2024.10.27 (日)   K2Couple No0830

長七郎山
ちょうしちろうやま(群馬県)
1,579m
ガスに消えた小沼の紅葉 

コース最大標高差 : 105
コース累積標高差(+) : 180
コース累積標高差(−) : 180
コース沿面距離 : 3.2 km
行動時間 : 3'20"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  小沼対岸から黒檜山
  5:50 = 大洞p = 6:50 大沼畔 6:55 = 7:00 覚満淵 7:10 = 鳥居峠 = 7:20 小沼p
 小沼p7:30 ... 7:40 展望地(小沼平分岐)7:45 ... 8:00 小地蔵分岐 ... 8:30 長七郎山 8:40 ... 8:55 賽の河原 【BF】 9:20 ...

 9:40 小沼水門 【L】 10:15 ... 10:50 小沼p

 小沼p10:55 = 11:00 大洞p11:10 = 桜の広場 = 12:15 慈眼寺 12:20 = 12:40

   長七郎山の場所

 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)




 今週末は赤城山の紅葉を見に行くと決めていたが、最近の猫の目天気は油断ができない。
 紅葉見物ともなれば、秋の暖かいお日様の光が欲しくなる。
 平野部でも が入り乱れて天気予報がコロコロ変わるので、山の上ともなれば博打みたいなもんだ。

 そんな訳で天気予報を小まめにチェックして、その割にはさして深い考えもなく 昨日の予定をきょうに順延した。
 天気は下り坂のようだし山上の展望は早朝が優位だから、7時までには小沼駐車場入りしたい。

 前橋市街地で日の出を迎える             ▲ 赤城山大鳥居
                     ▲ 姫百合駐車場を過ぎると木々が色付いてきましたね
                          ▲ 7時前の大洞駐車場はガラ空きです

いつものように、大洞駐車場に寄って SOUNDIN
大沼に朝霧が立って幻想的な様子だったので、おのこ駐車場に移動して。
水面を低くたなびく雲と朝霧の競演を楽しんだ。

覚満淵の上空にもガスが流れていたので。
おいちゃんだけ独り、朝のランニングに出る。
こんな時は足手まといになるはらっぱだから、車中で留守番係でしゅ

覚満淵には西側から入ったので、逆光が霧に屈折して真っ白白だ。
それでも霧の中に数人の人影が見えて、何やら笑い声が聞こえてきた。

 おのこ駐車場に向かう途中から黒
                            ▲ 大沼の桟橋から朝霧を観賞して
 マユミさん          ▲ 逆光の朝霧を見守る小地蔵岳
 霧の中に早朝の人たち             ▲ 覚満淵から駒ヶ岳


 覚満淵の様子をはらっぱに伝えるのが難しく、ただ真っ白白だったよと言うだけ (^^;
 百聞は一見にしかず、小沼に駆け上がる前に鳥居峠に寄って、思う存分自分の眼で見てもらうことにした。
 車は数台、まだ人の姿は数えるくらいしかなかった。
 空は限りなく青く、いつか見たことがあるような懐かしい景色でもあった。

             ▲ 鳥居峠に立ち寄って朝霧が這う覚満淵と大沼、五輪尾根を眺めた。 気温5℃。

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 鳥居峠からスタートして小沼、長七郎山を周回することも考えたけど、はらっぱに一蹴された。
 では予定通り、小沼一周ということで。
 大沼、覚満淵の清々しい朝を目に焼き付けて、意気揚々と小沼に駆け上がります
 小沼駐車場は車が多く、駐車枠内はほぼ埋まる勢い。


 小沼入口              ▲ ススキを分けて


 長七郎山の西斜面は足元が悪く急なので、登りに使う反時計廻りにしようと思っていた。
 ところが早朝のうちは小沼が長七郎山の影になるので、朝日が当たっていないことに気付く。
 結果、時計廻りで長七郎山を先にやっつけて、後半戦でゆるゆると小沼周りの紅葉を楽しむことにする。

 展望地でK檜や駒ヶ岳そして上州武尊山を眺めた後、振り返ってみれば浅香嶺の上には富士山が見えていたよ。
 何か知らんけど吉兆 (~~

 展望地から黒山、駒ヶ岳           ▲ 黒の左に上州武尊山
                        ▲ まだ陽射しのない小沼上に富士山見っけ
 小沼平分岐の案内板            ▲ 素晴らしい天気になった
 枯れ葉を踏みしめる足も軽やかに             ▲ 紅葉木を流し愛で

