2022.10.30 (日)   ちょっとだけ K2Couple No.0771 

物見山
ものみやま(群馬県・長野県)
1,376m
気まぐれ紅葉トレッキング

コース最大標高差 : 325
コース累積標高差(+) : 470
コース累積標高差(−) : 470
コース沿面距離 : 7.1 km
行動時間 : 6'05"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 物見山稜線から遠く榛名山

  6:05 = 藤岡IC/上信越道/下仁田IC = 7:15津牧場P【トイレ/BF】

 神津牧場P7:40 ... 8:30 林道クロス@ 8:35 ... 8:50 P1315 ... 8:55 物見岩 9:10 ... 9:20 内山無線中継所展望台 9:30 ...
 9:50 林道クロスB ... 10:25 物見山【L】11:20 ... 11:40 林道クロスC ... 11:50 香坂峠 ... 12:15 橋崩壊地 ...
 12:30 おやつ休憩 12:45 ... 13:30 神津牧場 ... 13:45 神津牧場P
 神津牧場P14:00 = 下仁田IC/上信越道/藤岡IC = 15:15

     物見山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


荒船山の紅葉は終盤と思い、直前になって物見山に変えた経緯もあり。
本当は、昨日登るつもりで出掛けた物見山。
しかし、おいちゃんの腹具合がまたしても不調になり 、用足しに山へ行くが如き状況なので、下仁田ICを下りたところで潔く諦めた。

一日休養して、体調もまあまあ落ち着いたようなので。
新たな気持ちでスタートする  8℃。

良い天気に恵まれたけど、内山峠に近づくほどに状況は怪しくなる (^^;
下仁田では快晴、山には雲。
よくあることだ。

 荒船山方面は完全に雲の中かな
                     ▲ R254 第二洞門では陽射しがあり素晴らしい紅葉だった

R254から下仁田浅科林道に入り、荒船山の内山峠登山口を左に分ける。
更に進んで妙義荒船林道を辿れば神津牧場だ。

道すがら、高台の道路脇から神津牧場を見下ろした。
正面に見える筈のでっかい浅間山は、全く姿なし

駐車場にトイレはないので、神津牧場まで行ってSOUNDINタイム。
朝の牧場はひっそりしていた。

 艫岩上部にはガスが掛かっていた             ▲ 神津牧場に続く道
 神津牧場を見下ろして            ▲ トイレを借りに来ました
 春みたい     ▲ 逃亡者にしては髭など生やして堂々としてた
シロヨメナ リュウノウギク シシウド

神津牧場内でブラブラして、駐車場に戻る。
青空は何処にあるの的な広い駐車場には、未だ車が一台もない。
冷え込みもそれなりに厳しい3℃の朝だ。

おいちゃんのお腹が心配なので、朝食は食べずに来た。
何か食べなきゃシャリバテは必至、持参の朝食を車中で少しだけ摂る。

そうこうしているうちに、お仲間が一台到着した。
トレラン風の若い単独♂さんは、テキパキと支度をしてささっとスタート
何処まで行くのだろうか

 広い駐車場に一番乗り
 B.F.は、はらっぱ屋の巻寿司    ▲ トレラン兄ちゃんが入ってきて、速攻スタートしてった


 物見山の登山口は駐車場内にあり、いきなり階段から始まりますよ。
 稜線までおよそ250mの登りが控えているのだ。
 スタート前に駐車場の隅々まで花の確認をするはらっぱだが、この時期だから収穫は少ない

コセンダングサ ボタンヅル/オオカメノキ ヤマアジサイ 登山口
 樹林を透かして滝を撮影する            ▲ 黄色の中に赤もあり
 小さすぎる秋        ▲ ゆるゆる登りはいつまでも続かない
                      ▲ 曇り空だけど、まあまあの紅葉が見られて良かった

