2024.10.13 (日)   K2Couple No.0829 .

志賀高原
しがこうげん(長野県)
1,500m
紅葉の偵察行

木戸池 一沼 蓮池
コース最大標高差 : 40 10 20
コース累積標高差(+) : 70 20 30
コース累積標高差(−) : 70 20 30
コース沿面距離 : 2.1 km 1.2 km 1.9 km
行動時間 : 1'10" 0'55" 0'30"

* 距離と標高差は おおよそでテキトーです

 蓮池の紅葉は、例年より二週間ほど遅いらしい
  5:05 = 倉渕 = 6:15 道の駅八ッ場ふるさと館 6:25 = 草津温泉 = 7:25 渋峠 = 7:45 木戸池p
 木戸池p 7:55 ... 田の原湿原 ... 9:05 木戸池p = 9:20 サンバレー駐車場

 サンバレー駐車場 9:25 ... 一沼&琵琶池 ... 10:20 サンバレー駐車場 = 10:25 志賀高原総合会館98

 志賀高原総合会館98 10:25 ... 蓮池周回 ... 10:55 志賀高原総合会館98【見学】【L】
 志賀高原総合会館98 11:40 = 12:05 渋峠 = 13:00 草津温泉 = 13:20 道の駅八ッ場ふるさと館 13:35 =
 14:05 道の駅くらぶち小栗の里 14:20 = 15:15

  志賀高原の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


 長かった夏の猛暑が紅葉にどんな影響を及ぼすのかよくわからないまま、志賀高原の湖沼群を偵察することにした。
 登山サイトの山行記録では例年より遅いようだったが、志賀高原サイトの紅葉情報では「見ごろ」の文字が踊る。
 来週末の天気予報が芳しくないようなので、敢えてきょう決行しましょう。

 4時に起きる宣言のおいちゃんが起きてこないので5時前に起こしたら、バタバタ支度して〇〇急便並みの手際良さ。
 はらっぱと荷物が積み込まれて、志賀高原まで下道直行便です。

志賀草津道路経由で紅葉を楽しみながら、志賀高原入りの予定だった。
トイレ休憩の道の駅八ッ場は、混雑で入場できず入口渋滞中
早朝6時の激混みとは 三連休中のお出掛け車中泊組が多いのかも。

大根、キャベツ、白菜などが、我が家のスーパー価格の半分以下で。
しかしまだオープン前だから、購入できずに残念がるはらっぱ。
                  紅葉見物よりも野菜調達ドライブか

 吾妻川不動大橋を渡れば道の駅八ッ場       ▲ ガラ空きの志賀草津道路を駆け上がる
                     ▲ 紅葉は始まっているが、例年の色気がないような ...
                           ▲ 紅葉とは無関係の草津白根山
                          ▲ 山田峠から国道最高地点を望む
 清々しい朝の山岳道路  国道最高地点(標高2172m)ちなみに、麦草峠は2127m
 ガスを吹き上げる活火山(現在は噴火警戒レベル1)            ▲ 白根山の上に浅間山
                            ▲ ご無沙汰の芳ヶ平を見下ろして
               ▲ 前列は浅間、中列は八ヶ岳、そして後列は南ア という豪華キャスティング
                           ▲ 眼下に草津温泉街、遠く榛名山

 国道最高地点に寄って、周りの景色を眺め山座同定する。
 近くは榛名山から浅間連山、そして八ヶ岳や遠く南アまで望むことができた。
 山岳道路のうねりが美しく、清々しさに包まれて気分爽快。
 家を出たときは15℃だったが、さすがに 2000m超えでは4℃まで下がっていた。

 渋峠を越えて横手山のドライブインまで下りたら、笠ヶ岳と雲に隠れ始めた北アが見えているじゃありませんか。
 槍穂高は雲に隠れて見えなかったが、後立山の鹿島槍ヶ岳は何とか間に合ってパチリ (^^

 さて、ゆっくり志賀高原エリアに下りて行くが、紅葉見頃と言うにはちょっと彩やかさに欠ける。
 硯川熊の湯近辺にはバスや乗用車がたくさん集結していて、秋の連休で見かける活気ある様子が伺える。
 公衆トイレを拝借。

