2023.11.19 (日)   K2Couple No.0810 .

明治天皇御巡幸道
めいじてんのうごじゅんこうどう(群馬県)
885m
紅葉の山で嬉しい出会いの一日

コース最大標高差 : 305
コース累積標高差(+) : 380
コース累積標高差(−) : 380
コース距離 : 6.0 km
行動時間 : 4'30"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です ▲ 長く暑かった夏、つかの間の秋

  6:50 = 安中 = 7:50 めがね橋駐車場 【BF】

 めがね橋駐車場 8:15 ... 8:20 めがね橋(碓氷第三橋梁)... 8:30 碓氷川渡渉 ... 9:10 御巡幸道出合 ... 10:00 伏流の滝 ...

 10:10 【おやつ】 10:20 ... 10:45 栗が原 10:55 ... 11:15 【L】 11:55 ... 12:35 渡渉 ... 12:50 めがね橋 13:10 ... 13:15 めがね橋駐車場

 めがね橋駐車場 13:30 = まゆっ娘 = 14:00 妙義ビジターセンター 14:35 = 富岡 = 15:35


   めがね橋の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


                         ▲ 浅間山の初冠雪は平年より13日遅い

 旧中山道の碓氷峠越えという明治天皇の御巡幸に際して、当時突貫工事で造成された道。
 再び辿ってみようと思います。
 昨年の素晴らしかった錦秋のポコポコ歩きが、脳裏に焼き付いています。
【REPO】
 ただ今年は季節の移ろいが尋常ではなかったので、紅葉ベストの時期が定まらなかったが。
 距離的に近いこともあって、深い考えもなしにきょう行ってみることにした。
 
▲ 松井田町に迫る表妙義              ▲ 裏妙義 丁須岩

日曜の朝、家から一般道で繋いでもおよそ1時間のアプローチです。
今年の台風7号の影響で、R18旧道は軽井沢側が閉鎖されている。
かろうじて松井田から「めがね橋」まではOK

8時に着いためがね橋駐車場 は、未だガラガラだった。
めがね橋にはマニアやカメラマンがいるだけで、観光客の出足は鈍い。

紅葉の具合は完璧ではなく、まだちょっと早いような。
それでいて、枯れてしまっているような葉っぱも多く採点不可状況 (^^;

▲ めがね橋駐車場
                           ▲ めがね橋は静かな朝を迎えていた
サルトリイバラ ハキダメギク キツネノマゴ ボタンヅル クサギ
▲ ナメの続く碓氷川             ▲ 舗装路から離れて

碓氷川の渡渉は、増水したら渡れないかも知れない、当り前だけど。
金曜日は雨だったので、土曜よりも日曜日を選んだ。
増水程度にもよるが、ドボンした時のために替靴下を持ってきた (^^

土日共に風が強い予報が出ていたが、日曜の方が幾分ましなようだ。
更に、雨上がり直後の山ヒルを避ける意味合いもあった。
気持ち良く歩くための細かい日程調整

しかし、昨年と様子が違ってた。
でかい岩が連なっていて、渡渉に何の心配もない。
こんなでかい岩 設置したのか流れてきたのか。

▲ 多少増水しても、心配御無用の渡渉

▲ 新緑とは言わないですけど          ▲ 緑の葉っぱがいっぱい散ってるし

きょうの行程は、渡渉後の100mがジグ切り急登だけであとはポコポコ。
一昨日からの強風に煽られて、落ち葉に混ざって緑葉がいっぱい (^^;
しかも、登りにかかっても一向に紅葉気配がない

ちょっと諦めかけた気持ちを立て直すと。
明治天皇御巡幸道に出合う辺りから、色付きが良くなってきた

空は文句なしの青空で、陽射しもたっぷりありがとさん。
深紅の紅葉は少ないが、橙色や黄色の柔らかい秋がいいですねえ。

▲ 標高700m ボチボチ来たぞ〜紅葉が
▲ 一気に紅葉劇場開幕              ▲ あっちもこっちも
▲ 明治天皇御巡幸道出合ポイント          ▲ ムラサキシキブおてんこ盛り

同じような写真ばっかになってきたので、ちょっと休憩です。

落ちてる葉っぱの信号色を探しながら歩きますよ。
なかなか綺麗なのは見つかりませんが、適当に拾って写真を撮る。
写真にすれば、それなりの信号機です。
色の並びが逆だったけど

おもちゃのケルンがあったので、お供えしたが風で飛んでっちゃった。

▲ ミニケルンにお供え(風に飛ばされ3度目のトライ)            ▲ 信号を守りましょう
                      ▲ もうしばらくしたら、落ち葉だけの巡幸道になります
▲ 裏妙義の稜線が見えた         ▲ めがね橋を歩いてる人が見える
▲ 紅黄のグラデ            ▲ 思考回路停止中

再び辿るリングワンデリング。
紅葉を見ながらカーブして、カーブの先が紅葉の逆カーブ。
楽でいいけどね。
綺麗だし、目の保養。

道に横たわる倒木を潜るだけでニュースになる、平和な巡幸道かな。
もっとアスレチック的なコーナーも欲しい。

▲ 倒木を潜ると           ▲ やっぱりさっきと同じ景色
                          ▲ 紅葉に囲まれて静かにゆったり歩ける倖せ
ムラサキシキブ サンショ クリ コアジサイ ゴマナ
                          ▲ 岩壁の切れ目から流れ落ちる沢
 高い所の紅葉           ▲ ちょっと飽きてきた
▲ 貴重な赤        ▲ 母屋の前で紅葉する林(別荘地向き)

