔@ 遠く南アルプスが見えた      ▲ 春の花に現を抜かしながらゆるゆると登り
 二個目の鉄塔直前で一息入れる             ▲ 癒しのヤマツツジ
送電鉄塔A スミレサイシン フイリシハイスミレ
イカリソウ ヒトリシズカ チゴユリ
 さくら咲く           ▲ ヒトリシズカの咲く登山道


 障害物が殆どない総じて登りやすい道が続き、花などを愛でつつ賑やかに楽しく。
 二つ目の鉄塔直前で休憩を取り、大芝山の肩まで登ればきょうのアルバイトはほぼほぼ終了に近い。
 大芝山肩に着いたら自然園から登って来た単独さん♂が、下の鉄塔付近で2頭の熊を目撃したと興奮気味だった。
 心配性のおいちゃんは、すかさず熊鈴を出す (^^

 大芝山の肩(山の神自然園分岐)スル〜           ▲ 熊が出たんだってよ
スミレサイシン クロモジ エンレイソウ シロバナエンレイソウ
ヒゲネワチガイソウ フギレシハイスミレ マルバコンロンソウ

はらっぱはじっくり花の写真が撮りたいのに、皆んな足が速いのよ。
待ってくれ〜とは言わないけど、そんな気分です (^^;

大芝山は尾根上の小さな凸で、標識がなければ完全にただの通過点。
楽しみにしていたお花畑は、記憶よりスケールがショボショボで。
今年は既に、花の最盛期が過ぎているように感じた。

カタクリも旬を過ぎており、少しでも綺麗な晩生を探して撮る。
そんなことをしていたら、皆んなにドンドン離されて

 通過点の大芝山
 お花畑もとっとこ通過する       ▲ 皆んなはタキアラシの峰に向ってまっしぐら
ウグイスカグラ ルイヨウボタン フデリンドウ
ヤマエンゴサク ホソバノアマナ ラショウモンカズラ ニリンソウ

先を急ぐ皆んなとはらっぱの板挟みになって、苦悩するおいちゃん
先行する皆んなを呼び止めて、「早く来いよ」と はらっぱを待つ。
ここでようやく全員揃って、お別れの儀式。

皆さま 今年も一堂に会して変わらぬ姿を確認できたし、楽しかった。
一緒に山登りもできて、本当にありがとうございました
霧訪山で、北アの展望とオキナグサを楽しんできてね (^^

またいつか何処かでお逢いしましょう。

 皆さま♪ごきげんよう さようなら

 カタクリさん おっはよ         ▲ 仲良く咲いて 賑やかに咲いて
                             ▲ ニリンソウにじっくり向き合うとき

皆んなと別れて、いつものK2Cペースに戻った。
花撮るぞ〜 (^^

お花畑に戻って、立ったりしゃがんだりスクワット大会。
端っこにあった丸太に腰掛て、ゆるゆるドリンク休憩するのも忘れない
まさに我が世の春を謳歌する瞬間です。
皆んなと来て楽しかった〜 (^^

 おいちゃんも完全に亀足ペースで           ▲ 次のお花畑エリアに急ぐ
カタクリ 花弁6枚のニリンソウ 花弁7枚でしょ この子は8枚です
クサボケ マルバコンロンソウ ヤマツツジ ユキザサの蕾
ヤマエンゴサク ニオイタチツボスミレ シロバナタチツボスミレ レンゲツツジは蕾

山に登るときはいつも、往路ではみっちり花探しするけど ...
下山するときには、どうしても見逃すことが多い。

んっ  きょうはダッシュで下り始めたよ
はらっぱなりの max スピードで、花には目もくれない頑張りだ。
膝が痛いので、重力に逆らわず落ちるように下るのだそうだ (^^;
こういうことが、ときどきあります (^^

 下の送電鉄塔に着いた           ▲ 皆んなの優しさがお土産さ
 ここのヤマツツジは開花前     ▲ 登山口のニリンソウが咲き揃って、お疲れさん


 登山口のニリンソウ広場でザックを下ろし、三日月山荘での3日間を感慨深く振り返るのだった。
 皆んなのおかげで、あれやこれや楽しかったね
 駐車場に戻って、プリウスのバックドアウィンドーにお礼のメッセージメモを一人一枚ずつ残してきた。
 ありがとうございました




 諏訪湖を右に眺めて、無料開放された和田TNを通過。
 
( 新婚旅行のときはトンネルもなく、雪の和田峠をトラックに挟まれながらノーマルタイヤで必死に走った想い出 )
 佐久からいつもの内山峠越え。
 上信越道上り線は富岡付近から渋滞との情報に接し、下仁田ICをスル〜してオール下道で帰った。

 諏訪湖から和田トンネルへ              ▲ 群馬に帰ってきた