2022.02.19 (土)   K2Couple No.0738 

榛名 船尾滝
はるな ふなおだき(群馬県)
780m
滝見 & 花見 & 滝見

コース最大標高差 : 140
コース累積標高差(+) : 190
コース累積標高差(−) : 190
コース沿面距離 : 2.0 km
行動時間 : 1'35"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 船尾滝は全然凍っていなかった (^^;

  9:00 = 9:55 船尾滝P

 船尾滝P10:10 ... 遊歩道 ... 10:35 船尾像 ... 10:40 東屋 ... 10:50 船尾滝東ルンゼ 11:05 ... 11:15 船尾滝 【滝沢川渡渉】 ...
 11:30 東屋 ... 林道 ... 11:45 船尾滝P
 船尾滝P11:50 = 高崎 = 13:00 安中市雲門寺【L】 13:35 = 14:00 麻苧の滝 15:10 = 16:10

  船尾滝の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)



                            ▲ 榛名山も今年は雪が多いらしい

昨日は、前橋市でもそこそこの降雪があったらしいので。
船尾滝のアクセスは何処まで車が入るのか?
そんな心配をよそに、行ってみれば一番奥の駐車場まで入れた (^^

今日は長野県もどん曇りの予報なので、当初の計画はボツで。
例年にない積雪の榛名山狙いにしたが、裾野の公園で折り合いをつける。
その後安中に移動して、春の花鑑賞と氷瀑をもう一つ訪ねることにした。
欲張りで一貫性のない計画でしゅ

 船尾滝駐車場(下段)
 ← 滝沢川沿いの遊歩道コース          → 舗装された林道を行くコース

船尾滝はその昔、水沢山からの周回で行ったきりで。【REPO】
従って今回初めて、下から車で訪問する訳で。
船尾滝周辺は、船尾自然公園として吉岡町の手で整備されているようだ。

駐車場からは、水沢上野原林道を辿るコースと遊歩道コースがあり。
登りは遊歩道、帰りは林道を下ってみることにしよう。

遊歩道コースは、林道をショートカットする形で滝沢川沿いを行く。
出だしはノートレースで、ときどき林道とクロスする。

 遊歩道コースの方が何気に親しみやすい
 地形図では堰堤が7つもある滝沢川           ▲ 綺麗な階段を登ったり
 林間をポコポコ歩いたり   ▲ 開けた場所で気持ち良く、丁寧な案内標識が続く

公園全体を見下ろす小高い場所に、船尾像が鎮座している。
観音様風で、とっても優しい顔をしている。

そこから少し下ってドームの中には、静思像が座している。
ドームの中で静かに思いを巡らしている感じが、実に可愛く癒される。
水沢山から下って来た時に、最初に出会うのがこの船尾像と静思像。
地元の伝説とは関係なく、己の生き方に迫る作品のような気がする (^^

 船尾像              ▲ 静思像

公園の中心部には東屋があり、外にはベンチもあるが雪が積もっている。
ここから船尾滝を眺めてみると、滝水がサラサラ流れていて凍ってない。
船尾滝が凍結して見事だという情報は、フェイクだ。

周りを見廻すと、船尾滝の左手に人影が見えて声が聞こえるよ。
滝沢川の小橋を渡ると、その方向にトレースがあった。

 凍ってないじゃん           ▲ 東屋はとりあえずスル〜

真新しいトレースは、山間に入り込んで登っていた。
僅かな距離で、大岩を乗っ越すと氷瀑を確認する。

5人(♂3♀2)のクライミングGが、今まさに取付いているところだった。
リーダーらしき人は、この1月にグランドフォールして骨折中だとか。
この氷瀑には名前がないみたいで、船尾滝東ルンゼと命名する。
バレンタインチョコって名前が良かったかな (^^

右岸の岩と氷の間を若い女性がリードしている。

 クライミングチームと仲良しになる     ▲ 落ちていた氷の太さは、直撃したら即死級
 クラゲのような エノキダケのような    ▲ リーダーは座ったまま若者たちに指示出し専門

私たちは見学するだけなので、長居は無用ということでお別れする。
本物の船尾滝が凍っていないのは残念だけど、せめて周回して帰ろう。

滝沢川の右岸の深いトレースを、ヨイショヨイショ登っていると。
吊り橋の板が外されていて渡れない、と言って単独氏♂が戻って来た。
渡れないのなら、渡渉するしかないよね

おいちゃんの渡渉ルートが気に入らないはらっぱは。
最後のジャンプを嫌って、対岸の雪の斜面に乗り移って楽勝パタ〜ン。
ドボン回避の安全策

 引き上げるよ〜
 渡渉地点を探しながらウロウロ          ▲ 最後は対岸に着地成功
 船尾滝直下     ▲ 吊橋の下を通って橋のたもとまで深雪を登る
                ▲ よく見れば端のワイヤーを伝っても渡れそうな(無茶は止めましょう)
 橋のワイヤーを少し伝って赤城山パチリ           ▲ 周回して東屋に戻る

