2022.06.17 (金)   K2Couple No.0756 

横手山
よこてさん(群馬県・長野県)
2,307m
初めて登る のぞきルート

コース最大標高差 : 250
コース累積標高差(+) : 320
コース累積標高差(-) : 320
コース沿面距離 : 3.1 km
行動時間 : 3'35"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 露岩帯を慎重に下るはらっぱ
  6:25 = 草津 = 9:00 横手山のぞきP
 のぞきP 9:10 ... 10:40 横手山頂ヒュッテ 【パン】 11:00 ... 11:15 横手山 11:25 ... 12:10 展望ランチ 【L】 12:30 ... 12:45 のぞきP
 のぞきP12:50 = 13:15 田ノ原湿原 【ワタスゲ】 14:10 = 七瀬 = 15:20 道の駅野沢温泉 【DNR】 16:10 = 16:15 いいやま湯滝温泉 18:00 =
 18:05 道の駅野沢温泉 【車中泊】

  横手山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

いいやま湯滝温泉 (¥550 )


毛無山のサンカヨウを見てみたいと思ってから、何年経ったろうか。
今回ようやくその気になり、野沢温泉付近まで行って車中泊する。
その道すがら、初日は志賀高原で遊んで行くことにした。

のぞきから横手山に登り、田ノ原湿原のワタスゲに寄り道しますね (^^
これも前日に決めるという、無計画的な計画ですが (^^;

志賀の山域には何度か足を運んでいるけど、横手山はたった一度だけ。
それも、芳ヶ平に下る際に、渋峠からリフトに乗って上がった。【REPO】

その程度だから、山頂の様子は余り覚えていない。

 横手山


 志賀草津道路が心配だったが、出掛けにWEBで確認したところ、いつの間にか交通規制は全面解除されていた。
 正確には把握していないが、白根山付近はダメだけど本白根は登山できるようになったとかならないとか。
未確認情報
 まっ、きょうは気持ち良く草津温泉から志賀高原に入れますね。
 全然車は走ってませんので、狐につままれた心地で超快適ドライブができた。


道の駅 八ッ場ふるさと館 駐停車禁止 路肩補修中 国道 R292 車はいないけど赤信号
たまに残雪 白根山 緊急避難ドーム 全然車に会わないな タチツボスミレさん
                  ▲ ほぼ貸し切りの志賀草津道路(浅間・白根・志賀さわやか街道)
国道最高地点 2172m 白根山・本白根山 芳ヶ平湿原を俯瞰 渋峠の水芭蕉 小学生を乗せたバス2台


 横手山をピストンする 


 渋峠でトイレを借りているときに、小学生を満載した大型バスが2台到着した。
 これからリフトで山頂に上がるようなので、皆さん 気を付けてしっかり同窓の想い出を作って楽しんできてね。
 私たちもこれから別ルートで、山の想い出を作りに行きますから (^^


                 ▲ 横手山ドライブイン下ののぞき駐車場から、志賀のランドマーク笠ヶ岳
 天気はあまり良くありません           ▲ 駐車場の対面に登山口

午前中の天気予報は曇りで、後半には晴れるかも知れない。
横手山ドライブインに隣接した、「のぞき駐車場」から登ります。

親切に登山口の標柱があり、小さな石段から取付くようになっている。
車に戻ってボケていたら、いつの間にかはらっぱが登り始めてたって訳。
勝手に行くなよ~

道路も空いていたけど、こんなマイナールートに人なんかいる訳もない。
遠慮は要らないマイペース (^^

 先行するはらっぱ
 歩き出しは快適なんですけど          ▲ 駐車場にポツンと寂しくマイカー
 ツガザクラさん大売出し        ▲ コイワカガミは何処でも咲くよね
 ガレてきた          ▲ 田ノ原湿原の西、坊寺山
                      ▲ ツガザクラさんとコイワカガミさんは仲良しなんだね
コイワカガミ ちびっこコケモモ コヨウラクツツジ イワナシ ツガザクラ
ツマトリソウ ゴゼンタチバナ開花準備中 ミネズオウ ミヤマヤナギ
 曇っている割に暑いよ        ▲ ルートはあるともないとも好きなように
 急過ぎると思うんですけど        ▲ 岩間の花たちに癒されながら頑張る


 大小様々な石や岩をバラまいたような斜面は、歩きにくいが故に楽しくもある。
 それに岩の上や岩の間に花が固まって咲いてたりして、展望も振り返りながらなかなか楽しい時間ではあった。
 見上げる横手山もカッコいいし、何と言っても解放感抜群だからね。

 一転して樹林帯の急斜面をジグザグに、リフトの下を何度も潜って登れば山頂の一角に出る。

 岩礫から樹林帯に入り           ▲ 6月にサクラですか~
 無風地獄とも言う        ▲ ジグを切ってリフトの下を3回潜る
ヤシャブシ ミネザクラ ヒメタケシマラン 山頂のパン屋さんでミッキーマウスちっくに
 横手山頂ヒュッテの裏から失礼します       ▲ 正面入口には日本最高所のパン屋さん
 お店にはお客さんがいた       ▲ 購入して、半分お店で食べましたよん

山頂エリアに着いても誰もいない。
裏から山頂ヒュッテを廻って正面に出ると、例のパン屋さんだ。
パンを買っていたら3人のお客さんが来た (^^;

