2023.11.04 (土)   K2Couple No.0809 .

谷川岳 幽ノ沢
たにがわだけ ゆうのさわ(群馬県)
890m
新雪を待って、紅葉に出遅れる

コース最大標高差 : 175
コース累積標高差(+) : 340
コース累積標高差(−) : 340
コース沿面距離 : 11.1 km
行動時間 : 5'40"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 マチガ沢出合から一ノ倉沢へ
  6:30 = 高崎玉村IC/関越道/水上IC = 7:45 谷川岳インフォメーションセンターP
 谷川岳インフォメセンターP8:05 ... 8:25 谷川岳ベースプラザ ... 9:35 マチガ沢出合 9:45 ... 10:20 一ノ倉沢出合 10:30 ...
 11:00 幽ノ沢出合 【L】 11:40 ... 12:10 一ノ倉沢出合 12:15 ... 12:55 マチガ沢出合 ... 13:45 谷川岳インフォメセンターP
 谷川岳インフォメーションセンターP13:45 = 14:00 上越本線土合駅 【トイレ】14:15 = 月夜野IC/関越道/高崎IC = 15:50

     谷川岳幽ノ沢の場所
  この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)dataはスマホGPS


先日のこと、一ノ倉沢の遊歩道から冠雪の稜線が見られたようだ。
その時はタイミングを逸して、次の機会を待っていたのだが
... ナイ。
いずれ再冠雪はあるだろうが、紅葉はそろそろ終わってしまうし
紅葉が見られるうちに散歩に行こう

水上ICを出るころは、待ってましたの青空一色で。
この調子で昼頃まで晴れてくれれば。

谷川岳インフォメーションセンターの駐車場は、広いようで狭い。
敷地は充分すぎるほど余っているのに、駐車枠は少ない。

インフォメセンターはまだ閉じていた。

 水上ICから青空いっぱいの谷川岳
 谷川岳インフォメーションセンター       ▲ 空きがあるようにみえてもほぼ満車

 RW駅のベースプラザへ          ▲ 花を探しながらここまで来ました
 旧国道のクネクネ曲がり         ▲ ちょっと遅かったけど充分綺麗だ
                   ▲ 長閑な秋の休日、幼い子を伴って家族の楽しい一日が始まる
 山の斜面を見上げて         ▲ 何か陽が陰ってきたような
カエデさん ゴマナ シロヨメナ ヒメジョオン
ノコンギク ムラサキツメクサ アキノキリンソウ ムラサキシキブ
谷川岳RW ヤクシソウ ノブドウ ノササゲ

午前中は陽射しも期待できる予報だったが。
歩き始めて9時頃には、青空がいつの間にか消えてなくなってしまった

負け惜しみを言う訳ではないが。
これくらいの色づき具合が落ち着いていて、人生紅葉隊にはピッタシ (^^
風はそよとも吹かず、気候も晩夏並みの暖かさで。
きょうは、のんびり秋の一日を満喫したいと思います。

 多少の色褪せは気にしない人       ▲ 腰を痛めちゃって、やっと歩いてんのよ
 真紅のマユミ            ▲ 湯檜曽川対岸の麓
ムラサキシキブばっか コマユミ カメバヒキオコシ ツルリンドウ 電気ガイドバス
 西黒尾根を廻り込めばマチガ沢が近い               ▲ 対岸の山


 マチガ沢 

                           ▲ マチガ沢出合広場から西黒尾根
                   ▲ マチガ沢をスル〜して、素晴らしい紅葉路を一ノ倉沢に向かう
 ちょっと明るくなったような        ▲ 東尾根先端部から堅炭尾根展望

マチガ沢出合のベンチに腰掛け、おやつ休憩にする。
同じメーカーの靴を履いた同年代のおっさんがいたので、軽くご挨拶して。
この靴が気に入ってファンなんだそう。
老爺二人だけど、ROWA(老婆)登山靴談義 (^^

