2022.08.20 (土)   K2Couple No763 

地蔵岳
じぞうだけ(群馬県)
1,674m
       長七郎山 1579 地蔵岳 1674
久し振りの覚満淵と小沼周辺

コース最大標高差 : 200
コース累積標高差(+) : 395
コース累積標高差(−) : 395
コース沿面距離 : 4.8 km
行動時間 : 覚満淵+4'35"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  地蔵岳肩に高く積まれたケルン
  6:20 = 前橋 = 7:40 県立赤城公園ビジターセンター 7:45 ... 覚満淵周回 ... 9:05 赤城VC 9:10 = 9:15 小沼駐車場
 小沼駐車場 9:20 ... 9:35 小地蔵分岐 ... 9:50 長七郎山 【L1】 10:15 ... 10:40 小沼水門 ... 11:15 小沼北岸 ... 11:30 八丁峠 ...

 12:10 アンテナ分岐 ... 12:35 地蔵岳 ... 12:45 地蔵岳肩 【L2】 13:10 ... キオン群生地 ... 13:55 小沼駐車場

 小沼駐車場 14:00 = 15:15 高崎贄田ぶどう園 16:50 = 17:15

  地蔵岳の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである(経緯度線は20秒間隔)

 標高map by KASHMIR3D


 きょうは曇り予報で、先日の八子ヶ峰と同様涼しい山歩きができそうです。
 近くの赤城山に行くことにしましたが何処にするかなかなか決まらず、とりあえず覚満淵から小沼に上がろうと思います。
 盆明けの端境期だからかな、姫百合pも山上の駐車場もこの時間帯ではガラガラ空きだった。
 秋に開催される赤城ヒルクライムの調整なのでしょう、車よりもチャリで上がる若者が大勢繰り出していた。


赤城ビジターセンターに車を置いて、覚満淵に入ります。
空は薄曇りで風もなく、期待以上の山日和?になるかもしれません。

鹿柵を開けて中に入っても誰もいない
まるで、忘れられた湿原みたいな静けさで。
落ち着かないような ... 嬉しいような
...

 県立赤城公園ビジターセンター
 覚満淵のVC側入口            ▲ 風が全くない静けさ
ヤマホタルブクロ シシウド ゲンノショウコ トネアザミ
カワラナデシコ アザミ マツヨイグサ コバノギボウシ ヤマトウバナ
マルバハギ マルバダケブキ ノブキ キンミズヒキ ちょっとだけレンゲショウマ
ダイコンソウ ウド シロヨメナ ヒメシロネ ゴマナ
アキアカネ オトギリソウ エゾリンドウ キオン ワレモコウ
アキノキリンソウ ウツボグサ サワギキョウ 遠くにマツムシソウ イタドリ
クガイソウの最期 ▲▲ アキカラマツ ヨメナ
                         ▲ 鳥居峠側から覚満淵の向こうに五輪尾根
 尾瀬の池塘を思わせる          ▲ 木道が部分的に新しくなった
フジバカマ 小さくて可愛い花アキノウナギツカミ  ▲ ツリガネニンジン(白)  ▲ ツリガネニンジン(青)
                      ▲ キオン咲く遊歩道 私たちの平均時速 1.2km
キツリフネ ノダケ ノリウツギ 天然パーマのタムラソウ
アザミにセセリ蝶 シュロソウ ヤマハギ ススキの花


 小沼に移動しますね

 ビジターセンターをあとに小沼に向う(正面は小地蔵)            ▲ 小沼駐車場もガラガラ

天気予報が嘘のように、爽やかな青空がちょこっと覗いていた
誰と相談するでもなく、足は勝手に長七郎山右回りへ (^^

5月にはツツジが咲き乱れる道が、今はススキの道になっている。
どんなに暑い夏のあとでも、ちゃんと季節は巡ってくるよね。

山の秋序章です。

 小沼の正面玄関
 ススキの秋を行く          ▲ 展望所から黒檜山駒ヶ岳
 ショートカットv            ▲ 山頂までゆるゆる登り
ネジバナ ハナニガナ オトギリソウ ススキ

