2022.06.18 (土)   K2Couple No.0757 

毛無山
けなしやま(長野県)
1,650m
サンカヨウの群生地を訪ねる

コース最大標高差 : 240
コース累積標高差(+) : 420
コース累積標高差(-) : 420
コース沿面距離 : 4.7 km
行動時間 : 4'55"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 咲いて咲いて咲いて サンカヨウ
 道の駅野沢温泉 7:20 = 野沢温泉街 = 奥志賀林道 = 8:10 毛無山登山口PS
 登山口PS 8:20 ... 8:40 小毛無山展望台 8:50 ... 9:05 分岐 【サンカヨウ群生地】 9:10 ... 9:25 林道戻る ... 10:30 リフトtop 10:35 ...
 10:50 毛無山 11:05 ... 11:50 サンカヨウ群生地 12:00 ... 12:10 登山口PS
 毛無山登山口PS 12:20 = 奥志賀林道栄線 = 志賀高原 = 草津温泉 = 道の駅くらぶち = 16:30

    毛無山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


昨夜は寝るのが早かったので、夜半過ぎには目が覚めちゃった。
おいちゃんと違って、一度起きたら寝付けないはらっぱ。
明るくなるまでが長かった (^^;

ようやく空が白み始めるころ、独りで施設周辺を徘徊する。
東の空が赤みがかって、新たな一日が始まる。

自前の朝食後に珈琲 で仕上げをして、道の駅をあとにする。
できたばかりの道の駅らしく、全てが新しく静かな立地だった。

 道の駅を煌々と照らす am1
満月じゃなかったけど 夜明けを迎える 東の空 燕は朝から忙しい のんびり準備中

野沢温泉街の軒先を縫うように、狭い路地をクネクネして。
やがて奥志賀林道に入ると、何台か軽トラとスライドするようになる。
山菜採りの人たちだろう。

途中の高台に展望スポットがあり、日本の夕日百景に選ばれた場所。
山座同定板によると、正面に見えているのは斑尾山のようだ。
早朝から夕日を待つのも根気が要る (^^;

 目覚めぬ野沢温泉街
           ▲ 日本の夕日百景に選ばれた 「サンセットポイント」から望む野沢温泉街 (中央の山は斑尾)

広大な野沢温泉スキー場の施設を、右に左に見て進むと。
googlemap で見たままの駐車スペースがあり、車が1台停まっていた。

傍らのプレハブ小屋の前で、二人の係員が待機していた。
タケノコ採りの許可証を確認する検問で、許可証の発行もするらしい。
おいちゃんは、奥志賀までの林道の状況を教えて貰っていた。

長野県道502号 奥志賀公園栄線(奥志賀林道)は、延長60kmの山岳道路で、おいちゃんがずっと走りたかった道なのです。
奥志賀渓谷に来た時もチャンスはあったが、通行止めだった。
【REPO】

 スキーエリア内の駐車スペース(帰りに)
 あちこちに咲くタニウツギ         ▲ 歩き始めれば即スキー場真っ只中
 こういう場所では、制御不能的に暴走するはらっぱ            ▲ 見上げればタムシバ
タニウツギ ヤマガラシ ナナカマド ムラサキヤシオ ニョイスミレ
オオタチツボスミレ タムシバ オオカメノキ サンカヨウ
ツバメオモト フキの咲き柄 エンレイソウ

本日の散策エリアの端っこに小毛無山というピークがあり。
展望台があるらしいので行ってみよう。
はらっぱに振り回されたので、戻ってやり直す (^^;

最上部に山名方位盤が設置されているが、どん曇りの日は展望なし。
はらっぱは登る気はないらしく、下で何か食べているような。
きょうは特に休憩ポイントもないので、食事フリーの協定済みなんです。

 小毛無山展望台に登る気があるらしい  撮るものがないので、下でサボっているはらっぱを撮る
グンバイヅル クロモジ ニョイスミレ コミヤマカタバミ クリスタルな貰いもの

小毛無山から毛無山に向かって南下すると、サンカヨウの群生地。
この規模はハンパないスケールで、まるでサンカヨウ畑みたい。
きょうは湿り気がないので、真っ白白のサンカヨウです。
ソフトでぽっちゃりした白無垢が良い。

