2023.06.21 (水)   K2Couple No.0795 .

半月山/湯ノ湖
はんげつやま/ゆのこ(栃木県)
1,753m
TUWVOB山行 第21弾
4年ぶりの再開は、奥日光から

半月山 湯ノ湖
コース最大標高差 : 160 30
コース累積標高差(+) : 175 125
コース累積標高差(−) : 175 125
コース沿面距離 : 1.7 km 4.9 km
行動時間 : 1’50” 1’35”
* 半月山:距離と累積標高差は KASHMIR 3Dによる概算値です
* 湯ノ湖:距離と累積標高差は GARMIN GPS data です
 竜頭ノ滝上流、湯川の流れ

  5:30 = 足尾 = 7:50 明智平 8:00 = 8:10 歌ヶ浜P 8:25 = 8:40 中禅寺湖展望台P 狸山ピストン】 9:55 = 10:00 半月山駐車場

 駐車場 11:40 ... 12:10 展望台 ... 12:20 半月山 12:25 ... 12:30 展望台 【L】 13:05 ... 13:30 駐車場

 半月山駐車場 13:40 = 14:00 竜頭滝散策 14:40 = 14:55 かつら荘 15:15 ... 湯ノ湖周回 ... 16:50 かつら荘



日光湯元温泉 にごり湯の宿 かつら荘 (¥13,500)

【参加者】 8期 9人 美恵子、小笠原、守護、根岸、三原、前田♂♀、相原♂♀
9期 7人 勢、英子、石野、熊Q、原田、ケンチヨ♂♀

4年ぶりのTUWV8期9期OB山行を、奥日光で開催することになった。
コロナ禍のために中止した計画を、9月から6月にずらして催行する。
いつも9期のメンバーが主導してくれるのは、有り難いことだ。

我が家は足尾経由で下道を行くので、通勤ラッシュには嵌りたくない。
渋滞に嵌るくらいなら、早く行ってのんびりした方が良いということ。
結局、4時間程度の仮眠でスタート。

梅雨空は覚悟していたが、何故か快晴に近い。
早朝8時の中禅寺湖は閑散として、落ち着いている。
二荒山神社の鳥居を左折して、中禅寺湖スカイラインに入る。

 二荒山神社の大鳥居
                                   ▲ 中禅寺湖 歌ヶ浜から奥日光の山々

 歌ヶ浜駐車場に寄ってみます。
 朝の中禅寺湖の冷気に触れ、居合わせた釣り師たちに突撃インタビューするはらっぱ。
 湖の中にいっぱい泳いでいる魚はウグイといって、小骨が多く食べにくいので釣りの対象にはならないそうだ。
 彼らは、レイクトラウト(鱒)という魚をターゲットにしているらしい。
 釣りも奥が深く興味は尽きないが、ここで長居をする気にはならない14℃。
 お礼を言って別れたのち、未だ2時間も早いけど集合地になっている半月山駐車場に行ってみることにする。

 が、途中の中禅寺湖展望台なる駐車場で引っかかる。
 名前の通り、中禅寺湖の眺望が良い。
 男体山に雲が掛かってきた (^^;


 中禅寺湖展望台からの眺め          ▲ 男体山頂の雲が広がってきた

誰もいない展望駐車場でだらける。
花を探して撮ったりしていたが、すぐにネタ切れで飽きてしまった。

中禅寺湖東南岸稜線は、明智平〜半月山〜社山の登山道がある。
この駐車場もその稜線ルート上にあり、東に狸山
むじなやま の標識があった。

1台の車が入って来たので、遠目に確認したら守護さんじゃないか。
ベンチに座って懐かしく話し込んでいたら、はらっぱが狸山に行くと言う。
守護さんは行かないらしいので、放っぽらかしてちょっくらピストンする。
いい子にして待ってな (^^

 懐かしい人と話が尽きない
ニシキウツギ(最初は白くて) ニシキウツギ(だんだん紅くなるよ) オオシラビソの松ぼっくり
ヤマボウシ ジシバリ 狸山においでよ 君は来なくても良いけど
 キョリ300mだけどプチ急登で        ▲ サラサドウダンは何処でも咲いてるね