谷筋から尾根、尾根から谷へトラバース気味に歩いていると。
同じ景色が繰り返し出てくるのは昨年と一緒で。

伏流水が滴り落ちる滝のとこまで来た。
懐かしいね。
腹減ったから、ちょっとでいいから何か食べようか。
そうしよ そうしよ (^^

▲ 伏流水ぽたぽた滝          ▲ お日様を透かすメグスリノキ
▲ きれいな色と形やね   ▲ 沢沿いは万が一の落石が怖いのでもうちょっと行って
                       ▲ ここで紅葉をおかずに、パンとおむすび休憩にした
▲ ヤマツツジさん おっはよ               ▲ メグスリノキ

まとまって細長い糞が落ちてた。
ブォ〜というような声も聞こえたし、ニホンカモシカの糞かもしれない。
熊鈴を鳴らしながら歩いて来たけど、カモシカさんなら大歓迎だ。

ヤマモミジのショッキングレッドが増えて、カラフルワールド
いよいよ最終コーナーを廻り切れば旧中山道は近い。
目の覚めるような紅葉に囲まれたビューポイントから、坂本宿を俯瞰する。

▲ 最終コーナー            ▲ お〜素晴らしい紅葉だ
                            ▲ はらっぱも記念に一枚撮る
▲ 坂本宿辺り           ▲ 旧中山道出合で折返し

 旧中山道に合流して栗が原に着いた。
 昨年と同じようにここでランチタイムをしようと思ったけど、案外強い風が吹いていて気楽に休めそうな場所がない。
 大きい木の影や風下を探したけど気に入らない。
 ウロウロした挙句に、途中まで下山して休むことにした。



栗が原から下ろうとしたその時に、旧知の方からお言葉をいただく
咄嗟には思い出せなかったが、何故かお名前だけは口から出た。
昔々、ヒメサユリの鬼ヶ面山や足利仙人ヶ岳でお会いした方だ。
懐かしい出会いに心躍り、しばらく話に夢中になった。

彼等は軽井沢方面に少し足を伸ばしたいとのことで、お別れした。
またいつかお会いしましょう (^^

しばらく下った良さそうな所で、腰を下ろしてランチ支度していると。
お二人が帰って来て、またまた話が盛り上がった。

▲ こんな景色でランチはどう?    ▲ カップ麺作りながら、お二人を見送る 「またね〜」
                         ▲ さて満腹隊の仕事は、めがね橋に下ることだけ


 お二人を見送って、ランチタイムはお二人の話題で盛り上がる楽しい時間。
 カップ麺や果物でのんびりしていたが、またしても風に追い立てられ重い腰を上げる。
 来た道をそのまま帰るだけだ。

 15分の気楽なポコポコ遊び歩き、陽射したっぷりでぬくぬくの特等席、幸せそうにランチしているカップルさんを発見。
 ありゃまっ、また会っちゃった(^^ ランチ場所としてはこっちのほうが正解でしたね。
 改めて仕切り直してあれこれおしゃべりする中で、奥様お手製の干し柿をいただいちゃいました (^^
 久しぶりに味わう干し柿、とっても美味しかったです。

 私たちは先に行きますので、これでほんとのお別れですがまたお会いする日までごきげんよう。

 なんちゃって物語 ...
 このあと、めがね橋駐車場、そして妙義ビジターセンターでもお会いすることになりましたね。
 ありがとうございました。

                         ▲ 楽しい時間を過ごして、何気に足取り軽く
                             ▲ 木々も徐々に緑が増えて
▲ 旧信越本線碓氷川橋梁を見上げ          ▲ 碓氷川の流れとともに下る
                              ▲ めがね橋にさようならして


 めがね橋から駐車場に向いて歩いていると、何か叫びながら誰かがバタバタと追いかけてきた
 んっあんたは chiaki ちゃん じゃありませんか。
 下山途中で 「じゅんぽん」 さんご夫妻に出会って、K2隊が先行しているという情報を仕入れたので追いかけて来たって。
 「じゅんぽん」 さんって
 先ほどまでは〇〇さんでしたが、今はYAMAPレポを発信している 「じゅんぽん」 さんということで認識を新たにしました

 その後、chiaki ちゃん同行の Fさんと yasube さんも駆けつけてくれて、紅葉の写真もそっちのけで駆け下りて来たとのこと。
 皆さん こんな私たちのためにありがとうございます
 その後おっかけ組はアプトの道に戻り、峠の湯からの中山道周回ルートを完遂するのであります

 ヤマレコのやすべー(山猫)yasubeさん、YAMAPのじゅんぽんさん 思い出深い一日をありがとさんでした。
 改めて、拙HPでリンクさせていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。


 

▲ chiakiちゃん       ▲ yasube F chiaki 各氏と共に


 旧妙義ふるさと美術館を改修して、妙義ビジターセンターが8月11日の「山の日」に合わせてオープンした。
 妙義山の情報を中心に地域の歴史や自然、観光などを発信する。
 入館は無料。

 目玉はプロジェクションマッピング(PM)を使用する妙義山一帯の立体模型と、関連情報を流す大型モニター。
 そして、妙義山登山の仮想現実(VR)動画を楽しめる専用ゴーグルも興味があったので試してみた。
 表妙義縦走編、裏妙義縦走編、金鶏山縦走編が見られるが、過去に経験した中で一番楽しかった表妙義編を見てみた。
 岩壁が上下左右に揺れ、途中で空中に飛び出したりするので、リアリティーを感じるのには無理がある。
 画面が不自然に揺れるので、途中で気持ち悪くなったけど頑張って最後まで見た。
 係の人は 「自分は3分で目が廻ったので止めた」 って言ってた


▲ 妙義ビジターセンターから表妙義白雲山      ▲ VRゴーグルを付けて、妙義稜線登山体験
                                ▲ 全景(きょうはコンサートもあって超満員だった)