雨上がりや雨の日には、花弁が透き通ってクリスタルな神秘的な花に。
殆んどのマニアは、それを目当てにやって来るらしい。
霧吹きで湿らせても、すぐには変化しないそうです (^^;

おいちゃんの奇策は頓挫する

 サンカヨウさん おっはよっ
 ちょっと花弁が開きっぱだね          ▲ 観察小路ができている
                               ▲ 押すな押すな状態
                              ▲ ずっと下まで咲いている
 花に浮かれて、間違って車道まで下りちゃった        ▲ 戻って、魔のゲレンデ登りの始まりだ
 ユキザサもあちこちに           ▲ これは全部マイヅルソウ
 サンカヨウは随所にポツポツと咲く               ▲ 未だですかい
▲▲ 冷気を求めて雪田で何か食ってる             ▲ あたしも何か食べよ
ツクバネソウ ヒメタケシマラン マイヅルソウ

スキーゲレンデの200m の登りは、単調で応える。
特にトレースはないので、右に左にジグを切ってだらけ登りした。
薄い雲なので、晴れてるような曇ってるような、それなりに厳しい紫外線。

ふと見るとおいちゃんは、雪の上まで行ってランチにするようだ。
雪上に腰を下ろして、涼しそうだろって顔してる。
だけど見て見ないフリして、私はメンテ道路の横で小腹を満たそう。

この辺まで、山菜採りの人が上がって来ているようだった。

 駐車スペースから上がって来るリフト駅
 藪の中にシラネアオイ咲いてた            ▲ 毛無山頂のリフト駅
シラネアオイ スミレサイシン ▲▲ 昔おいちゃんはこの花を 3か4 って覚えた
 ニョイスミレ軍団              ▲ 山頂エリア到達
 山頂標柱と祠           ▲ 久し振りだね三角点タッチ

山頂らしくない山頂には、何かの電波塔が建っているだけだった。
電波塔の最上階は、避難所/展望台の表示あり。
晴れた日には、北ア北部や日本海が見えるらしい。

きょうは何も見えないので、はらっぱは上がって来ない (^^
小毛無山展望台と同じパターンで、上からはらっぱを見下ろしただけで。

吹き抜けのでかい窓の下に、これもまたデカくて無粋な 『 飛降厳禁 』。
だけどさ
... 変哲もなく辺鄙なこんなとこで飛び降りる人居る

 展望台の窓から手を振るおいちゃん           ▲ 花でも探しているみたいな            飛び降りるなっ

さてさて再びゲレンデ内を下りますが、時計回りに周回します。
登ってきたゲレンデより道形がハッキリしていて、こっちがメインルート
こっちを登ってくる party とのスライドも多少あった。

山菜採りのおば様にも会ったので、おいちゃんが声を掛ける。
何を採ってるのかと尋ねたら、ユキザサの新芽だそうだ。
へ~ 食べられるんだ~。

サンカヨウのメイン群生地のちょっと上に、ツバメオモトがこれでもかって。
見事な咲きっぷりは、サンカヨウ譲りのような。

 リフトの西側を周回して帰りますね
 こんどはツバメオモトだらけやね~           ▲ どっち向いてもツバメオモト
                           ▲ どうしたらこんなに咲くんですかね
 可愛い男の子が必死にパパを追ってた       ▲ ツバメオモトとサンカヨウのコラボレーション
 さんかよん             もうプクマンと言いつつ
                           ▲ 群生地の中の道に入ってご満悦
 これでサンカヨウは卒業だ         ▲ とっとと卒業して行っちゃった人♂

野沢温泉スキー場って、広大なエリアをカバーする凄いスキー場らしい。
きょうは、そのほんの一部を歩いて来た。

ゲレンデ歩きには見所がなかったけれど。
サンカヨウの花とツバメオモトの花の群落は素晴らしかった。
共に純白な花なのに、醸し出す雰囲気は全然違った。

駐車場所に帰着。
朝から詰めている係員二人に挨拶して。
新緑の奥志賀林道を颯爽と走る、楽しい一時間を満喫した。
そのまま草津に抜けて往路を戻る、結果的にオール下道遠征 (^^

 八の字回りして帰って来た
                            ▲ 奥志賀林道栄線は快適だった
想い出いっぱいの岩菅山 想い出つくった横手山 噴煙上げる草津白根山 ガスに煙る本白根山 長野原めがね橋