良く整備されている登山道だが、それほど踏まれている様子はない。
笹の斜面に開かれたフカフカ道で歩きやすい。

山頂にはアンテナが2基。
日光市消防本部の狸山消防無線基地局と書かれている。
地デジ中継局もあるらしい。
特に興味をひくものはなかったので、速攻下山。
下山中に、消防隊員らしき制服組が数人登って来られた。
お疲れ様です

 消防無線基地だった               ▲ むじな山

 展望台駐車場で1時間以上過ごしたが、誰も上がって行った気配はなかった。
 我々に気付かずスル〜したということも考えられるので、とにかくどん詰まりの駐車場まで移動することにした

 この稜線上は電波が悪く、は繋がらなかった (^^;


                      ▲ スカイライン行き止まりの広い駐車場に、誰もいなかった
あんたはカラスですか ヤシャブシ ニシキウツギばっか
 足尾の治山事業アッピール          足尾の松木沢と庚申皇海山
 (松木沢ジャンダルムは、拓哉がクライミングに訪れる岩場)
    ▲ ボチボチ集まり始める頃、ケンチヨさんのお土産は山形村山の採りたてジュンサイ、早速茹でて皆んなで賞味した
 ジュンサイ珍味うまい ご馳走さま        ▲ 全員揃ったので出発の支度が始まる

余り登りたくないメンバーもいますが、TUWVOB山行ですから。
登らない選択肢はありません。
取付きの標高差50mは思ったよりきつく、partyはすぐにバラける
時間はあってないようなもの、お好きなペースでお願いしますね。

駐車場に集結したころから、青空は完全に姿を消したね。
暑くなくて、お年寄りには最高のコンディション。

 山登りと言っても、既に山頂が見えてるけど       ▲ それなりの登りは用意しておきました
 半月山展望台まで0.6q、山頂まで0.8q       ▲ ここでもサラサドウダンが励ましてくれる

半月山展望台直下で半月山頂の道を分ける。
展望台に荷物を預けて、有志だけで山頂ピストンを決行する
山頂は展望がないということもあって、アタック隊は精鋭6名 (^^;
行かないと後悔するぞ。

ほぼ平坦な道を200m辿れば、全員めでたく初登頂
組み合わせを色々変えて、アタック隊の記録写真を残した。

皆んながいる展望台に戻ったら、まだ食べずに待っていてくれた。
ううっ 嬉しい、ありがとう。

それぞれが持ち寄ったお弁当を、シェアーして美味しかった。

 半月山アタック隊
 めっちぇんのフリ                ▲ 9期
                            ▲ 半月山展望台にあった案内図
 テラスから八丁出島など中禅寺湖全体を眺める      ▲ ランチタイム終了後( 撮影 : Kenichi )
 快調に下山              ▲ 最後の下りで
ふうてん歩き 駐車場が見えると嬉しい あるある クリの実 俺誰か 覚えてる? 知らん


 中禅寺湖を見下ろして。
 本日のコンビニランチは美味しくいただきましたし、山頂もクリアーしましたので大いに満足。
 次は、湯元温泉に行く道すがら竜頭ノ滝見物とします。
 特に珍しい場所ではないけど。
 他に候補がないので (^^;

 
                 ▲ 竜頭ノ滝(竜の頭の両側に髭があるように見えることから命名された説)

全員揃って龍頭之茶屋に入り、正面から竜頭ノ滝に向き合う。
紅葉時季のような華々しさはないが。
梅雨時なので水量は豊富なようだ。

流れ落ちる水飛沫を鑑賞して、運転手は車に戻り。
そうでない人は川沿いを歩く。
湯川の流れの美しさを感じながら登れば、上の駐車場で車が待っている。

 向かって右側のほうが滝らしいような   ▲ 平日と言えども人出多い(修学旅行生とかワンサカ)
 けっこう急峻な流れ  ゆるゆるした湯川の流れは竜頭滝を経て中禅寺湖に注ぐ
オオヤマフスマ ニシキウツギ オダマキ フタマタイチゲ クリンソウ
ヤマオダマキ サンショウバラ ヤマハタザオ ニョイスミレ ジシバリ
ニガナ マンネングサ ウマノアシガタ ハルジオン

