2023.03.11 (土)   K2Couple No.0782 .

鷲ヶ峰
わしがみね(長野県)
1,798m
早出の甲斐なく、春霞の大展望

コース最大標高差 :  155
コース累積標高差(+) :  250
コース累積標高差(-) :  250
コース沿面距離 :  3.6 km
行動時間 :  4'10"
* 沿面距離と累積標高差は GARMIN GPS data です ▲ 朝からずっと春霞を満喫 (^^;
  4:35 = 藤岡IC/上信越道・中部横断道/佐久南IC = 6:45 霧ヶ峰富士見台 6:50 = 7:05 八島湿原ビジターセンター駐車場
 八島湿原VC駐車場 7:15 ... 7:45 鹿柵扉 ... 8:00 【BF】 8:20 ... 8:40 前峰 ... 8:55 中峰 9:05 ... 9:20 鷲ヶ峰 【L】 9:50 ...
 10:10 中峰 ... 10:25 前峰 ... 11:00 恋人の聖地 11:15 ... 11:20 八島湿原VC駐車場
 八島湿原ビジターセンター駐車場 11:30 = 内山峠 = 下仁田IC/上信越道/藤岡IC = 14:00

   鷲ヶ峰の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


高気圧に覆われて、日本全国好天に恵まれる予報です。
厳冬期に行けなかった霧ヶ峰に行きたい。
その心は、日本アルプス等の山岳展望が楽しみで。【REPO】

この時期に気温が上がれば、山岳展望を邪魔する春霞は避けられない。
少しでも早い時間が良いと思い、早出を心掛ける。
WBC観戦で寝不足になりそうな、久々の4時起き。

上信越道は暗闇を走り、白樺高原を通過する頃に夜が明けた。
ビーナスラインは白樺湖を横目に霧ヶ峰の核心部へ。

 佐久市は未だ眠っている
 白樺高原 蓼科牧場の夜明け            ▲ 朝日に染まる蓼科山
                           ▲ 霧ヶ峰を縫ってビーナスラインを走る


 果てしなく広がる霧ヶ峰の空の色が、半分青く半分白い
 早朝からこれでは、大展望を楽しみたい今回の霧ヶ峰は企画倒れ必至の状況。
 この馬鹿陽気になる前の、大気の引き締まったせめて2月中に来なければいけなかった。
 春霞は、植物の蒸散による水蒸気の増加、昼夜の気温差、大陸から飛来する黄砂、飛散する花粉等が原因らしい。

 

丸い気象レーダードーム(車山) 丸いお月様 ボ~っとしてる富士山でも嬉しい 念力で見つける御嶽山です
                                ▲ 富士見台に寄って、逆光の八ヶ岳連峰シルエット
                         ▲ 霞んでいても山座同定して楽しむ倖せ
                                  ▲ 南アルプス
                                 ▲ 中央アルプス
                               ▲ 北ア 槍穂高連峰
                     ▲ 鷲ヶ峰下の八島ヶ原湿原から先は冬季閉鎖されている

 八島ヶ原湿原ビジターセンター駐車場         ▲ 7時到着で先客は2台だった
 マイナス2℃で無風のスタート           ▲ レーダードームのある車山

ビーナスラインを潜るトンネルで、駐車場から八島ヶ原湿原に出た。
トンネル内は凍結しているので、足元注意。
鷲ヶ峰を見上げたところ、雪はほとんどない。

ハート形の八島ヶ原湿原にちなんで、恋人の聖地モニュメントがある。
ここで突然、薬飲みに車に戻って行っちゃったおいちゃん。
何気に が不調で、今朝はバタバタして薬を飲み忘れたらしい。

待っている間暇なので、写真を撮ったりして時間をつぶすはらっぱです。

 八島湿原の形が らしい
                             ▲ 鷲ヶ峰に雪はなく、既に春山
 遭難の慰霊碑かな、よく読めなかった   ▲ 新しい鹿柵扉の下半分は積雪のため開かない
 見事に白い乗鞍岳           ▲ 雪がないと登りづらいな
 長い霜柱をザクザク踏んで         ▲ なるべく雪上を行く(ズボッ覚悟)

