2022.02.12 (土)   K2Couple No.0737 

荒船山 相沢氷瀑
あいざわひょうばく(群馬県)
1,035m
9年前の想い出を追って

コース最大標高差 : 485
コース累積標高差(+) : 570
コース累積標高差(−) : 570
コース沿面距離 : 4.8 km
行動時間 : 5'20"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 登攀組4名 ギャラリー6名で盛り上がりイマイチ

  8:20 = 藤岡IC/上信越道/下仁田IC = 9:10 下仁田町相沢(路駐)

 相沢 9:30 ... 9:40 荒船山相沢登山口 ... 10:10 尾根上がる ... 11:10 荒船登山道分岐 ... 12:10 相沢奥壁氷瀑 12:45 ...
 13:25 荒船登山道分岐 ... 13:55 超遅ランチ 【L】 14:25 ... 14:50 相沢
 相沢 15:00 = 富岡 = 16:20

  荒船山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)
線は9年前のルート


                                ▲ 妙義山と冠雪した浅間山
                                 ▲ これから向かう荒船山

先週末に、たっくん から相沢に来たからって報告 があった。
今年は良い冷え込みで氷が綺麗だという情報、行ってみることにした。
9年前にアイス 【REPO】 に行って以来の、ちょっと懐かしい相沢です。

最近は、ちあきちゃん も通ってるしね (^^

R254から相沢集落に入ると、道路は一昨日の名残雪で真白い。
上信越道を使ったので、家から目的地まで小一時間だった。
集落のドン詰まりまで入ってみると、住人が居るのか居ないのか

 相沢集落から荒船艫岩
 一昨日の雪が残っている           車の通りはないので路駐

 さて荒船山は何度か来ているが相沢登山口から登ったことがなく、駐車場の様子は全く分からない。
 数台しか置けない駐車場らしいし、登山者用と思われる車が数台路駐していたので、その仲間に入ることにした。
 相沢橋を渡ると廃屋風の建物が僅かに数軒あり、林道を辿って駐車場に出ると。
 3台あるだけで、あと2台は置ける感じだったので惜しいことをした。


 数軒の家が建っている            ▲ 相沢登山口駐車場
 荒船山登山道案内図          ▲ 相沢登山口のお知らせです

 鬱蒼とした杉の植林帯を緩やかに登り      ▲ 殆んどの標識は誰かさんに壊されている

沢沿いをダラダラ登ると、丸太を切ったオブジェが歓迎してくれる。
沼田戸神山のような凝った造りではなく、極めて素朴な恥ずかしがり屋風。

気温はマイナス4℃で、積雪10〜15cmくらいか。
無風で暖かく感じる登りだ。
やがて沢から離れ尾根に登り上げると、暑くなってきた。

登山口までの舗装路が凍っていたので、チェ〜ンを付けてきたが。
登山道では湿った雪がダンゴになるので、上着と一緒にチェ〜ンも脱ぐ。

 素朴なオブジェ
 尾根に取付くと南側は開けてくる        ▲ 荒船山方面だろうけど樹間に山並
 展望のない道をひたすら登る           ▲ 正面に荒船艫岩です


 ツボ足なので滑りやすく、特にトラバースが続く区間は慎重に足を運ぶ。
 谷側に滑り落ちたら、かなり落っこちる急斜面のいやらしさだった。

トラバース区間が終わると、荒船登山道から離れて氷瀑ルートに分岐。
気合の入ったセンスのいい標識が良い。

一旦沢に下って隣の小尾根に登るルート。
積雪量も増えて、膝を越えるくらいだから40cmという感じかな。
時々ズルズル滑りはするが、ノーアイゼンで頑張りましょう。

丸い AIZAWA ICEFALL の標識イラストで意見が割れる。
@ 熊さんの手形 A 相沢氷瀑群の配置をイメージ  さてどっちでしょう

 出来立ての標識らしい
 氷瀑ルートに下る       ▲ ルート案内の丸標識が随所に出てくる

沢底で小さな流れを渡渉して、尾根上の登りがややきつい。
ちょっと甘く見ていたけど、先日の黒檜山と同じ標高差485mだ。
結構雪深いので、足元がおぼつかないはらっぱは苦戦する。

まあそのうち着くだろうと、いつもの亀足隊は健在です。
「頑張って歩いていれば目的地に着く」 のが山のいい所 (^^
氷瀑見物なので諦めてはいるけど、アプローチの楽しみは何もない

 お嬢さん♪ ご苦労さんです             ▲ 渡渉 ドボン注意
                             ▲ ここからしばらくは我慢の登り
 ただひたすら登るだけなので、楽しいとは言えない            ▲ 丁寧に作ってあるね
                           ▲ 斜面から小さな雪崩が落ちてくるし

で、ようやく目的地にとうちゃこ。
皆んなはここに寄って荒船山をめざすが、私たちはここが目的地な訳で。
ちょっと先のエイプリルフールまでは、雪が深いらしいのでカットした。

たっくんの言う通り立派な氷瀑に成長していた。
クライマーを入れた写真を撮りたかったが、未だ4人がスタンバイ中で。
その内に、見学者2組4名さまも到着する。

 中間テラスの広がりが大きい          ▲ 上部は繊細な氷の芸術
                            ▲ クライマーが攀るのを確認して帰る

ここでクライマーを応援しながらランチのつもりだったけど
安全な場所が確保できず、クライマーもダラダラしてるしで動きとれず。
対面の雪の斜面に上がって、不安定に立ったまま待ちぼうけ

ようやく登攀が始まるのを見ると、昔の想い出が彷彿と蘇ってきた。
あの頃は怖いものなしだった。
今より9歳も若かったし (^^;

 帰るじょ〜                ▲ そろりそろり

 若い男の子がやってきて滑り止めの話になる。
 危ないからアイゼン付けた方がいいですよと親切なアドバイスをいただき、それは分かっているので付けてみた。
 けど、やっぱり団子状態になって余計に危ないので、またすぐにはずした (^^
 こんなに積もっているとは思わなかったし、この雪では八本爪も持ってくれば良かった。

 雪が凍っていて滑るのではなく、いくら蹴り込んでも枯葉の上に乗った雪もろとも滑り落ちてしまうのだ

 雪の下は枯葉なので良く滑る          ▲ 無事に渡渉地点まで戻って
 山下りのプロ           ▲ ランチ場所は何処だ〜い
 雪に隠れて良く見えなかったけど二つ目    ▲ 陽当たりの良い場所見っけ( PM2超遅らんち )
 相沢に注ぐ支流              ▲ はい〜下山完了
 人っ子一人会わない寂れた山村            ▲ 路上駐車も朝のまま

出た〜 おいちゃんのひと言。
『 楽しかったね〜 』 ... あまり楽しくなかった証拠。

アプローチは確かに楽しくはなかったけど。
でも、たっくんの言葉に誘われて出掛けた相沢氷瀑は綺麗だった。
昔の想い出に浸れたのが、最高のご褒美になったよね

こんな訳で、春のお花見は来週のお楽しみに順延でした。
明後日14日のバレンタインデーは、コロナワクチン接種日のおいちゃん。
天気も下り坂だし、明日は家でのんびりして体調を整えよう (^^

 下仁田の踏切で上信電車に遭遇