2022.06.04 (土)   K2Couple No.0754 

小烏帽子岳
こえぼしだけ(長野県)
2,043m
花の時季を1ヶ月間違えた

コース最大標高差 : 315
コース累積標高差(+) : 480
コース累積標高差(−) : 480
コース沿面距離 : 8.9 km
行動時間 : 6'55"
* 距離と累積標高差は YAMAP GPS data です  K2Cの山登りは、24年前にここから始まった
  4:55 = 藤岡IC/上信越道/佐久IC = 6:25 地蔵峠P

 地蔵峠P 6:40 ... 【ワラビ狩り】 ... 7:50 リフトtop ... 8:15 鐘分岐 ... 8:25 中分岐 ... 9:10 小梨平(鞍部)9:20 ...

 10:00 稜線分岐 10:10 ... 10:30 小烏帽子岳 【L】 11:05 ... 11:25 【花探し】 ... 11:55 小梨平 12:10 ... 12:50 中分岐 13:00 ...

 13:15 キャンプ場 ... 13:35 ロッジ花紋ソフト・地蔵峠P
 地蔵峠P13:55 = 浅間サンライン野菜の店 = R18碓氷バイパス = 安中 = 16:30


 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)
                               烏帽子岳の場所


仕事が遅くまでずれ込んで、夜遅くに明日の行く先を考える。
浅間エリアは即決ながら、おいちゃんは黒斑山。
『 黒斑より烏帽子の方が花が多いよ 』 はらっぱのひと言で決着した。

昨年もこの時期に行っている。【REPO】
余り天候には恵まれなかったが、花は多かったような気がする。
そのリベンジマッチと決まれば、遅寝早起きを心掛ける (^^;
3時間程度の仮眠で、5時には出撃した。

八風山TNを抜けるとドン曇りだったが、地蔵峠は雲の上だった
爽やかすぎる5℃。

 昨年の小烏帽子はガスだった
 浅間山の姿なし          ▲ 地蔵峠に上がれば真っ青青


 どのルートで小烏帽子岳まで行くか決めてなかった。
 キャンプ場経由の烏帽子登山道は花が少ないから、第一スキー場から上がることにする。
 先週と同じく、スキー場ゲレンデを歩いているとワラビが誘惑してきます

 「ちょっと貰っていこうか」 ってはらっぱに声を掛けたら、その左手には既にワラビが握られている (^^
 まだ朝が早いから牛さんが不在で咎められることもなく、暗黙のうちに夫婦共稼ぎパートタイム。
 シワシワだったおいちゃんのザックが、縦走装備ちっくに膨れ上がった。

 レンゲツツジは準備中です         ▲ 一面に広がるシロバナヘビイチゴ
 タチツボスミレもわんさか咲きで           ▲ フデリンドウはお目覚め前
 ワラビの部は終了して    ▲ あっちにもこっちにもズミが可愛く咲き始めていた
シロバナヘビイチゴ ミツバツチグリ クサボケ ちょっと伸びすぎたワラビ
アズマギク レンゲツツジ タチツボスミレ ヤマガラシ
ウマノアシガタが風に揺れ 背中に西篭ノ登山 ▲▲ いっぱいあったフデリンドウ
 リフトトップから牧柵内へ       ▲ しみじみと湯の丸山を眺めてパン休憩


 牧場内には思ったほど花がないので、途中から登山道に出る。
 風は爽やかで暑くもなく、花を探しながら鐘分岐まで。

 東屋スル〜       ▲ 上信越高原国立公園 湯ノ丸高原
 ミネズオウ            ▲ ツガザクラさんお目見え
 角間山と四阿山            ▲ 鐘分岐にとうちゃこ
オオカメノキ ミヤマヤナギ ミツバオウレン ショウジョウバカマ
                      ▲ いつからだったか、浅間山域の案内板が整備された

鐘分岐から湯の丸山に登るフリをして (^^;
烏帽子登山道の中分岐めざして、直角に左折する。

しかしこの道は、笹が元気に登山道まで張り出してしまって。
花の姿など全く見られなくなった。
つまらない道である。

 カラマツ林の新緑           ▲ 中分岐までおよそ10分

中分岐からは湯の丸山捲き道なので、ポコポコお散歩気分だが、
徐々に石や岩が多くなり、歩きにくい道になる。
積雪期に歩くのが楽で良い。

八ヶ岳展望場所では、北八ツだけが見えて南は雲に遮られていた。
富士山は未確認。

湯の丸烏帽子のコル小梨平に着くなり、横になって寝る気になっている。
おいちゃんは、慢性的な睡眠不足症なのだ。

何やってんだか、毎晩夜更かししてるからだよ

 かろうじて八ヶ岳
 烏帽子岳が見えた           ▲ ちょっと仮眠休憩ね
タチツボスミレばっか ミツバオウレン ニガイチゴ 青空に可愛く

俺はここで寝てるから独りで行って来い、と言うおいちゃん。
仕方ないので、その気になって先へ進む。
人の気配を感じて振り向けば、ひたひたと後を追って来てたのよ (^^