きょうは春先取りで、高崎では20℃以上になるという。
ここもほぼ無風で、気温はともかく直射日光が強烈で体感夏日

ちょっと着構えてきたので、脱ぐ脱ぐ何枚も脱ぐ (^^
ようやく山の涼しい風を感じながら、岩と雪のミックスルートを登る。
富士山の探しっこ。
心眼で見るレベルまで霞んできた。

 異常な暖かさというか暑さで2枚脱いで快適            ▲ 駐車場が半分埋まった


 前峰に登り上げると、鷲ヶ峰の左に鉢伏山と北アの稜線が目に飛び込んでくる。
 霞んではいるがまずまずの眺望です。
 はらっぱは暫くの間山岳展望に見とれていましたが
... わっあっあっ あれっ あれあれ見てみ
 何だなんだ何が何だ (^^;
 山の斜面を、鹿が鹿がいっぱい走ってるよ
 何処だ何処だ って騒ぐので、指差ししておいちゃんに教えるドタバタ騒ぎ。
 とっさに反応してコンデジおいちゃんがピッって撮ったら、見事に写ってた殊勲賞 (^^
 そのあと鹿の集団は、稜線に駆け上がり登山道を横切って北側斜面を駆け下りて行ったのでした。

 前峰から鉢伏山と北アを眺めていたら ...           ▲ 鹿の家族が走って行った
                             ▲ 集団で移動する鹿を激写
               ▲ 中峰から鷲ヶ峰に続く超お気楽ポコポコ稜線がスッキリ視界に入ってきた
 中峰は神様(御嶽神石碑)のいるところ         ▲ そして、鷲ヶ峰山頂まで来ました

はい~ 山頂に着きましたよ。
中峰で追い越して行った若者3人♂♂♀が、お互いの写真を撮影中で。
標識とベンチと山名方位盤を写真に撮り込んでいる

奥のベンチに腰掛けて、インスタントうどんを食す。
鉢伏山や北アが頑張っており、信州三峰山や美ヶ原も近い。
3人さんが帰ったので、我が隊も山頂標識で写真を撮って下山する。

登ってくる途中でも見えていた諏訪湖の写真を、ここで撮った。

 うどんタイムです
 中央アルプスを控えて諏訪湖          ▲ いちおう撮っておきましょう
                             ▲ 改めて鉢伏山と北アの連なり
                                     ▲ 信州三峰山と美ヶ原


  9:50 帰りまっす

 片足突っ込んでお遊び好き          ▲ 雪と岩、コース取りが楽しい

登りは岩と雪のミックスだったが、下りは積極的に雪を拾って残雪謳歌。
あのね~あんた 踏み抜きで体力消耗するよ~。
それはそれ、できる限りってこと。
難儀な山ほど記憶に残るし。

そんなおちゃらけ隊なので、ちょっと腐った雪を相手に遊び下りです。
必要以上に、北側斜面には近づかないでね。
滑落するから

 中峰に下る
                  ▲ 踏み抜きながらも、開放的な雪上歩きは楽しいよね(天上のさんぽ)
                           ▲ 中峰で強要されるポージング
 中峰をスル~して帰る気になる             ▲ 踏み抜いてなんぼ
 前峰に登り返す            ▲ 待っているおいちゃん
                         ▲ 前峰から八島ヶ原湿原を見下ろしますね
 ケルン          ▲ 鷲ヶ峰さん またいつの日か
 お疲れさんタイム15分のダラケ           駐車場も満車になりました

                    ▲ 帰りにも未練がましく富士見台に寄って、八ヶ岳を眺める
                    ▲ 標高1700m地点から蓼科山(諏訪富士)と北横岳

車山界隈の駐車場はいっぱいで、登山道を歩いている人も多かった。
霧ヶ峰や美ヶ原からは簡単に大展望が得られる。
春霞は不運だったが、おおらかでのびのびした自然にどっぷり浸かった。

まったりのんびり過ごした一日だった。
これくらいが分相応だろう。

内山峠を越えて群馬に入っても、やっぱり同じように春霞の景色。
あと一週間で桜が咲くのか
そしてまた今夜も、WBC侍ジャパンで気をもむ予定

 大賑わいの車山周辺