2023.05.03 (水)   K2Couple No.0788 

光城山 長峰山
ひかるじょうさん ながみねさん(長野県)
933m
         光城山 912 長峰山 933
北ア眺めて友と語らうGW初日

コース最大標高差 : 330
コース累積標高差(+) : 560
コース累積標高差(−) : 560
コース沿面距離 : 8.2 km
行動時間 : 5'25"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  長峰山頂の巨大なモニュメント「歴史の塔」

  12:00 = 内山峠 = 佐久臼田IC/中部横断道/八千穂高原IC = 14:00 JR小海線野辺山駅 14:15 = 15:20三日月山荘 【買出・泊】

 三日月山荘 5:20 = 小渕沢IC/中央道・長野道/安曇野IC = 6:30 光城山登山口P

 登山口P 6:40 ... 8:20 光城山 8:25 ... 8:30 休憩所 【L1】 8:45 ... 9:15 烏帽子峰 9:25 ... 9:45 長峰山 【L2】 10:35 ...

 11:20 北回りコース分岐 ... 11:45 【R】 11:50 ... 12:05 登山口P

 登山口P12:10 = 12:15 豊科温泉湯多里山の神 13:15 = 安曇野IC/長野道・中央道/諏訪南IC = 買出 = 14:50 三日月山荘 【泊】


    光城山の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)

豊科温泉 湯多里 山の神 (¥650)

今年も、北杜市の三日月山荘を訪問することにした
三日月さんから招待されていないのに、悪友と示し合わせた結果 (^^;

午前の部は休業して♀病院通いののち、正午の暑いなか家を出る。
いつもの山道具と、多少の替着を車に積んで。
下仁田ICから内山峠越えして佐久市に入り、無料自動車道を少し走れば
JR野辺山駅に着く。

「今何処にいるの?」 と問い合わせの あり。
時間の余裕があれば寄ろうと考えていた天女山より、ビールを選んだ
が、道中の展望の良さに誘われて、ちょっと遠回りして待たせてしまった。

 内山峠と言えば荒船山(艫岩)
 野辺山駅のマスコット             ▲ 駅前から八ヶ岳
                               ▲ 鳳凰三山と北岳
 川俣川に架かる八ヶ岳高原大橋から飯盛山          ▲ 八ヶ岳高原大橋上から富士山
 同じく八ヶ岳              ▲ 同じく金峰山
 三日月山荘付近から南ア               ▲ 同じく南八ヶ岳

3時半頃には山荘着。
それほど御無沙汰していた訳ではないけど、旧友の顔が懐かしいです。
メンバーはいつもの5人で。
皆んな、元気そうなのが何より喜ばしい。

荷物を玄関先に預けて早速買出しを済ませ、挨拶代わりのビール乾杯。
喉に沁みるビールと旧友とのおしゃべりに興じる。

標高900mの立地はさすがに涼しく、上着を羽織って夕暮れを迎えた。
健全なメンバーなので、8時過ぎには打ち上げとなった。

 三日月山荘

何気に雲が多い夜明けだったが、直に青空が広がり最高の山日和です。
いつものように、三日月シェフに朝食の心配をかけるのは心苦しく。
簡単に済ませてもらって、家を出る。

きょうの目的地は安曇野の光城山に決まっていた。
当初の計画では夜叉神峠か甘利山のつもりだったが、花が少ないらしい。
一昨年、大町の鷹狩山に行ったとき 【REPO】
花の山として、はらっぱの脳裏にあった光城山が浮上してきたという訳だ。

皆んなの期待を一身に受けて、少し責任を感じているようだった (^^

 朝日は瑞牆山の左から昇ってくる
                            ▲ 山荘前から南ア甲斐駒ヶ岳
 槍穂高連峰           ▲ 長野道を安曇野ICへ


 家を出ると、朝の甲斐駒がくっきりと姿を見せている。
 安曇野までは一時間程度のアプローチなので、ちょっと窮屈だけど1台に乗り合せた。
 小淵沢のコンビニで食料を調達して、そのまま小淵沢ICから入る。

 気温マイナス1℃と冷え込んだ朝。


登山口駐車場まで約1時間だった。
30台程度の駐車場らしいが、既に多くの車が入っていた。
帰るときに気付いたが、途中にも駐車スペースがあり満杯になっていた。
桜の時季を外しても人気の山であることが伺われる。

皆んなは、早々と支度を済ませて待っている。
いつものことながら、常に我が隊がペースメーカーになってしまう。
はらっぱは丑年生まれなので、皆んな諦めているでしょうけど (^^
ごめんね。

 朝の光城山登山口

光城山には複数の登山道があるが、桜並木のさくらコースを行きます。
何処から登っても300m程の急登で、頂稜線は長峰山までポコポコ歩き。
きょうは長峰山まで行って、周回するかピストンするかは未定 (^^;
その時の状況で決める。

端から急登ですが、ジグを切って登るので比較的楽な登りだ。
花も多く咲いていたので、必然的にのんびり歩きです。

 市民の山らしく歩きやすい         ▲ この登りは陽射しも気にならないし
                            ▲ ときどき梢を透かして常念岳がド〜ン
ドウダンツツジ ジュウニヒトエ ヤマツツジ
ツルニチニチソウ ホタルカズラ ムスカリ エゾノタチツボスミレ
シロバナノホタルカズラ 寝坊助のヤマオダマキ キバナノヤマオダマキ ナルコユリ
コバノガマズミ フデリンドウ ムラサキケマン ヤマブキ
                   ▲ 花の撮影に余念がない人のため渋滞中 足踏みして待つ人&振り返って北アを眺める人
                               ▲ 北ア常念山脈(蝶、常念、大天井、燕、餓鬼)
ちょろっと槍の山頂 シロバナエゾノタチツボスミレ ウマノアシガタ タカトウダイ
コクサギ シャガ ニガイチゴ マムシグサ
 ほぼ登りきると公園らしく整備されている        ▲ ニホンサクラソウが春を連れて来てた
ノジスミレ ヒメハギ イカリソウ
 八重桜みごと            ▲ ツツジ越しに北アを眺め
 ヤマツツジ               ▲ 古峯神社
タチツボスミレ ナナカマド プロペラになったモミジの花 ウワミズザクラ
レンゲツツジ ウグイスカグラ ゴヨウアケビ ズミ
                                     ▲ 常念山脈から後立山連峰へ
                                          ▲ 後立山連峰
光城山をあとに稜線を行く カキドオシ ツボスミレ ムシコブ