もう正午近いから、東屋でランチと思ったけど湿っているので却下。
もっといいところが他にあるでしょよ。

帰りは遠回りを承知で林道を歩いてみた。
これが案外歩きにくく、はらっぱだけ途中から遊歩道に逃げる。
やっぱり遊歩道チョイスのはらっぱが、先に駐車場に着いたのだった。

皆んな何処に行ったのかは知る由もないが。
駐車場はそこそこいっぱいになってたね。

 林道で顔のない雪だるまを激写


 さて次は安中市松井田に移動して、春の妖精に逢いに行く。
 ほぼ毎年訪れる雲門寺ですが、昨年は何気に時期を逸していて、余り元気でない春の妖精さんでしたけど。
 今回もやっぱりちょっと出遅れ感あり … 。


                         ▲ 安中は妙義山が至近距離で迫力満点

ナビに案内されて、再び高崎市内に舞い戻ってしまった。
10年位前から、榛名山も半分は高崎市になっちゃったせいもあるけどね。

先ず目に付く派手カラーの福寿草は、元気いっぱいに咲いていた。
心配していた節分草も、今年は寒い日が多かったせいか、まさに満開
ちょっと数が減ったような気もしますが、嬉しい春を届けてくれました。

お寺で法事があったようで、奥様にはお会いできませんでした。

 また逢いに来たよ〜             ▲ 春を呼ぶ福寿草
 白梅          ▲ 節分草を愛でる女性
ロウバイ ワビスケ フクジュソウ セツブンソウ スギ花粉製造元


 次は、最終目的地の麻苧あさおの滝です。
 同じ松井田町内で近いけど、途中の『まゆっ娘』 で野菜を仕入れたりしてのんびり。
 1/30付けの地元紙「上毛新聞」記事に触発されて、大分時間が経ってしまったが行ってみることにしていた。
 安中市側から裏妙義の丁須の頭に登る登山口にある滝で、今年は綺麗に凍結してるらしいので後学のためにちょっとね。
 分かりづらい場所ですが、R18の碓井バイパスと旧道が分かれるポイント辺りです。

 駐車場からちょっと歩いて麻苧の吊橋で碓氷川を渡れば、御岳コースと鍵沢コースの分岐。
 御岳コースは尾根通しに御岳を経由して丁須の頭に至るものですが、地理院地図には記載がありません。
バリルート?
 鍵沢コースはその名の通り、鍵沢を詰め第二不動滝を経て丁須の頭に至るもので、いずれも遭難者多発ルートです。
 麻苧の滝は両コースの間にあるけど、御岳コースから入るよ。
 目的の滝までは、特に危険な個所はありません。


 麻苧の滝駐車場(トイレ付き)            ▲ 麻苧の吊橋を渡る
 御岳・鍵沢コースの分岐点に登山注意の警告           ▲ 登山道はコチコチに凍ってた

日陰道なので凍っていると思い、駐車場からチェンスパ装備でスタート。
吊橋を渡り終るとすぐに、丁須の頭登山道の警告があった。

登山道沿いには七福神と思しき神様たちが祀られているが、気が付いた限りでは不動明王を除いて五神だけ。
麻苧七滝七福神というのだそうな。
弁財天と寿老人は、どっか遊びに行っちゃったのかな行方不明。

そんなことをしながらブラブラ登って滝見橋に着く。
ちょっと融けたのか、上半分は繋がってなかったような。

 こんなとこに立派な東屋やテーブル
 福禄寿が乗った岩の横を通って        ▲ チョックストーンの 「安産岩」 を潜る
布袋尊 福禄寿 毘沙門天
          
大黒天 不動明王
(七福神じゃないし)
恵比寿
            上毛新聞 2022年1月30日 社会面記事(抜粋の上、構成変更)
                       ▲ 先客の若者と一緒に麻苧の滝で(別名父滝)
 落差40mの滝らしい       ▲ 裏に廻れそうだったけど怖いから止めた

麻苧滝の凍結は最盛期じゃなかったようだけど、確認はできた。
それでも、数名のお客さんが訪問していたね。

きょうは、総じてまとまりのないドライブだったが、気楽な週末だった。
ちょっと手抜きな一日だったけど (^^;
船尾滝は懐かしく。
春の妖精は、昨年よりフレッシュな咲きっぷりで。
麻苧滝は可もなく不可もなく、それなりに

 麻苧滝の奥に見えるのは祖滝と曽瀧かな     ▲ 何気においちゃんも安産祈願で締めくくる