花を探し紅葉を愛でて、最初は楽な登りだがいつまでも楽ではない。
マユミの群生地で遊んでからは、辛抱の登りが始まる。

紅葉が綺麗だ。
はらっぱは調子よく登るが、おいちゃんは様子をみながらの安全運転。
そのうち晴れるだろうと時計を見れば、既に8時をまわっている。
晴れてくれ〜 。

 そこそこの急登が始まる               ▲ きれいだ〜
 マユミ            ▲ 物思いに耽る登り ...
モミジガサ ウバユリ 小沢渡渉 コアジサイ
小さい晩秋 マユミ 林道に出た

そこそこの急登を終えると、あっけなく妙義荒船林道に出た。
妙義荒船林道は、物見山や香坂峠を経て八風山を捲いて軽井沢に至る。そのまま林道通しにポコポコ歩きの誘惑もあったけど。
K2Cへなちょこ隊と言っても、誇り高き登山隊のはしくれ
物見岩までピストンするルートをカットしては、K2Cの面目に関わるし
あとちょっとだけ頑張る (^^

相変わらず、はらっぱは元気だ。
グループ登山では、一人が不調に陥ると他のメンバーが元気になるって。
これは、メンタル的にあるあるの話ですね (^^

 林道を歩いても物見山直下に行けるよ
 はらっぱ フルスロットル        ▲ 空回りして帽子も曲がってるし
イロハカエデ アザミ カエデということで P1315の三角点
リュウノウギク アケビがいっぱい 鈴生りのツルウメモドキ

物見岩の下でアケビやツルウメモドキの写真を撮っていたら。
チョンボコースちっくな内山牧場側から、二人組♂♂が登って来た。
先を譲って、ゆっくり上がる奥ゆかしさ

八ヶ岳や北ア等の西側展望は皆無に等しかった (^^;
東の山は多少見えていたが、長居は無用なのでさっさと下る。
その時に、やっぱり内山牧場側から4人組♂♂♀♀が登って来られた。
この岩で人と遭遇することは過去にはない。

 物見岩に上がってみる              ▲ 高いところが好き
 雲が垂れ込めて何処がどこやら         ▲ 他パーティーを残してお先に失礼
イヌタデ ハキダメギク マユミだらけ

稜線伝いに下ってすぐに、内山無線中継所の展望台に上がってみるが。
景色は物見岩と同じで遠景はない。

何だかなぁ
でも直下の内山牧場や、これから行く物見山ははっきり見える。
天候も、回復の兆しがあるような ないような (^^;

 内山無線中継塔             ▲ オートキャンプ場がある内山牧場
                         ▲ 中継所展望台から青空が嬉しい物見山
 無線中継所から車道に下りて          ▲ マユミさん! 咲きすぎでしょよ

再び林道に下りてポコポコ歩きを楽しむ。
県境稜線を縫って伸びている林道なので、群馬長野両県を出入りする。

すぐに登山道に復帰して、きままに落ち葉を蹴って歩く。
すると、切り開きから北東方面の展望が開けて。
至近の妙義山はもちろん、遠く赤城、榛名が一望のもとに見渡せる。

上毛三山そろい踏み、おめでとうございます
西上州もおまけの景色。

 落ち葉カサカサ蹴って歩く
長野から群馬へ 県境越え 記念にパチリ オオカメノキ
                           ▲ 切り開きから上毛三山(榛名山、赤城山、妙義山)を眺める
                              ▲ 物見山取付きから物見岩方面(後方は荒船経塚山)
 西上州の山々           ▲ 物見岩の左には両神山


 展望を満喫して、三度目の林道クロスすれば物見山の取付きです。
 付近はマユミの群生地とも言える所で、林道も物見山登山道もマユミさんのオンパレ―ドじゃありませんか。
 マユミをお腹いっぱい眺めたい人は、物見山がお薦めですね (^^

 取付きから標高差100mほど頑張れば山頂ですよん。
 早く行きたい山頂。
 ハラペコだし、展望も楽しみだしね。

                                ▲ 物見山はマユミの山
                              ▲ 物見山はもうすぐそこ
 マユミを鑑賞しながら登る  ▲ 腹ペコおいちゃん!はらっぱを置き去りにしてラストスパート
                      ▲ 誰もいない独占の山頂だったのでやりたい放題
 きょうのデザートは先週と同じだし               ▲ 三角点