時計廻りの長七郎山登りは、傾斜も緩く足元もスッキリ安心です。
だからこっちを下りにしたかったんだよ〜。

登山道のヘアピンに差し掛かると、はらっぱがチョンボ道に入った。
へ〜、ショートカットするんだ。
任せろっ  これくらいヘッチャラだよ v
全ての行動が筋肉や関節のリハビリだと思って頑張れ

 ショートカットの急登に挑戦           ▲ 間もなく正規道に合流

プロムナードちっくな登山道を、おしゃべりしながら歩く。
仔犬を連れたおじちゃんと二言三言。
俺も犬も年寄りだから、どっちが先に死ぬかそれが問題なんだ。
らしい

ちょっと寂しい人生を感じて歩き出すと、北の展望地に出た。
紅葉斜面の先に日光の山々が見える場所だ。
日光白根は2回行ったし、皇海山も紅葉の時期に行ったよね。

 日光白根山と皇海山             ▲ 長七郎プロムナード
 紅葉斜面のガスに浮かぶ日光の山               ▲ ズ〜ムアップ
 長七郎山の気持ち良い頂稜線歩きが続く              ▲ 鈴生りのメギ

ポコポコ歩きから、最後に少し登ると山頂に飛び出す。
二組のカップルさんが帰るところだった。

何度も来ているし、花のない山頂は時間を持て余す。
ガスがグングン上がって来て、富士山や八ヶ岳の姿もない。
地蔵岳は見えていたけど、西側からガスに侵略され始めているし。
消えるのは時間の問題だ。

 長七郎山頂から地蔵岳、木が伸びて見えづらくなった     ▲ 風が冷たいのでちょっと下りてから休憩します
 賽の河原から、ガスに急襲される地蔵岳           ▲ 自分家もボ〜っとしてきたし
 ヤシャブシも寒そうに           ▲ 賽の河原の一番下で B.F.
 青空に紅葉が綺麗だ        ▲ こんな斜面も下れるようになりました
 楽勝やね〜               ▲ 頑張り屋
 粕川源流を飾るモミジ              ▲ マルバダケブキ
 シロヤシオ(ゴヨウツツジ)の紅葉          ▲ 小沼尻の水門まで下りて来た

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                        ▲ ガ〜ン 霧の摩周湖(浅香嶺&地蔵岳方面)
2018 【REPO】
2019 【REPO】
2020 【REPO】
2022 【REPO】 【REPO】
               最後にとっておいた本日のメインビューに言葉がない  4年前の2020.10.18

こういうのやめて欲しいんだけど
長七郎山から小沼に下りた時は、かろうじて岸辺の様子が見てとれた。
あんなに期待して張り切っていたおいちゃん 絶対グレる展開だ。

見る見るガスが広がって、あれよあれよと真っ白け。
三脚を抱えたおじ様が、「5分前までは綺麗に見えてたんだけどね」
このタイミングで一番聞きたくない言葉だ。

その内晴れるだろうよ
緊急カップラーメンを広げて、ガスが切れるまで持久戦を強いられる

 時間待ちのランチタイム
 ちょっと天龍弁財天鳥居まで散歩してきたり            ▲ 令和枯れすすき


 30分以上待ってみたけど、一向にガスが晴れる気配もなく。
 一段と暗くなって、ガスの上は既に青空ではなく、ガッチリ雲に覆われてんじゃねっ。
 遂に諦めて小沼水門のベンチを後にするのだった。

                          ▲ 光を失っても精一杯の紅葉サービス
 こんな感じは秋思だね             ▲ 紅葉のトンネル
 小沼は色気なく、おいちゃんは何気にピース                   ▲ メギ
 ヒロハヘビノボラズ                 ▲ ズミ

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 ビジターセンターは車でいっぱいだったが大洞駐車場は空いていたので、トイレがてらのんびり紅葉を愛でる時間。
 地蔵岳の山麓に広がる紅葉はなななかの見応えだ。
 小沼と比べれば空も明るくなり、車を走らせたらどんどん天気回復、元通りの青空が広がっていた。

 大洞駐車場を取り巻く紅葉             ▲ いつもトイレはここ

後ろ髪引かれて小沼駐車場から大洞駐車場へ
そして今また未練を残して、大洞から家路についた。

帰れば帰るほど、天気が良くなるって何なん
K檜も五輪尾根も秋の景色全開じゃん。
新坂峠まで帰ったところで引き返し、小沼さ〜んまた行くよ

ビジターセンターまで戻ったら、周辺はさっきと同じガスガスのガス
今度は、ほんとに帰りまっしゅ。

 新坂峠で引き返して再び小沼へ行く暇人        ▲ ジタバタして終わった2024赤城の秋