2022.10.15 (土)   たま〜に K2Couple No.0769 

烏帽子岳
えぼしだけ(長野県)
2,066m
曇り&ガスながら、紅葉真っ盛り

コース最大標高差 : 340
コース累積標高差(+) : 540
コース累積標高差(−) : 540
コース沿面距離 : 9.1 km
行動時間 : 6'10"
* 距離と累積標高差は YAMAP GPS data です  小烏帽子岳から小梨平に下る
  7:05 = 藤岡IC/上信越道/小諸IC = 8:30 地蔵峠駐車場

 地蔵峠P 8:45 ... 9:10 リフトtop ... 9:30 鐘分岐 ... 9:40 中分岐 ... 10:15 小梨平(鞍部)10:25 ... 11:05 稜線分岐 11:10 ...

 11:30 小烏帽子岳 11:35 ... 12:00 烏帽子岳 【L】 12:35 ... 12:50 小烏帽子岳 ... 13:05 稜線分岐 ... 13:25 小梨平 13:30 ...

 14:05 中分岐 ... 14:15 キャンプ場で仮眠 14:35 ... ロッジ花紋お花畑 ... 14:55 地蔵峠P
 地蔵峠駐車場 15:00 = 浅間サンライン野菜の店 = R18碓氷バイパス = 松井田妙義IC/上信越道/藤岡IC = 17:00


 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)
                               烏帽子岳の場所


明日は烏帽子岳に行くよって、言い残して寝たおいちゃん。
秋本番の天気ではなさそうだけど、群馬より長野の方が良いらしい。
はらっぱは何処でも付いて行く (^^

湯の丸山よりは少ないが、烏帽子岳には春夏秋冬過去に15回登っている。
しかし、紅葉本格シーズンには10年前に一度行ったきりで。
あのときは5歳と7歳の孫♂♂を連れて、大騒ぎして楽しかった。
【REPO】

きょうは人生紅葉隊の二人だけなので、しんみりやって来ましょう

 佐久JCTからきょうの浅間連山
 ようこそ湯の丸高原へ          ▲ 地蔵峠駐車場はほぼ満車

 どのルートで烏帽子岳に行くか決めてなかったので、キャンプ場に行こうとする人とスキーゲレンデに向かう人
 結局スキーゲレンデを直登することにした。
 いきなりの急登で、不調に陥るおいちゃんに付き合いながら登る。
 気温11℃。

 湯の丸スキー場第一ゲレンデを直登する   ▲ 桟敷山と小桟敷山の間に見えたのは、尾瀬の山だった
                      ▲ いきなりスキー場のゲレンデ登りってきついんだよね
アカツメクサ ヤマハハコ ハクサンフウロ紅葉 リンドウ

ゲレンデtopに着けば、鐘分岐までポコポコ歩きです。
正面に湯の丸様が、のっぺりと横たわる感じで姿を現す。

目を凝らして眺めると、紅葉の塊りが斜面に散らばっている。
それを見たはらっぱは、湯の丸山でも良くなった。
しかし、湯の丸山を越えて烏帽子岳というのは、今の体力では厳しい。

いろいろ思案を巡らしながら。
四阿を過ぎ、展望テラスも過ぎ、湯ノ丸高原の大っきな看板を見て。
鐘分岐に到着して決断を迫られる。
湯の丸山は捲くことにして、中分岐への道を辿ることにした (^^

 湯の丸様の紅葉にも惹かれるし
 いつもスル〜する四阿  ▲ ツツジ平のお座敷は開放的だし、湯の丸山の展望抜群
                          ▲ 上信越高原国立公園 湯の丸高原
アザミ コケモモ最後の1ヶ シラタマノキ無残 ウスユキソウやっと咲いてる


 鐘分岐から湯の丸山に登るっぽくフェイントをかけて、烏帽子登山道の中分岐めざして、直角に左折する。

 中分岐までは下りで超楽ちん。
 湯の丸捲き道は単調で飽きるルートだが、今の季節は紅葉が綺麗でカメラが忙しく飽きることはなかった。
 切り開きから八ヶ岳や富士山を望む楽しみも、きょうは雲が多く全然見れなかったのは残念。
 途中の上信越道から、八ヶ岳はかろうじて見えてたんだけどね (^^

 鐘分岐から中分岐に下る                ▲ 中分岐
 湯の丸捲き道は紅葉が綺麗          ▲ ポコポコ呑気に歩きますよ
狂い咲きのスミレさん アキノキリンソウ残り物 はらっぱ カエデ
                   ▲ 思ってたより天気が良くてラッキーと思っていた、この時は ...
 カラマツの黄葉は70%くらいかな      ▲ 烏帽子岳中腹は赤い羊と緑の羊

小梨平が近づくと烏帽子岳が颯爽と現れ、斜面の紅葉が刺激的だ。
綺麗だねなんて言ってるうちに、でっかい雲が太陽を隠しちゃって
今まで晴れてたのに、何なん

小梨平でドリンク休憩して。
ドローンを飛ばすらしいカップルさんの様子を興味本位で伺う。
雲が行き過ぎるのを待ってみたが、雲が塊りになってきちゃった

登っている内にお日様が出るだろうと、ドローン見物を切上げてスタート。

 コナシ(ズミ)の木があるので小梨平
ドロ〜ン遊び アブラツツジ ナナカマド
ヤマホタルブクロ ヤナギラン芸術的 カエデさん ハバヤマボクチ
 烏帽子岳へ再スタート       ▲ 山頂のガスが怪しいけど好演出でもある
 湯の丸山頂にもガスが         ▲ 浅間山方面は既に見えない
 上空には青空があるのに            ▲ 四阿山は消失
 近くの紅葉を楽しめればいい           ▲ こんな感じで綺麗だった


