2022.05.04 (水)   K2Couple No.0749 

中山(中山砦)
なかやま(山梨県)
887m
街中の超低山を歩いてみた

コース最大標高差 : 320
コース累積標高差(+) : 420
コース累積標高差(−) : 420
コース沿面距離 : 6.8 km
行動時間 : 3'50"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  中山展望台にとうちゃこ

 三日月山荘 7:10 = 7:35 北杜市営駐車場

 市営駐車場 7:40 ... 7:55 林道分岐 ... 8:45 中山峠登山口 8:50 ... 9:25 中山展望台 【L】 9:55 ... 10:05 中山 ...

 10:55 曲足林道登山口 ... 11:20 林道分岐 ... 11:30 市営駐車場

 市営駐車場 11:40 = 台ヶ原宿 = 道の駅白州 = 12:40 三日月山荘 18:30 前田さんご夫妻合流 【泊】


    中山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)



 はらっぱ独りで、清々しい朝の散歩

 標高900m 二日目の朝       ▲ 散歩のお供は鳳凰三山という贅沢
 ぼんやり朝の富士山          ▲ ヒメオドリコソウにも霜が降り
 夜明けの金峰山シルエット           ▲ 鳳凰三山と真っ白な北岳
 朝日は信州峠の方から昇って来た      ▲ どっちを見ても登った山ばっかりで感慨深い
アメリカスミレサイシン スミレサイシン ニョイスミレ カキドオシ
コバノガマズミ ジシバリ ハルジョオン

 市営台ヶ原駐車場に一番乗り         ▲ 甲州街道台ヶ原宿の石碑


 道の駅「白州」に近い中山に登るに当たって、中山を取り巻く林道の登山口付近にも数台は停められるようだが。
 時間的余裕もたっぷりあるので、甲州街道台ヶ原宿の広い市営駐車場を利用することにした。
 宿場の路地を縫って、R20(旧甲州街道)と並行する尾白川を渡り、民家疎らな中山砦エリアの林道に入る。


何気に反時計廻りに足が向き、林道の分岐を右に折れる。
いきなり山際にヤマフジの花がオテンコ盛りで、見事な光景だった。
公園で見る藤棚と違い、自然のなせる最高の造形だ。
道端にフキを見つければ、ちゃっかり収穫して今晩のおかずになる

舗装された明るい林道には、全く人の気配なく。
ただ三人で花を探し、カメラに収め、ブラブラおしゃべり歩きです (^^

 ヤマフジが見事な咲きっぷり
 小粒なヤマツツジ満開                ▲ トコトコ
 スミレも、母の日のブーケちっくに可愛く       ▲ 子供たちの歓声が響く白州キャンプ場
コバノガマズミ オトコヨウゾメ ヤマツツジ マユミ
ゴヨウアケビ マルバスミレ ムラサキケマン チゴユリ
ニガイチゴ コアジサイの蕾 イカリソウ カキドオシ
オダマキ タイツリソウ 日本桜草 ヒラトツツジ(花車)

新緑の林道を仲良く歩き、駐車場からほぼ1時間で中山峠。
伐採されたぶっ太い丸太が積まれていて、恰好な休憩ポイントだ。
暑くなってきたので、衣類調整&ドリンク休憩。

しばらく続く急登に備えて、おいちゃんは帽子からタオル捲きに。
きょうはグリ〜ンじゃなくてブル〜 (^^

 新緑に囲まれた林道を行く           ▲ 中山峠の登山口で一本
 いきなりの急登も、階段の工夫で登りやすい             ▲ ヤマツツジ応援団

斜め斜めに設置された階段が凄く登りやすく、なるほど〜と感心しまくり。
おかげで快調に登り切れば緩やかになり。
林間のフカフカ道は、お年寄り向きの願ってもないプロムナード。
贅沢を言えば、もう少し風が欲しいかな (^^

やがて木々が伐採された開放的な空間が現れ、心身を解き放つ。
街中に、こんな公園ちっくな山があるなんて嘘みたい。
この山を選んだおいちゃんを誉めてあげたい。

 展望台まで150m頑張る          ▲ 最後はチンタラ登りで楽勝
                                ▲ 展望台が見えた

13mあるらしい最後の登り。
展望台からの眺望は、まさに360°
富士山や八ヶ岳などは霞んでいたが、至近の甲斐駒ヶ岳はでっかいぞ。
南ア前衛の里山と言っても過言ではない。

