2022.12.31 (土)   K2Couple No.0776 .

小浅間山
こあさまやま(長野県)
1,655m
小浅間から始まり小浅間で終る 2◎22

コース最大標高差 : 250
コース累積標高差(+) : 275
コース累積標高差(−) : 275
コース沿面距離 : 3.8 km
行動時間 : 3'05"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 小浅間山東峰にて
  7:10 = 藤岡IC/上信越道/碓氷軽井沢IC = 8:30 小浅間登山口P(峰の茶屋前)

 登山口P 9:00 ... 9:40 ショートカット ... 10:20 小浅間山東峰 10:30 ... 10:35 浅間かぶりつき 【L】 11:05 ... 11:10 西峰 ...

 11:35 馬返し ... 12:05 登山口P

 登山口P12:20 = R18碓氷バイパス = 14:00 慈眼寺お正月準備 14:30 = 14:50


  小浅間山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


師ならずとも忙しく走り回る12月を何とか乗り切り。
極寒の年末も、きょう一日を残すだけになった。
無事に終えることができそうな2022のお礼参り山行は、大晦日の小浅間。

湯の丸山で開け締めした一昨年と同じように。
今年は小浅間山から始まったので、小浅間で登り納めることにした

結果的に、今回もほぼ貸し切りの靜かな山を満喫した。

 富岡IC付近から妙義山&浅間山

この一年を振り返ってみると。
年初に目標とした未踏の山には、5山登ることができたが。
後期高齢者としては、通い慣れた楽な山域のリピートが多かった。
永遠のテーマでもある
SLOW TREKKERS は、今年も健在だった v(^^

きょうは冬型の気圧配置も少し緩んで、関東甲信は小春の予感。
しかし気温はそこそこで。
高崎スタートは−2℃で、軽井沢では−8℃だった。

 きょうは軽井沢ICで降りる


 群馬県側のすっきり快晴から一転して、軽井沢は濃いガスに包まれていた。
 碓氷軽井沢ICを下りて南軽井沢までのアクセス道は、途切れなく霧氷に覆われ白い街道だった。
 ちなみに軽井沢ICは群馬県松井田地内にあり、プリンスのゴルフ場に沿って走るとR18の南軽井沢信号に至る。

                         ▲ 碓氷軽井沢ICアクセス道路の霧氷景色
                      ▲ 上州姫街道(下仁田街道)和美峠分岐付近

軽井沢町内の離山はなれやま も、ビッシリ霧氷が付いて真っ白白です。
いやが上にも、小浅間山の霧氷に期待が膨らむ。
やったね (^^

しかし、軽井沢の街中を抜けて峰の茶屋に上がる手前から晴れた
あんなに街中を這ってた霧を抜けて、まさかのピーカン (^^;
やられたね (^^; これもまた良し。

 浅間山が正面に見えて来た        ▲ 東大火山観測所の上に小浅間山

峰の茶屋は相変わらず閉まっていた。
バス停の公衆トイレを借りて、おもむろにスタートする。
雪は少ないが、地面が露出する程ではない。

登山の注意(登山コース案内図)
浅間山火口より4km以内は立入禁止区域ですが、小浅間山頂へ至る登山コースに限り入山を認めています。登山コース及び案内標識に従って楽しい登山にしましょう。
現在の噴火警戒レベルは1なので、噴火口から500m以内は登山不可

 登山の注意及び登山コース案内図              ▲ 登山届BOX

幅広な林道ちっくな登山道は、トレースというより舗装道路。
もともと歩きやすい道ではあるが、更に歩きやすい。

木々に囲まれているので風はそよとも吹かず。
ちょっと汗ばんできます。
小鳥のさえずりさえ聞こえない静けさに、二人の足音だけが心地よい。

 アプローチ             ▲ 鈴生りのツルウメモドキ

林道途中から一段上の道にもトレースがあり。
何気に誘われて入るはらっぱ。
更にチョンボルートにもトレースが延びていた。
下りのトレースだったが、急登にも充分なチョンボ道になる

チョンボ道の良い所は、展望に優れていること。
振り返ると、東や南の景色が一望できます。
雄大な浅間斜面も、眼前に展開する。

 トレース付きのチョンボコース             ▲ 妙義山と西上州の山
鈴生りのツルウメモドキ ウサギさん リスがいるんかな?
 浅間山が背中を押してくれる              ▲ 夏道に合流
                            ▲ 東岩頭方向から東峰を攻略する
                                     ▲ 奥秩父の山並み一望
                                  ▲ 大空と大地の狭間に夢が生まれる
                              ▲ ちっぽけな存在だけど ...