 
 志賀のランドマーク 笠ヶ岳     ▲ 北ア 鹿島槍ヶ岳(横手山ドライブインより)
 渋峠を越えても紅葉は映えず         ▲ 硯川 前山公衆トイレに寄って

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  木戸池 & 田の原湿原 

木戸池温泉ホテル着は朝の8時。
周辺の駐車地は、過去に経験がないほど混雑していた。
押すな押すなの大盛況。

木戸池の紅葉は始まったばかりのようで、何気にくすんでいて彩がない。
水面には朝霧が立ち込めている。
カメラマンの狙いは、ファンタスティック木戸池かな。
皆んなの真似っこして、朝霧風景をカメラに納めたりしながら半周する。

私たちは小高い丘を乗っ越して、田の原湿原まで行くことにしていた。

 木戸池温泉ホテル前の駐車場は満杯
  朝日を浴びても輝かず       ▲  水面を這う朝霧を狙っているカメラマン
             ▲ 「紅葉と朝霧」 写真展を飾るのかも知れない大勢のカメラマン氏の作品を見てみたい

池から離れて、心配していた階段の登り。
ピストンした場合ここの下りを心配したけど、はらっぱは大丈夫そうと言う。
駄目だったら、はらっぱだけ湿原を通り抜けて田の原バス停で待ち。
おいちゃんは戻って車を回収し、はらっぱを迎えに来る段取りです。

登り切れば平坦で、湿原までは緩やかな下りだから大丈夫
小高い丘の上から田の原湿原を見下ろしたいがためのルート設定です。

田の原湿原と言えば、ワタスゲなどの花や紅葉した白樺林が見どころ。
4年前に赤城隊と来た時は、ワタスゲの当たり年で感動した。【REPO】

今年はと言えば、足元のシダ類の茶色がやけに際立っていた。

 木戸池から丘を越えて田の原湿原へ
                          ▲ 丘から俯瞰する秋めいた田の原湿原
 シラカバの黄葉には、まだちょっと早いな   ▲ 紅い葉っぱを見ると、速攻飛びつく紅葉偵察隊
 何気に錆色の世界やね〜     ▲ 紅葉と言うよりも茶葉見物の訪問者たち
 まるでグリ〜ンシーズンっぽく         ▲ そろそろ色付いてきたかな的な
              ▲ 田の原湿原のバス停側入口は草紅葉が燃えて、本日一番の紅葉だったかな
ややハートブレイクの はらっぱさん           ▲ ススキが秋を誘う笠ヶ岳
 二人で無事にピストンできて良かった  これくらいの下りはこなせるようになったけど、一度こけた

田の原湿原で休むこともなく、早々と木戸池に引き上げる。
池の周りの数少ない紅葉樹を狙ってパチリ。
紅葉気分を出す (^^

朝霧は既に消えていて、大勢いた人も車も朝霧と共に消えていた
やっぱりあの大勢の人たちは、朝霧目当てだったのかと納得。

往路で歩いた残りの半周を廻って、性懲りもなく対岸の紅葉景色を撮る。
紅葉見頃な木を探しながらトボトボ隊。

 木戸池に戻って残りの半分周回
ムラサキツメクサ ヤマハハコ シラタマノキ ヒメジョオン
ワレモコウ イワショウブ ノハラアザミ ノコンギク
                              ▲ 2024 紅葉の木戸池見納め

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  一沼 & 琵琶池 

見頃と思っていた木戸池&田の原湿原に夢破れ、名勝一沼に移動
一沼の情報は「色付き」ということだったので、あまり期待はしないどこ。

いつもの広いサンバレー駐車場に車を置き。
少し紅葉した木の間をそぞろ歩いた。
ズミの実がたわわに実って、ここぞとばかり写真撮りまくり大会。

はらっぱが遅いので、おいちゃんだけ先行して琵琶池に足を延ばす。
紅葉もしてないし、グリーンシーズンちっくなただの池だったと戻って来た。

 サンバレースキー場の広すぎる駐車場スタート
 ズミだらけ      ▲ 琵琶池のとっつきにはかすった程度で
ブタナ クサフジ ナギナタコウジュ ツルリンドウ
ズミ アキノキリンソウ 超でっかいドングリ ウメバチソウ
 紅葉色付く中を一沼へ     ▲ 何処に行ってもシダの茶色が見頃で困っちゃう
 ヒツジグサの色と形が綺麗で可愛かった      ▲ 居合わせたカメラマン氏も盛り上がらず