 光城山頂からは、安曇野の田園地帯や北アルプスの雄大な景色を一望することができる。
 
既に数人の人がいて、そこそこ賑わっていた。
 
平安時代創建で火の神を祀る天空の光城址「古峯神社」に、ありがたくお参りをしてきた。
 丁重な態度の割にはそそくさと山頂を辞して、少し下った林間のフカフカ道は、お年寄り向きの願ってもないプロムナード。

 休憩所のある北回りコースの分岐で、前田さんの腹減ったアピールが始まる。
 いつものようにしっかりした朝食を摂ってないので、食べ盛りの子には無理もないことだと思った (^^
 皆んなも似たりよったりの空きっ腹なので、臨時のランチタイムにする(朝食とも言えるよね)。

 少しばかり腹ごしらえしてポコポコ歩き再開。

 舗装路がずっと続いている頂稜線だけど所々に山道もあり、まだ元気なので山道があれば入る。
 古くはこの辺りに人が住んでいたらしく、朽ちた火の見櫓や廃屋が目に付き生活の名残が感じられる。
 二つ目の山道は若干の登りを経て、烏帽子峰という山頂になっていた。
 道は錯綜している。


 舗装路を歩いたり           ▲ 山道があれば山道を行く
 山道も観光道路ちっくで        ▲ 汗かきながら烏帽子峰に登り
 ここから再び舗装路に下りたと思いきや         ▲ すかさず山道に入って蝶の森へ
 蝶の森には東屋もあって       ▲ いつの間にかチョウの道になってるし

歩いてはみなかったが、子ノ神地区には廃屋が散在し。
道祖神、馬頭観音や水田跡(水は?)まであるみたいで。
かつて生活していた人たちの苦労が偲ばれる。

絆の森、天平の森、蝶の森などあるが、これは後世の産物かも知れない。
車で上がって来る人が多いらしいので、ゆっくり見て回ったら面白いかも。

やがて長峰山頂駐車場に出ると、家族連れで賑わっている。
歩きで登って来る者にとっては興覚めではあるが、歩けない人にとっては貴重な場所に違いない。

 長峰山の山頂駐車場(トイレ棟)
ツリバナ キジムシロ ミツバツツジ キアゲハ


 最後の坂を登りきると目を疑うような展望台と、その先にパイプ作りのモニュメント「歴史の塔」 が奇抜で面白い。
 開けた安曇野が一望のもとで、解放感抜群のエリアである。
 三段構成の歴史の塔とは、下から順に過去、現在、未来を表現しているものだと言う。
 過去は地面に固定され、その上の現在を経て、斜めに切り落とされた未来に繋がっている。
(制作意図不詳)

 山頂の大展望台に上がってみた         ▲ 展望台から見下ろす歴史の塔
                     ▲ 歴史の塔のベンチに座って、ランチしながら北アの峰を望む


 ランチメニューをシェアーして、少し豊かになった気持ちと満ち足りたお腹を抱えて下山しましょう。
 で、どうしようか。
 周回して長峰荘コースを下ると、街中を光駐車場まで2Km30分ほど歩かなければならない。
 来た道を戻っても時間的に大差ないように思われるので、光城山まで戻って北回りコースを下ることにしようか。
 そうしよ そうしよ (^^
 時は10時半、全員一致でピストン決定 (^^


 さて撤収です         ▲ 帰りは楽な舗装路専科で
フデリンドウ ニホンタンポポ ヤマフジ アカフタチツボスミレ
チョウジザクラ ヤマブキ マルバコンロンソウ

健脚組♂♂はどんどん先に行っちゃったので、後発組♂♀♀はチョンボ。
分岐の休憩所まで行かず、ウッドチップのフカフカチョンボコースを辿って。
合流地点に先着した

北回りコースもさくらコースと大差なく、途中から急斜面に突入するが。
細かいジグザグ道で、危険個所もなく楽チン下りだった。
薄雲が広がりつつあったが、山影はまだしっかりしていた。

毎日この素晴らしい景色の中で暮らしている人がいるんだね。

 チョンボルートで♂♂を待つ
 おちゃらけ下山道       ▲ お譲さん♪お茶でも飲みに行きませんか
                              ▲ 逃げ足は速かったけど ...
 すぐ本隊に吸収された         ▲ 膝が辛そうなので5分休憩する
クサボケ クサノオウ ヒトリシズカ見っけ

公園のような雰囲気の山だったけれど、展望は良く花が多かったのでそれなりに楽しめる山ではあった。
気の置けない仲間同志、遠慮なしでいろんな我がままさせてもらいました。
ありがとうございました

温泉は三日月さん推薦の豊科温泉。
ぬるぬるお肌は美人の湯みたいで、リンダ困っちゃう

 無事に往復してきた             ▲ ぬるぬるの温泉


 帰りは諏訪南ICで下りて、Acoop原村に寄って好みの食材買出し。
 既に心は宴会気分のようです (^^
 二日連荘で昼下がりのアルコール漬けって、癖になりそうだねっ、おいちゃん