2022.10.22 (土)   K2Couple No.0770 

篭山東尾根
かごやまひがしおね(群馬県)
1,470m
小沼の紅葉再び

コース最大標高差 : 300
コース累積標高差(+) : 435
コース累積標高差(−) : 435
コース沿面距離 : 3.4 km
行動時間 : 4'05"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 紅葉劇場に励まされて東尾根を登るよ 
  6:40 = 前橋 = 7:55 鳥居峠P

 鳥居峠P 8:05 ... 8:15 林道分岐 ... 8:55 軌道クロス ... 9:30 P1207 ... 9:40 崩壊地 ... 10:30 紅葉ランチ 【L】 11:10 ...

 11:50 駒ヶ岳分岐 ... 12:10 鳥居峠P

 鳥居峠P12:10 = 12:15 小沼P 12:20 ... 小沼周回 ... 13:05 小沼p13:15 = 前橋 = 14:55


   篭山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)



 今シーズンは紅葉のタイミングを測るのが難しかったので、先々週に小沼を偵察していた。
 その結果2週間後くらいが適期と思い、先週は浅間烏帽子岳に行ったのだった。
 しかしながら、冷え込みが厳しくなったこともあり、山の紅葉は想定外に進んでいるらしい。
 そんな訳で、今週末には標高1300m位まで紅葉が下りて来るだろう。

                                 ▲ きょうの赤城山
                                   ▲ 榛名山
 前橋市街地        ▲ 紅葉は1200mラインまで下りていた
                       ▲ 路面凍結する厳冬期には緊張するカーブです

昨夜からおいちゃんの腹具合がイマイチなので、もちろん朝食抜きで。
7時前の出発時には12℃、それ程の冷え込みではなかった。
予報では、好天は期待できそうにない。

そこそこ埋まった姫百合pを横目に、新坂平まで登って気温は10℃。
さすがに数は減っているが、チャリライダーがまだ頑張っている。

大洞pでトイレを済ませ、ビジターセンターも鳥居峠も車は少ない。
かつての赤城登山鉄道のケーブル軌道側の展望所から見下ろして、紅葉の進み具合を確認するおいちゃん。

 大洞駐車場は未だガラガラ
                        ▲ 覚満淵を歩いて秋を楽しむ人の姿が見えた
 鳥居峠も目覚めたばかりで         ▲ ケーブル軌道下の紅葉はどうかな

鳥居峠より高い所では、既に紅葉は終盤を迎えているようだ。
私たちは変則的なルートで、まずは下りから始まる (^^;
利平茶屋に向ってP1207 の下まで下り、そこから東尾根を登り返す。

何を隠そう、この春に実践済みのルートなのだ。【REPO】

まっそんな訳で、利平茶屋に下るポイントまで作業道をブラつく。
利平茶屋への下降点から先、作業道は崖崩れのため閉鎖されていた。

登山道に入れば結構な急下降なので、ジグを切って調子良く。
紅葉の彩りが素晴らしい斜面だった。

 落ち葉の作業道をポコポコ歩く
                      ▲ きょうのコースの標高map by KASHMIR 3D
 予想通り紅葉真っ只中         ▲ ジグを切って高度を下げるよ
                       ▲ ここでお弁当食べて帰ってもいいくらいな満足感
   ▲ アカヤシオの時によく来る展望場所から篭山と駒ヶ岳東尾根(その間の篭山東尾根を登る予定)
            ▲ 篭山東斜面をズームすると、混ぜご飯みたいな紅葉だった


 鳥居峠や篭山&駒ヶ岳の東尾根を眺めてから、下山道に復帰する。
 沢の源頭を渡渉して、ケーブルカーの軌道をクロスするように登山道を辿る。
 沢沿いの紅葉も見応えあり。 

 鳥居川の左岸を下りる道も、P1207 に登り上げる連絡路まで落石リスクのある落ち着かない登山道です (^^;

 鳥居川の源頭を渡渉して        ▲ 登山道はケーブル軌道をクロスする
 東尾根からの落石が多そう            ▲ 浸食が進んでますね
 利平茶屋に下る登山道は荒れ気味で          ▲ 曇り空の紅葉を見上げる
トキワハゼ ヒトツバカエデ メギ 頑張るシロヨメナ
栗を踏んで歩く道 クリ フイリフモトスミレ

東尾根のP1207 に連絡する道は、殆んど歩かれていない。
道形も消えつつあり、栗の実が至る所に落ちて散らばっていた。
僅か30m程登れば尾根道に出るので、特に道は無くても良い (^^

P1207は小広く、休憩に向いてはいるがスル〜する。
尾根道は気持ちが良い。
きょうは程好い風もあり、山の中にいることを実感できる。

岩稜の狭い尾根を捲いて、尾根上に復帰するとすぐに崩壊地に出る。
特に危険は感じない細尾根ながら、どちらに落ちてもタダでは済まない。
ゆっくりね (^^

 篭山東尾根に乗って快適な尾根歩き
                      ▲ まずまずの紅葉に気を良くして、この先の岩稜を捲く
 狭い岩尾根を捲いて尾根に登り返す       ▲ 崩壊地はこんな感じで紅葉も奇麗
                           ▲ 先行するはらっぱが崩壊地を通過
                       ▲ 崩壊地を過ぎても岩山の様相を呈する東尾根