各方面のパノラマ案内図が手すりに設置されていて、山座同定できる。
のんびりしてそうな里の風景も良い。
南アは夜叉神峠から見たかったけどね、本当は。
( 実は、ほぼ半世紀前に新婚旅行で夜叉神峠に上がったのですよ

 展望台を見上げて              ▲ パノラマ案内図

まだ10時前だったけど、景色を見ながらここでまったりしたかった (^^;
が、若い愛犬家グループが犬連れて上がって来た。
何か落ち着かないので、飲み食いは止む無く中止。
彼らと入れ替わりに下りて。

切り株に腰掛て、コンビニで仕入れたパンを食べて寛ぐ。
仔犬たちの鳴き声がうるさい。
だって一人が複数の犬を連れて、人間より犬の数が多いんだもん (^^;

 ここで軽くランチと思ったけど ...
                               毎日見ている八ヶ岳だが見える範囲が違うよね
                                これも毎日見ているんだけど、一番近くまで来たよね ・・・


 中山展望台をあとに中山の山頂(中山砦)に着いてみれば、ランチしている間に先行した愛犬家たちが休んでいる。
 山頂は林の中で展望はなく、夏季の里山としてはこの日陰にホッとする場所でしょう。
 三日月さんとおいちゃんは、中山砦の遺構に興味を抱いて歩き廻っていたけど。

 戦国時代の山城中山砦があった場所らしい         ▲ 中山砦とその周辺の歴史案内
 二等三角点標石             ▲ いちおうタッチ

そそくさと山頂をあとにして。
後半戦は、曲足林道登山口に下りて周回します。

傾斜も緩く石や根っこもなく、凄く歩きやすい道なので足に優しい。
目をつぶっても歩けそうなくらい。
花は皆無なのに、ニョロニョロがいた (^^;

先頭のおいちゃんが蛇を踏みそうになったのを、三日月さんが目撃。
蛇と遊んでいるようだったが、はらっぱは見ないようにしていた
そのあとトップを歩かされて、出会うのはフデリンドウばっか (^^

 曲足林道登山口に下山します
 緑の回廊       ▲ 小さな沢を渡れば間もなく林道出合
ここにもチゴユリ あちこちにフデリンドウ フモトスミレ ミツバツチグリ
 曲足林道に出た      ▲ 未舗装林道で皆んなに置いてかれた
 三日月さんはフェミニスト紳士            ▲ また八ヶ岳見ちゃった
ニガイチゴ ニオイタチツボスミレ タチツボスミレ フデリンドウだらけの道
八重咲きヤマブキ カキドオシ クサノオウ ムラサキケマン
ヤマブキ色 昔懐かしいレンゲさん コウゾリナ ギンラン


 市営駐車場に戻ったのは、まだお昼前。
 おいちゃんが美味しいうどんを食べたいと言うので、歩きで台ヶ原宿の偵察に出た。
 うどん屋さんは見つからず、酒蔵の七賢や信玄餅の金精軒などの老舗店が賑わっている。

 毎日お昼は麺類で生きてきたおいちゃんなので、山梨県に来てもうどんの呪縛から逃れられない
 激混みの道の駅「白州」併設のスーパーに寄り、食材を仕入れて三日月山荘で食べることにした。
 収穫したフキも食卓に載ったし、三日月料理長が腕を振るった三日月うどんも美味しかった。
 おいちゃんは何も仕事せずに、ビールを飲んで食べるだけ (^^;


 台ヶ原宿でうどん食べたいけど         ▲ 道の駅「白州」で食材調達

お昼を済ませば特にすることもなく。
巨人戦をTV観戦したりして、皆んなでだらけまくり大会。

前田さんご夫妻が予定より早く、頑張って6時半には到着したので。
久し振りに揃ったフルメンバーで、賑々しく食卓を囲むのだった。
前田さんから、先月28日に谷川岳の滑落事故を目撃し立ち会った話。
切なく悲しい話題ではあったが、自戒を含めて貴重な話だった。

明日の予定を決めて、おやすみなさい zzz

 三日月山荘に灯が点って前田さんを待つ