長七郎山は笹山なので、総じて花が少ない。
山頂には2組のカップルさんがいたけど、挨拶だけで言葉は交わさず。
コロナ禍の山は、皆んな口数が少ない。

山頂ではちょっと蒸し暑かったので、少し下って場所探しです。
地蔵岳が見えて、微風が爽やかな場所に落ち着いてランチにする。

 長七郎山頂
 ときどきアンテナ山を見ながら           ▲ 山頂下の岩場でランチ
                           ▲ 賽の河原に下って地蔵岳を眺める
ヤマオダマキ コキンレイカ マルバダケブキ ヤシャブシ あちこちにキオン
 石ゴロの荒れた道     ▲ おとぎの森分岐はマルバダケブキとキオンの群落
                          ▲ ベタ凪の小沼に下りて東岸を帰る(地蔵岳と黒檜山のシルエット)
 小沼の周りは苔生す古木が多い          ▲ 岸辺の砂浜にも人影はなく
ハナイカリ タチコゴメグサ ネジバナ 小沼のウツボグサ モウセンゴケ

 さてきょうは3時過ぎに約束があるのだが、まだ正午前なので時間を持て余す。
 地蔵岳でも登って来ようかね。
 そうしよ そうしよ (^^
 実に3年ぶりだよ。

八丁峠は近いから、駐車場に戻らず小沼沿いに砂浜を歩いて。
道がなくなったので適当に笹の中を行く。
すると道に出た

血の池に行く道からは車道に上がれるかわからないから、更に道を探す。
笹の中をガサガサやっていたら、遠くにキオンの群生地が見えた。
そのうち車道に繋がっているっぽい道に出る。
すぐに八丁峠。

 八丁峠とうちゃこ
 地蔵岳は階段上りから始まる            ▲ 袈裟丸山が見えている
タマガワホトトギス タカトウダイ ウスユキソウ キオンばっか ツクバキンモンソウ

長七郎山に比べて地蔵岳に登る人は多い。
時間的にも昼頃なので、余計に多いのかもしれないけど。

昔下ったことがあったアンテナ群に直登する道があり。
花狙いでそのルートに入ってみる。
しかし道形はしっかりしてるものの、笹が被って花どころではなかった

霧雨が降ったり止んだりしてたもんだから、なお更に惨めな結果で。
アンテナ下ではカッパを出すほどの雨になったけど、山頂で止んだ (^^;
降るなら降れよ〜

 アンテナ群を直接めざす
              ▲ 決して気持ちの良い登りではなかったが、小沼&長七郎山一望の斜面なのだ
 登り切った笹ヤブ同然         ▲ びっくりするくらいワレモコウだらけよ
 アンテナ建物を縫って登る            ▲ 山頂には数人
                            ▲ 地蔵岳から大沼を見下ろして
 雨がひどくならないうちに山頂撤収     ▲ すかさずお気に入りの地蔵岳肩に移動する
ヤマハギ アザミ ツリガネニンジン 一輪咲きのウメバチソウ シオガマギク
                                    ▲ こんなの見ながらボ〜っとランチしたよ

長七郎から地蔵を見ながら、最初のランチをしたのと逆に。
2回目のランチは、地蔵から長七郎を見ながらということになった (^^

こんな天気だから、遠望は望むべくもないが。
ガスが切れていたので、至近の赤城の山ははっきり見える。
小沼駐車場をズームしてみたら、マイカーも定位置にいた (^^

 山の上は涼しくて帰りたくなくなるよね         ▲ 小沼駐車場はちょっと増えていた
 大小さまざまなケルンにさよなら           ▲ 雨に降られなくて良かった
コメツツジ タカトウダイ 〇〇アザミ クルマバナ
イケマ 独りぼっちのシモツケ ツリガネニンジン ハクサンフウロ
アキノキリンソウ イタドリ ハナイカリ ノコンギク

 八丁峠から小沼駐車場に戻る途中。
 来るときに見つけたキオン群生地まで行ってみると言って、おいちゃんは藪の中に消えていった。
 私は普通に車道を戻って、小沼正面玄関でおいちゃんを待つ。

                             ▲ キオン群生地


 赤城山をあとにする頃に、再び小雨が降り出した。
 少し遅れちゃったけど、ブドウ園を経営しているおいちゃんの従兄さん家に寄る。
 1年間の積もった話に花を咲かせて病気を気遣ったり笑ったり2時間近く、気が付けば再び雨が本気を出していた。