さて、ここからはずっと急登が続く。
しばらくの間は岩稜帯だから、ランチタイムはおあずけだね。
ただただ上をめざしましょう。

10年前は登山道がなく。
大岩に突き当たって、藪をシコシコ捲いた想い出の場所。 【REPO】
徐々に道形ができ、今では地理院地形図にも認知される立派な登山道。
アカヤシオの時季には人気のルートになった。

 このピラミッドは登ってもいいけど捲く   ▲ 前方の大岩も、乗り越えてもいいけど普通の人は捲く
 トラロープ付きだけど、使わなくても良い             ▲ ショッキングオレンジ
 駒ヶ岳東尾根と並行して登るよ        ▲ 岩のないとこでも、傾斜はそこそこあり
 疲れたよ〜メシ食わせ〜      ▲ 岩稜帯を抜けるまでもう少し頑張んな
                           ▲ 食事処向きな場所だけどスル〜

お気に入りの腰掛岩に着けば、やっぱり座りたくなるのが人情 (^^
昔からここに座って下界を眺めるのが、はらっぱのルーティンなんです。
ただ、昔のようにササっと座れないのが悲しいけど

要介助

 うっ! 足が届かん          ▲ 10年前の初登時から、はらっぱ専用席な訳で
 利平茶屋方面を俯瞰する            ▲ その先は太田市らしい
 急登を登り上げれば笹道が待っている             ▲ もうひと息ガンバ
 岩稜帯脱出すれば楽勝       ▲ ちょっと遅かった感じの紅葉も綺麗だし
 鮮烈な赤の下でランチです           ▲ きょうのデザートはこれね

岩稜帯を突破したところで、お待たせランチ休憩です。
ここでランチにするよ〜。

真っ赤な葉っぱやオレンジ色の葉っぱ、それとも緑のがお好み
『 よりどりみどり 』 のお座敷ってこと。

食事後は、主に笹の道になり傾斜も緩やかになった。
駒ヶ岳篭山稜線に着くまで、何気にゆるゆる歩きになる。
紅葉の最盛期には若干遅く、人間で言えば50代に差し掛かったか (^^;

老いてなお健在

 小さい秋 小さい秋 小っちゃすぎる秋見つけた
                              ▲ 東尾根最後の紅葉舞台
                               ▲ 皇海山と袈裟丸山
                       ▲ 駒ヶ岳分岐にて、ここから下って篭山&鳥居峠へ


 紅葉に癒されて楽しく登って来た東尾根も、ついに駒ヶ岳〜篭山稜線に着いた。
 皇海山や袈裟丸連山もここで見収める。

 篭山に近づくと、緩やかな稜線のプロムナードが最高。
 別荘を建てるならここだよね (^^

 気持ちの良い笹のプロムナード           ▲ はらっぱラストスパート不発

篭山の山頂は踏まず、かと言って捲き道でもなく。
赤リボンを意識してみても、中途半端なヤブの中の岩から岩へ。
迷っても迷うことはないけど (^^; 誰が付けたか赤リボンだらけで

無事に鳥居峠の駐車場に下り立つ。
スタートしてからここまで会ったのは一人だけで ... 東尾根の登りで単独♂さんに道を譲っただけだった。

朝と違って、峠には多くの車が並んでいた。
角満淵を見下ろして、狂い咲きのミツバツツジを撮って。
このあと、小沼の様子を確認して帰る。

 やっぱ岩大好き人生ですか
 鳥居峠は賑やかだよね        ▲ 鳥居峠に咲いていたミツバツツジ


 小沼へ 

 気が付けば、おいちゃんは鳥居峠から小沼まで歩いて行く気になっている。
 小沼平までちょっとの登りだろうけど、はらっぱは既に車の中で待機中で歩くつもりはない (^^
 結局、車で移動することになった


やっぱり、小沼駐車場は満車状態で
とりあえず入場してみれば、タイミング良く出て行く車がありラッキーなこと。

小沼畔の人出は、それほど多くはなかった。
先々週と同じく曇り空の下で、やや沈みがちな落ち着いた紅葉。
綺麗だった。

おいちゃんは一周するつもりらしいので、途中でさようならする。
のんびり花探しを楽しむはらっぱ。
急ぎ足で周回するおいちゃん。
それぞれに満足して、きょうの赤城山はフィナーレを迎える

 小沼の玄関先にやって来ました
                     ▲ 男性ばかりのお年寄りが、楽しそうに余生を謳歌していた
                                       ▲ 対岸の紅葉を切り取る
                        ▲ 小沼越しの地蔵岳にナナカマドのアクセント
 湖畔の彩を楽しみます           ▲ う〜ん、物悲しくもあり
                             ▲ 黄葉が金屏風のようでもある
                            ▲ 水門付近からの黒檜山と駒ヶ岳
 戻り道では誰にも会わず        ▲ とりあえず周回してはらっぱと合流
日向ぼっこのアキアカネ メギ 山には山の愁いあり ... ウツボグサ マユミさん