のっぺりした東峰に登り上げても殆んど風がない。
気温は相当下がっていると思うが、ポカポカと暖かいような気分。
おいちゃんは、上着を脱ぎ毛糸の帽子をザックにしまう。

汗っかきのはらっぱの背中はびっちゃんこ
嘘みたいに暖かい山頂で、セルフの記念写真を撮って西に周回する。

 東峰に登って来るはらっぱ         ▲ 2022年も無事に乗り切ったぞ〜
                   ▲ 浅間隠山と鼻曲山の間に 雲の日光足尾方面(左)、榛名山(手前)、赤城山(奥)
                                     KASHMIR 3D 解析(東)

この冬は雪が多いのか少ないのか、東峰は溶けて禿ちゃびんで。
ありゃま〜、随分と雪が少ないこと。
直射日光や強風を避ける木がないので、雪が積もりにくい。

浅間山も同じで、ちょっと降れば真っ白、数日で真っ黒 (^^;
きょうの浅間山は噴煙がなく、穏やかな風情で裾を広げている。

西峰に周回する途中の三角点峰に座して、展望ランチにしよう。
浅間山の絶景に対峙する特等席です。

 間近に迫る浅間山が素晴らしい
 西峰へ周回            ▲ タヌキのトレース
       ▲ ベンチとか気の利いたものはないけど、雪面にシートと座布団を敷いて、雄大な浅間山かぶりつき展望ランチ

ここからミニコルに下って西峰に登り返す。
いつも雪深く難儀なエリアなのだが、きょうは雪が少なくしっかり道あり。
ラッセル要員のはらっぱは、失業しました (^^;

今までの最短時間7分くらいで、西峰(小浅間山West)に出た。
のんびりランチをしている間に、大きな雲が陽射しを遮るようになった。
ちょっと寒いような。

 失業しました
                    ▲ 比較的暖かい西峰だったが、陽射しは途切れていたりする
                                   ▲ 四阿山から右に志賀の山々(北)


 ゆっくりしたい小浅間山West だったが、冷たい雲に邪魔されたので写真を手土産にさっさと逃げる。
 おいちゃんは西峰西端の岩場まで下り、そこから夏道に下った。
 はらっぱは少し手前から、雪とザレのミックスを注意深く下る。
 結構急な斜面なので、雪よりもザレの方が良く滑った。

 きょうは誰にも会わないと思っていたが、下の方から黄色い声が届く。
 二人の子供を伴なったお母さんのようだったが、ちょっと距離があったので仔細は良くわからない。


 西峰尾根を更に下り         ▲ 途中から夏道に下りるはらっぱ

お互いに見通しの良い斜面を下っているので、やってる事が丸見え。
それぞれが夏道に合流して、歩きやすい雪舗装路を馬返しに下りる。

最後にもう一度見上げたら。
浅間釜山の禁断ルートに取付いている3人が、雪上にうごめく点に見えた。
駐車場にあった車の人たちだろうか。
気になってはいたが、小浅間山中では見かけなかったし。

駐車場直前で、正午を知らせる大音量のチャイムが鳴った。

 見上げたら登っている人が見えた

駐車場に戻った時はマイナス2℃だったけど、全然寒くはなかった。
そして、帰りに見た離山はまだ驚きの白さ。

碓氷バイパスを下った安中市内で、お墓用の生花を仕入れて。
お寺さんに寄って、正月前のご挨拶とお墓の掃除。

暮も押し詰まった日に、近くに住む5歳下の親友♂が急逝した。
若い頃、少年サッカーの指導に尽力した仲間だった。
そのうち 『 こんばんは
... いきなり家に入って来そうな気がする

 朝の霧氷がそのまま残る離山             ▲ お寺のツバキ園にて