 物見山頂はきょうのコースのほぼ中間点、最高にゆっくりのんびりのランチタイムを終えて。
 香坂峠への周回は見所が少ないし、後半の天気回復次第では登って来たルートを戻るという案が急浮上した。
 端正な浅間山に対する未練心で、香坂峠方面に下ってみたがやっぱり雲にまみれて駄目だった。
 ふと周回ルートを目で追ってみると、何か知らん紅葉が素晴らしいように見えた。


 稜線続きの八風山         ▲ 上信越道の八風山トンネル口
 浅間隠山               ▲ 妙義山塊
                             ▲ 出そうで出ない浅間山かな

で〜紅葉林に誘われて、再び翻意
ザック回収のため山頂に登り返したら、若いカップルさんが立ってた (^^
ランチ小物や食料を広げたままだったので、不審に思ったのかも。
お二人と別れて、香坂峠にバタバタと下るのだった。

そして小高い所に登り返すと、再びの展望タイム。
と言っても、さっきと同じ景色が広がっているだけだもんね (^^;
見える山は全部見えた。
当たり前か
... 「無いものはない」 と似て非なり。

 牧柵沿いに殺風景な急降下
 癒しの紅葉遠景          ▲ 少し登り返すと再び展望の丘
                                    ▲ 浅間隠山から妙義山までパノラマ
物見山はしぶとく雲だよん 赤い葉っぱ リンドウ開いた 志賀牧場へは廃道 メギ

八風山分岐の香坂峠から先は、笹に覆われた優しい土の道。

小沢を渡渉する橋も、以前と同じコンクリの基礎部分だけしかなく。
沢を少し遡って、対岸には赤テープがこれでもかって付いていた。
道迷いの心配なし。

ここから神津牧場まで、小一時間のコースタイムです。
紅葉を道連れに楽しい下り。
でもやっぱ、ちょっと飽きる道でもある (^^;

 八風山との分岐を牧場へ(香坂峠)
 橋が壊れたまんま          ▲ 紅葉も奇麗だし平らだし
 ちょっと幸せな気分               ▲ 馬頭観音
 橋崩壊地は沢を遡って渡渉した                ▲ やれやれ

黄葉の多い疎林なれど、何気に広々とした開放感があり。
薄雲に青空をミックスした空の下、紅葉トレッキングの雰囲気を味わう。
見上げれば、天高く紅葉映える秋。

香坂峠から神津牧場までの約半分地点で、おやつ&ドリンク休憩にする。
一昨年の初冬に、赤城隊と一緒に来た時と同じ場所で。
【REPO】
もう2年経ったなんて、年月の流れが速いこと。

 石ゴロ道は落ち葉に隠れて歩きにくい               ▲ 逆光風景
 紅葉を見上げ             ▲ ようやく歩き易くなって
 見上げれば青空も嬉しい            ▲ 下山間近でルンルン
                         ▲ 牧場の上にボヤ〜っと逆光の荒船山艫岩
                      ▲ 周回してきた物見山の稜線を飾る紅葉(牧場手前から)

好天に恵まれた日曜日とあって、神津牧場は子供連れの家族が多い。
乗馬をしたり、ヤギや羊と散歩する人、ウサギさんと仲良くする人。

楽しそうな子供に遠慮して、遠巻きに眺めてスル〜しました。
我家でも、子供が小さい頃に来たことを思い出す。
神津牧場は明治20年に始まった、我が国初の洋式牧場だそうです。

牧場内の道路には動物の糞が散在していて、知らぬ間に踏んでいる。
駐車場に戻ったら何気に足元が臭く。
靴底の糞を枯枝でつついて掃除して、帰宅してから水洗した (^^;
「ウンチ落とし」 で締め括った、物見山の楽しい一日に感謝

 牧場敷地内は家族連れが多かったね
オヤマボクチ ボタンヅル 牛さん観察日記 ポニー乗馬サービス
いやだやだやだ お腹空いたよ〜 高所平気症 靴底のウンチ落とし
                   ▲ ほぼ満タンになった駐車場です(殆どが神津牧場観光らしい)
                            ▲ 帰り道に見上げる荒船山艫岩