品質にこだわる店員さんから言われるままに。
おっきい方は店で食べて、ちっさい方は冷やしてからザックに入れる。
いつも持ち歩くパンみたく激潰れしないように、最大限に気を遣った (^^;

渋峠からのリフトtopの横を通って、本当の山頂三角点をめざします。
記憶は曖昧だが、記録では前回は行ってないらしい。

 倖せな人用? それとも倖せになりたい人用?
 渋峠から上がって来るロマンスリフト           ▲ 山頂標柱はダミーです
 横手山神社の鳥居を潜り          ▲ 歩きやすい参道をポコポコ
イワナシ ミツバオウレン 笠ヶ岳 三角点標

オオシラビソに囲まれた参道を詰めれば、祠だけの横手神社。
三角点もここにある。

展望は秀逸で、富士山や北アも望まれるようだが。
きょうは、何処を見ても冴えないよね~ (^^;
ここでランチと思っていたけど。
何気にちょっと気に入らないので、山頂をあとにする。

 山頂です          ▲ 白根山方面もスッキリしない
                                   ▲ 横手山の上は広くて迷子になりそう
ミネズオウ クロユリ エゾノツガザクラ クワガタソウ ハクサンイチゲの蕾

 桜鑑賞しながら下山です           ▲ 決して歩きやすくはない
ミネザクラ ミヤマヤナギ 歩きにくっ 緊急ランチ
横手カレーパン ゆっくりゆっくり 調子出てきた あんた元気だねえ
                          ▲ やっと歩きやすくなったと思うのも束の間
                       ▲ さっき登ったばっかりなのに、もう忘れてたガレ場
ここを下れば 駐車場が見えてきた ゆっくりね~ とうちゃこ~

横手山の下りは、ゲレンデを一部通る迂回路があるらしかったが。
確認したところルートが明瞭ではなさそうなので、ピストン行程にする。
ようやく青空が顔を見せる時間帯になり、気持ち良くガレ場を下る。
展望ランチ

下山後は硯川の公衆トイレに寄って、田ノ原湿原へ。

 前山リフトから笠ヶ岳           何でも撮るよね(硯川にて)
レンゲツツジ ヤマガラシ ジュウニヒトエ ムラサキヤシオ ミミナグサ


 田ノ原湿原でだらける 

 湿原の横を車で通りかかったとき、白樺の隙間に目を凝らしていたはらっぱがひと言 「ぜんぜん白くない」
 田ノ原湿原のワタスゲに感動したのは、2年前の明日6/18。
【REPO】
 時期的にはピッタシの筈なのに。
 今年は雪解けが遅かった影響かな

 木戸池からのピストン案もあったけど、だるいのでちゃっかり湿原入口に横付けしますね

田ノ原湿原入口PS オオタチツボスミレ ミツバツチグリ ツマトリソウ
フモトスミレ レンゲツツジ ニガイチゴ ウワミズザクラ
アザミ ミツバツツジ 田ノ原湿原入口
 レンゲツツジ             ▲ ワタスゲはどうかな
                            ▲ ヒメシャクナゲは真っ盛りらしい
 ワタスゲ以上に背伸びしてるし            ▲ ヒメ様大集合
                       ▲ 木道に沿って咲くとは、サービス精神旺盛だね

遠目にはあまり白くない湿原風景だったけど。
足を踏み入れてみれば、ヒメシャクナゲもワタスゲの穂も全力全開 (^^
しかし、木道に沿ったエリアだけに限定されて ... ちょっと寂しい。

お客さん 贅沢言っちゃいけないよ。
木道沿いだけでも咲かせてくれる神様の粋な計らいに、感謝感涙。
お陰様で、ワタスゲの穂に埋もれてトコトコ歩いてきました。

 そろそろ小一時間、帰りましょうか            ▲ 突っ伏したまんま
                           ▲ 青空も午後になって本気を出した
 ミツバツチグリ           ▲ 湿原には白樺が似合う

本日の予定を順調に消化して、野沢温泉村に入りました。
とりあえず温泉と食事。

温泉は 21:00まで、道の駅の食事は 16:30 なので。
先ずは道の駅野沢温泉で食事とし、そのあとゆっくり湯滝温泉へ
露天風呂&ウトウトで2時間を過ごし、再び先ほどの道の駅へ戻った。

 道の駅 野沢温泉で早い夕食  店内は落ち着いた雰囲気で、ごはんと野沢菜漬は食べ放題
2時間のんびり湯 舞い戻ってここで車中泊 燕の親子 あれっ電車が通った クローバー広場
                           ▲ 最終的に一夜を明かす車は3台( 静かな道の駅だった )
                ▲ もう寝る以外に何もすることがなく、クローバーに埋もれてblogを更新する

お風呂に入って身体はさっぱり、お腹も満ち足りて。
道の駅の最奥に車を停めて、車中泊態勢を整える。
ときは日没前の6時なので、付近をブラブラして暗くなるのを待った。

ちょうどトイレ清掃の女性と話す機会があり。
山菜ですかと訊かれたので、毛無山のサンカヨウを見に来たことを説明。
興味のない方は、サンカヨウという花には全く反応せず。
この辺でも熊が出るくらいだから、山中では気を付けてねとプチアドバイス。

彼女の言葉にちょっとビビリながら、快適なベッドに潜り込むのだった。

 陽が落ちて明かりが灯った