2022.02.26 (土)   K2Couple No.0739 

高峯山
たかみねやま(長野県)
2,106m
高峯山で超シルバートレッキング

コース最大標高差 : 135
コース累積標高差(+) : 225
コース累積標高差(-) : 225
コース沿面距離 : 3.5 km
行動時間 : 5'00"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です ▲ 雪庇エリアで無邪気に遊ぶ www
  7:20 = 藤岡IC/上信越道/佐久IC = 9:00 車坂峠高峰高原ホテルP
 車坂峠P 9:25 ... 9:30 鳥居 【スノーシュー装着】 9:50 ... 10:15 展望台 10:30 ... 11:05 粒ヶ平 ... 11:55 高峯山 【L】 12:45 ...
 13:05 粒ヶ平 13:20 ... 13:55 展望台 14:05 ... 14:25 車坂峠P
 車坂峠高峰高原ホテルP14:45 = 碓氷峠 = 16:50

    高峯山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)



 冬型の気圧配置が緩んで、久しぶりに暖かい日を迎える山日和予報の週末土曜。
 「齢85を前に老け込むのは未だ早いよ」 と、ある意味無茶ぶりながら赤城隊に無理のない雪山を提案してみた。
 一昨年一緒に行った霧ヶ峰(鷲ヶ峰)
【REPO】 を予定したが、雪崩のためビーナスラインが通行止めになってしまった
 次善の策として、5年前に同行した高峯山 【REPO】 を提案して同意を得る。
 シルバー隊の年齢を考えると無理は禁物なので、山頂にこだわらず行けるところまで行って雪山を楽しもうという主旨です。

                           ▲ トイレ休憩で寄った佐久平PAから、北ア稜線にほれぼれする

朝7時に我が家に集合したときはマイナス2℃。
久しぶりの顔合わせだったが、とても元気そうで良かった。

きょうは天候に恵まれて、山岳展望は素晴らしかった。
佐久地方から眺める最高の山並みが、シルバー隊に大いなる期待と安堵と勇気を与えてくれる。

北アの展望に心ウキウキ上機嫌で、佐久ICを降りる
ゆっくりのんびり雪山を楽しめそうだね

 その景色を正面に見ながら佐久ICまで快感ドライブ
                ▲ 佐久市内グリーンロードから今日のターゲット高峯山もスッキリ晴れている
 チェリーパークラインは概ねドライ&日陰はスノ~       ▲ 高峰高原ホテルに滑り込みセ~フ
                                  ▲ 車坂峠より八ヶ岳と遠く中央アルプス

快調なアプローチで車坂峠に到着。
雲一つない青空に、富士山や八ヶ岳、中央アルプスが素晴らしかった。
山岳写真を撮ったりホテルで小用を足したり慌ただしい。

例年にない降雪量なので、足元はスノーシューとワカンにする。
高峯神社の鳥居で、久しぶりの冬装備に手間取るよね~
鳥居は雪に埋もれて全く見えてなかったので、正確には鳥居の辺で

なくなってみると、鳥居が何処にあったのか曖昧だけどね (^^;

気温はそこそこマイナス4℃で、手指は冷たかったが。
気温上昇を見越して、セーターはザックの中へ。

 高峰高原ホテル前の駐車場から黒斑山

 高峯神社の鳥居なかったね(積雪3m以上)         ▲ 展望台までの登り100mを頑張る
                                  白きたおやかな上越国境の山も綺麗だった

展望台までの100mが、きょうの調子を占う最初の登りです。
時々立ち休みを織り交ぜて、ゆるゆると呼吸を整えながら登るね。
心配はすぐに杞憂となり、順調な出足。

谷川岳等の上越国境を樹間に眺め。
展望台からは、高峯山に伸びるポコポコ稜線が見渡せる。
ポコポコ稜線からは、黒斑山や八ヶ岳の姿が大きい。

鷲ヶ峰の場合、登り始めから山頂までずっと大展望に恵まれるが。
ここ高峯山では、山頂まで行かないと北アの展望は得られない仕掛け

 展望台にて
 見えて嬉しいでっかい富士山        ▲ さてここから稜線の凸凹を楽しもう
                ▲ 北面(右側)はアサマ2000スキー場だが展望なく、南面は広く開けている
 シュカブラ(風紋)            ▲ 気持ち良くポコポコ
 覗きたくなる乙女心    ▲ 久し振りの雪山で、身も心も全開放の真吾さん
                              ▲ 暫く遊んで行きましょう
 ♂ワクチン接種済 ♀来週予定             ▲ パワフルはらっぱ
 リイ様      ▲ 飛んでけ~的な解放感、赤城隊カップル