 紅葉が素晴らしい一沼という先入観があったけど、今年はすっかり当てが外れた。
 まだ早かったのか訪れる人もまばらで。
 水面に浮かぶヒツジグサは、物想いの秋を醸し出しているようでほんのり嬉しかった


                          ▲ 静かで落ち着いた一沼は最高すぎる
                            ▲ 風もなく、なかなか良い雰囲気です
イヌタデ メマツヨイグサ ゴマナ ヒツジグサ

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   蓮池  

 志賀高原といえば外せない蓮池に行ってみよう。 蓮池は志賀観光の中心地だから賑やかだろうな。
 山の駅の駐車場は、10/4〜10/17 「志賀高原キッチンカーフェア」 なるイベントの特設会場になっており (^^;
 車は車道の反対側
に誘導される。
 山の駅から志賀高原総合会館98へ移動

 志賀高原山の駅       ▲ 山の駅前ではキッチンカ―フェア開催中
               ▲ 今回の紅葉偵察行、最後の頼みは蓮池だったけど ... ここもやや不発な雰囲気
コウゾリナ ウラナミシジミ ナナカマド ニシキギ
 Oh〜 紅葉してるぜ、感動        ▲ 紅葉越しに水面に浮かぶヒツジグサ
 一週間前から「見頃」って書いてあったけど ...         ▲ 確かに、見頃な木もあるよね
                              ▲ ヒツジグサの花、二題
 駐車した志賀高原総合会館98 自然保護センターへ       ▲ 総合会館から振り返る志賀高原山の駅

総合会館に戻って、志賀高原の自然や歴史を勉強する (^^
10/12〜10/14に、奥志賀高原紅葉フェスタ2024が開催されているらしい。

おいちゃんは奥志賀渓谷に行きたかったようだけど。【REPO】
奥志賀は標高が低いので、まだ紅葉はしてないだろうと諦めた。
はらっぱの足が復調してないことも考えて、また改めて訪問することに。

朝からろくに食事もとらずにブラブラしていたので、お腹ペコペコちゃん
広い駐車場の奥に芝の植え込みがあったので、ランチにする。
あれよあれよと、急激に青空が消えて行った
もうすぐ正午だし、紅葉もそこそこ楽しんだので帰りますね。

 ナナカマドのある石のベンチでささやかなランチ
自然保護センターの受付をしていた学芸員に紅葉の話を伺ったら ...
今年は猛暑の影響か、紅葉時期が二週間以上遅れているとのこと
しかも葉っぱが焼けて茶色になっている木が多く認められるので、紅葉しきれずに落葉の可能性もある
鮮やかな紅葉が見られるチャンスはあるかも知れないけれど、寿命は短いのではないかと思われます
... 結局終わってみなけりゃ、わからないということかな

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                  ▲ 志賀草津道路で紅葉を楽しんで帰ろうと思ったら ... ガスガスで
 志賀高原に下る車列           ▲ どんだけ繋がって来るのよ
 バイクツーリングが多かった            ▲ 渋峠の駐車場も満杯で
 群馬県側は青い空なのにね           ▲ 草津白根山、また来るよ

朝の志賀草津道路は日陰だったので、帰りの紅葉を楽しみに。
ところが、最後の楽しみもガスガスで果たせず。
山から下りる反対車線は、驚きの大渋滞。

草津温泉に近付くと、今度は自分たちが大渋滞に巻き込まれ。
道の駅「草津」も、満車を超えて身動きできない感じなのでスル〜。

往路で寄った道の駅「八ッ場」もアクセス道の途中で立往生
何とか潜り込んでトイレは済ませたが、野菜はとっくに売り切れだって

三連休に出掛けるのは、それなりの覚悟がいる。

 やめてよ! 草津温泉までギコギコ