 稜線に上がる手前で、おいちゃんが予備カメラを探してザックの中身をかき回している時に。
 スライドした方から 「はらっぱさん」 って計らずもお声掛けいただきました。
 『 明日の忘れ物 』
【BLOG】 を発信されているご夫妻でした。
 ありがとうございました、これからもよろしくお願いいたします

 稜線に出ても一向にお日様は顔を出さず、不完全燃焼の美しさにだんだん慣れっこになる (^^
 写真にしたら冴えないかも知れないけど、目視する限りでは充分に美しく絢爛な紅葉だった。
 稜線から見渡せる富士山から北ア北部まで続く山岳展望は、もちろん無理だった。


 紅葉のある風景       ▲ 浅間隠山(群馬)上空も雲が多めで
                             ▲ ゆっくり登るから待っててね

烏帽子岳には行かずに小烏帽子で引き返すのが、最近のマイブーム。
しかし烏帽子の紅葉斜面を見せられると、きょうは烏帽子まで行きます。

小烏帽子山頂からの山岳展望は素晴らしい。
筈なんだけど、きょうは全然
流れる雲の間にちょこっと青空が覗くけど、陽は射さない。

きっと烏帽子岳に着く頃には、サ〜っと雲もガスも消えるだろうさ

 人生とは待つことである            ▲ 山頂からの遠望なし
                       ▲ 烏帽子岳くらいなら見える 太陽の光が欲しい
マツムシソウ キミズミ ▲▲ 実が赤くなる普通のズミです
 烏帽子岳まで行くのは3年ぶり      ▲ 斜面の紅葉がきれいだ、輝かないけど ...
 岩場は何気に楽しい       ▲ 小烏帽子を振り返りながらボチボチ歩く
                  ▲ 小烏帽子から烏帽子へは一旦下って登り返すんだったっけ
                          ▲ 烏帽子岳直下の岩ゴロ歩きに取付く
ズミだらけ フウリンガマズミ イワインチン咲き残り クロマメノキがいっぱい
紅過ぎでしょよ イブキジャコウソウ マイヅルソウ ここにもマツムシソウ
 はい!とうちゃこ         ▲ きょうの山頂は人口密度高いよね
 ちょっと疎開してランチスペース確保する        ▲ ランチ中に両側からガスが押し寄せる

 山頂はそこそこお客さんがいて、いつもの静かな山頂とは違い過ぎる (^^;
 三角点はもちろん山頂ポールにも行かず、すこし端っこに疎開してランチタイムとします。
 モグモグズルズルしながら、正面の小烏帽子岳紅葉を楽しむことにしよう。

 えっ止めてよ〜
 あれよあれよという間に稜線の両側からガスが押し寄せて、小烏帽子岳に迫って来るじゃないですか。
 そのうち天気が良くなるだろうという楽観は、敢えなく沈。

 のんびりせずに下山するキッカケになる



 にっこり笑顔で即撤収            ▲ 転げ落ちませんように
 小烏帽子岳山頂に戻って孤高の人になる   ▲ 烏帽子岳山頂の写真がないので代用するチョンボ
                             ▲ お腹も紅葉もプクマンでしゅ
                          ▲ たおやかな尾根の解放感が大好き
 ガスの動きが急で          ▲ 近くの紅葉に感謝して下る
               ▲ 小梨平付近は落葉松の美しいところ ( ウィンターシーズンの霧氷も圧巻 )

眩しい紅葉は見れなかったけど、落ち着いた紅葉は充分楽しめた。
これだけ楽しめれば言うことはない。

孫連れ時の想い出も蘇ったし (^^
昔々のことが懐かしい年頃です。


 落ち着いた紅葉もそれなりにプチ満足して        ▲ 小梨平は湯の丸烏帽子の交差点
 うん?       ▲ 秋の景色を堪能した烏帽子岳だった
                ▲ 落葉松や白樺の控え目な黄葉や笹の緑も心安らかで、これもまた嬉しからずや

湯の丸捲き道からキャンプ場まで、 飛ばして帰る。
我が隊の出力max (^^

慢性的な寝不足のおいちゃんは、芝に寝転んで雲を見上げていたが。
そのうち動かなくなっちゃった

先に帰るよと声を掛けて、林道の花探しする。
咲き残った花はいくつかあったけど、きょうの花は皆んな最終盤で。
ヨレヨレの花ばかりが、最後の力をふり絞って頑張ってた

 キャンプ場の芝に寝転んで秋の空を眺める            ▲ あたしゃ先に帰るぜよ
ハキダメギク ゴマナ ヤナギタンポポ ウド
綿毛のキオン ツリバナ 赤ければそれで良い ハクサンフウロ3色
オオカメノキ ニガナ 何処でもススキが主役 リンドウ

きょうは、暖かくて過ごしやすい一日だった。
地蔵峠では、ソフトクリームを舐めてるお客さんが意外に多かったし。

完璧紅葉見物とはいかなかったが、山の紅葉は綺麗だった。
願わくば、天候が安定して文句のつけようもない晴れ日を期待したい。
冬が来る前に。
週末限定でもいいから (^^

 よく遊んだ一日が終わる