高峯山は花の百名山になっているけど、積雪期も遊び心満載で。
とにかく標高差も距離も少なく、これだけ遊べるのは超お買得な山だ。
天候に恵まれれば、特に危険な山域ではなく無条件に楽しめる。
雪庇の発達した開けた場所で、いつものように遊びまくり大会。

我が隊としては、14回目の訪問になった。
困った時の高峯山とも言える。

 はらっぱの役者根性は健在            ▲ 待っているおいちゃん
 思い出したように歩き出す         ▲ ようやく高峰温泉分岐(粒ヶ平)
 帰りに滑った人がいるし           ▲ 快調に山頂まで行けそうだ

夏道は稜線トラバースちっくで楽勝だけど。
斜面のきわどいところは、稜線通しにトレースがあってアップダウンする。
積雪量多く、何度も木の枝に帽子を取られるしかがみ腰がキツイかも。
だが、高峰温泉からの雪山ツアー団体(20人以上)がスライドしたので。
残されていたのは、圧雪完全舗装な道でして (^^;

やがて次の雪庇エリアで稜線から外れ、雪庇下の圧雪トレースを辿る。
楽チンやね~。
高峯山最高点を通過すれば、少し下って高峯山頂となる。

 最後尾のはらっぱ
 稜線の雪庇ゾ~ン              ▲ 雪とツララ
                              ▲ 改めて黒斑山と剣ヶ峰
 気持ちの良い雪庇エリアを行く              ▲ 圧雪舗装道路

 高峯山頂のシンボル岩           ▲ 高峯神社に挨拶して
                           ▲ 山頂標識で登頂記念ショット
                         ▲ ちょっと風はあるけど、ヌクヌクお弁当タイム

 全員揃って、高峯山まで歩くことができて良かった
 高峯神社にお参りして、山岳展望に最適な場所を選んでランチタイムにいたします。
 大岩ゴツゴツの山頂も、積雪多くやや平らっぽくなってたし。
 
 何度も訪れている高峯山ですが、きょうのような展望に恵まれることは稀で、意外に相性の悪い山頂ではありましたが。
 きょうは過去の借りを一気に挽回する勢いで、小一時間のまったりランチでだらけた。
 しかも、完全に貸切り山頂って訳。
 極楽極楽 高峯さま (^^


 再び火山性微動の不気味な御嶽山(手前は美ヶ原)                     ▲ 乗鞍岳と霞沢岳
                               ▲ 槍穂高連峰から五龍岳まで北アの銀嶺が一直線
                                       ▲ 穂高ビック3と槍ヶ岳
                        ▲ 池の平湿原の上に聳える飛騨山脈の重なり(立山連峰と後立山連峰)
        ▲ 高峯山頂から八ヶ岳の中央部(麦草峠)を眺めると、甲斐駒ヶ岳の左に南アの盟主北岳、右に南アの女王仙丈ヶ岳が見えるんだね
 黒々槍の穂先        ▲ 高峯山さようなら、帰りはツボ足で
                               ▲ 楽しい雪上歩きです
 天候が崩れず良かった          ▲ 帰りは何気に足取りも軽く
                    ▲ 往路で遊び呆けた辺りで、事情があってスノーシュー再装着
 何か変なんだけど            ▲ 展望台へ最後の登り
 泣いても笑っても最後の登りですよ~        ▲ これしきの雪山ならまだまだ大丈夫
 このあとトレースを外して新雪歩きのはらっぱだった            ▲ 婦唱夫随の赤城隊
 ハンノキの実              ▲ 全員無事帰着
 高峯神社鳥居の上で不遜な            ▲ 装備を片付けて終了
                               ▲ 浅間山さん またね


 いつもの通り、帰りは碓氷バイパス経由の一般道でのんびり走る。
 これが最後の雪山と言って赤城隊を誘いましたが、きょうの様子ではまだまだ大丈夫そうですね。
 昭和のジジババパワ~恐るべし
 機会があればまたいつか何処かで、そのパワ~を分けていただきたいものです (^^

 高崎に着いて、我が家でお茶などしてお見送りします。
 何気に疲れたけど楽しい一日だった。
 赤城隊さま ありがとうございました。
 また逢う日までごきげんよう。


☆ レポ作成にあたり、赤城隊から提供された画像をたくさん使用しています。 この場を借りて御礼申し上げます