稜線に出るまで少しの辛抱、きっといいことがあるよ。
先週、瑪瑙山でムラサキヤシオの花をいっぱい見て来たけど。
ここも、鮮烈な赤紫色に彩られていたのでビックリよ。
それほど珍しい花ではないのかもね。

徐々に標高を上げると、それなりに展望が開けてくる

 とっとと独りで行く気になっているはらっぱ
                        ▲ 大好きな根子岳(花の百名山)と四阿山
                            ▲ ムラサキヤシオさんに励まされるよね
                        ▲ 小さな花はないけど、立木の花はけっこう多い
 上品で優美な貴婦人(花言葉)        ▲ ムラサキヤシオとオオカメノキの競演
スミレサイシン ムラサキヤシオ コケモモ
コイワカガミ カラマツさん 見上げれば白樺
                             ▲ あちこちにズミの花籠みたいな
                       ▲ 湯の丸山と浅間本体の間に浅間隠山がちゃっかり
 コイワカガミ         ▲ 笹原が落ち込む先に湯の丸山

                          ▲ 金峰・瑞牆の右、雲に浮かぶ富士山
 max zoom                ▲ 八ヶ岳
                                  ▲ 槍ヶ岳から後立山五龍岳まで北ア一直線
 乗鞍岳                        ▲ 槍ヶ岳
                                ▲ 剱岳と後立山連峰

烏帽子岳稜線に登り上げると、その先に広がる西の大展望。
もちろん最初に富士山が目に飛び込み、徐々に目を移して北ア北部まで。
先週の頚城・北信方面は見えなかった。

湯の丸捲き道からの様子では、ここまで見えるとは期待していなかった。
昼寝を止めて登った価値はあった (^^
足元の花も何気に高山っぽくなって、にくい演出だねぇ。

 山岳展望を楽しんで小烏帽子岳に登る              ▲ ミヤマハンショウヅル
コイワカガミ ツガザクラ ミヤマハンショウヅル コマクサ たったのひとつだけ
                            ▲ ツガザクラさんお久しぶりでっす

山頂に立って改めて、山岳展望を写真に収めます。
その先にも少し標高が高そうな山があり、人が群がっています。
我が隊としては、小烏帽子岳を烏帽子岳として認定したく。
あの山は3年前を最後に、K2Cの地形図から抹消しようと思います。
そのときのレポはこちらです。
【REPO】

先週に引き続き、北ア展望ランチにします。
ここを通過点と思っている人が多く、一緒に食事をする仲間はいません。
貸し切りということで、のんびりしようぜ

 小烏帽子岳山頂
 烏帽子岳と四阿山と遠く志賀の山まで       ▲ 烏帽子岳山頂からオカリナの音色が ...
                      ▲ 遥かなる日本の屋根を眺めながら会心のランチタイム

                            ▲ 浅間山に向かって下山します

今年は花が少なく残念だったが、昨年より1ヶ月早かったことが判明
そんなウッカリミスってある?
この時期に訪問するのは初めてらしく、これはそれで良かった (^^
ムラサキヤシオが花盛りだったし。
ズミの可憐な花にも出逢えたし。

山の姿は季節によって目まぐるしく変わるから ... 毎月来いってか

 小烏帽子岳直下のイワイワ  ▲ 景色に恵まれた下りですが、足元があまり良くない
                  ▲ 北アの展望にかまけて、浅間様の写真撮るの忘れてたし

きょうは、それほど暑い日ではなく過ごしやすかった。
今は季節の変わり目なので、体調管理をしっかり心掛けましょう。

一昨日のpm6ころ、高崎で2cm くらいの雹が降った。
驚いたよこんなの。

 小梨平まで戻って おいちゃんが拾ってきた
 キャンプ場もリニューアルされたみたい     ▲ ミツバツチグリが長閑な入梅前の一日だった
 アズマシャクナゲ   ▲ ロッジ花紋に寄って、ソフトクリーム兄妹いただき
アズマシャクナゲ なんとかタンポポ ツマトリソウ マイヅルソウ
 帰り道でアイリス越しに見た八ヶ岳     ▲ 帰り道の八百屋さんに咲いてたハクサンイチゲ