本日の宿に着きました
何本かある大きな桂の木にちなんで、 「 かつら荘 」
とにかくチェックインをして、館内の案内もそこそこに散策に出る。

お風呂も入らず何処行くのって、湯ノ湖周回に決まってるでしょよ (^^
ササっと周回してお風呂に入って、食事は6時を6時半に遅らせてもらった。

有志というか殆んどのメンバーが、ぞろぞろくっついて来た。
快調なペースながら遅れる人もなく、皆んな頑張って歩いた

リタイア組は湖畔で息抜きですね

 かつら荘にチェックイン
シロバナヘビイチゴ ワスレナグサ ムラサキサギゴケ キレンゲツツジ
クリンソウ クリンソウ ヒメヘビイチゴ ツルアジサイ
                           ▲ 反時計回りで湯ノ湖一周するよ
 大物をゲットした女性釣り師          ▲ 感心して眺める女流山屋

誰が言うともなく自然の成り行きで、湯ノ湖を反時計回りに周回します。
西岸は概ね土の道で、湖を眼下に若干のアップダウンがあります。
特記するようなものはない。

湯ノ湖の水の落ち口湯滝まで来れば、ほぼ中間点です。
湯滝の落ちる様を眼の前に、その勢いはスローでもあり激しくもあります。
少しづつ階段を下りてみたが、見応えは限定的だった。

 湯ノ湖の水は湯滝となって流れ落ち     ▲ 戦場ヶ原を潤す湯川となり中禅寺湖に注ぐ
湯ノ湖 ヤマオダマキ 湯滝見物を終えて マガモcouple オガラバナ
 葛西善蔵文学碑 幹事様の迷解説       ▲ 湯ノ湖の東岸は、基本的に水平木道
 16:40 湯元温泉に戻って来ました             ▲ 湯ノ湖周回を終えて

 この日光国立公園湯元温泉の標識の手前に源泉湧出池があり、試しに手を入れてみたら 「あっぢ〜」 1秒は無理
 湯ノ湖と言うくらいだから温泉成分たっぷりだとすれば、泳いでいるカモや魚は毎日露天風呂。
 贅沢三昧やねえ。


                        ▲ 修学旅行の生徒やバスで温泉街は賑やかだ

 宿に戻って夕食まで1時間半      ▲ 白濁のエメラルドグリーンが美しい硫黄泉

 大きなホテルと違って、こじんまりした宿は落ち着いた雰囲気が最高だし、ふれあいサービスも行き届いている。
 しかも本日は私たちの貸し切りなので、スケジュール変更など大いに我がままを聞いていただけたことはありがたい。

 硫黄泉の濁り湯はちょっと熱めだったので、露天風呂で寛ぎのとき。
 食事前のプレ宴会で盛り上がる間もなく夕食タイム


 皆んなで勢い良く杯を傾け          ▲ 何の話か知る由もないが
 元社長と元教授は難しい話         ▲ ちょっと疲れて中休みですか
                           ▲ 日光湯元温泉の夜は粛々と更けて

夕食が賑やかに進行して、一旦お開きとなり。
その流れで、全員が一部屋に集まって二次会に突入するのは恒例行事。
現役時代の話題が駆け巡って、既に55年超のタイムスリップしている。
若い頃、共に学んで遊んだかけがえのない親友たち

3年前、同期のおぎゃ〜の不幸に接し。
計画した追悼登山が、コロナ禍のために延びて今頃になってしまった
持ち寄った彼女の写真を囲んで、生前の想いを偲んだ。

天気予報では、戦場ヶ原も雨だろう。
明日は雨の追悼登山だ。

 昔は若かったなあ imasara

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