マチガ沢は西黒沢に次いで長く深い沢で、谷川岳本峰に突き上げる。
気まぐれスル〜。

 ただひたすら紅く、ショッキングレッド            ▲ 一ノ倉沢が見えてきた
エゾアジサイ 黄葉グラデーション 武能岳

 一ノ倉沢 

                      ▲ 一ノ倉沢には楽しい想い出がいっぱい詰まっている

観光客の最終ポイントなので、一ノ倉沢出合にはいつも人が多い。
電気ガイドバスは、こことベースプラザ間で運行している。

沢の岩壁とりわけ衝立岩を、懐かしそうにしばらく眺めていた。
今から10年程前に登攀した想い出の地。
衝立岩中央稜
【REPO】 、そして烏帽子沢奥壁南陵 【REPO】

今回は一応ここを目途にしていたのに、おいちゃんが幽ノ沢に行きたがる。

 衝立岩        ▲ 一ノ倉沢出合広場から朝日岳前衛

 ここから先は舗装路から開放されて、落ち葉に埋もれた砂利道に変わりますよ。
 岩壁に嵌め込まれた遭難者を悼むレリーフが多い場所でもあり、真新しい花が供えられているものもあった
 人の数もめっきり少なくなったので、二人とも熊鈴を出す。
 最近の熊さん怖いしね


 ♂ 秋思ウォーク              ▲ ♀ おちゃらけ
                  ▲ 一ノ倉沢を過ぎるとめっきり人の姿は減り、逆に紅葉は賑やかになる
 綺麗やね〜馬蹄形方面     ▲ 幽ノ沢の屏風、堅炭尾根稜線が見えてきた
ずっと静かな道だった 紅葉 何の実かな 豪雪の重みも跳ねのけて 清水国道の遺産


 幽ノ沢 

幽ノ沢出合は、24年前に初めて来て【REPO】、今回が8回目になるけど。
最近は、ちょっと遠く感じられるようになった。
通りすがりの人にはたまに出会うこともあるが、靜かな場所である。

一ノ倉岳から北に延びる堅炭尾根が正面に望まれる。
まさに屏風を立てたように見える。

沢を少し遡って、枯葉(^^;の綺麗な石ゴロな場所でランチにした。
幽ノ沢に水の流れはなく、伏流水が岩の下でジョボジョボして平和 (^^

 一ノ倉岳と堅炭尾根かな(幽ノ沢出合から)       ▲ 幽ノ沢出合から少し入ってランチにする
                  ▲ 長いこと忘れていたのでキレがないけど渾身のパフォーマンス復活
                       ▲ 帰る前にもう一度眺めて想い出に浸るおいちゃん


 幽ノ沢にも楽しい想い出があって、一生忘れることはないだろう。
 沢を遡行して、カールボーデンから石楠花尾根に抜けるV字岩壁を登攀、堅炭尾根を辿って暗闇の芝倉沢を下った。
 16時間半の記録的ハードな山行だった。
【REPO】

 幽ノ沢を下って帰りまっしゅ         ▲ 今ではここまで来るだけで精一杯
 同じ景色だけど           ▲ 逆から見ると新鮮で
                        ▲ 柔らかい日差しで、心休まる紅葉森林浴

 一ノ倉沢では丁度お昼時で        ▲ 子供は道路下の沢でケルン積競争
                           ▲ 若くない二人連れも多かったような

幽ノ沢をおまけに付けて、ようやく一ノ倉沢に戻って来た。
おまけの行程を追加したので、一ノ倉沢から電気バスで帰る?
階段がなかったから大丈夫  歩って帰る

同じような景色を帰るので。
ありっ  マチガ沢あったっけ。 知らん

 西黒尾根登山口まで戻って          ▲ 湯檜曽川の流れを覗き込む
 谷川岳RWのゴンドラが着地スタンバイ         ▲ ベースプラザには入ってみなかった

幽ノ沢から休まず歩いて来たので、何気に疲れた。
次も幽ノ沢まで行くことがあったら、帰りは迷わず電気ガイドバスだね。

インフォメーションセンターのトイレは、故障していて使えなかった
朝は使えましたけど、何で。
貼紙に曰く。
センター内のトイレも使えませんので、土合駅のトイレを使用してください。

山から降りて漏れちゃいそうな人が、いきなり走ってた (^^;
罪な貼紙だよね。

 午後の駐車場は空き始める
 JR土合駅前          ▲ 土合駅にはトイレ客押しかけ中