2023.06.22 (木)   K2Couple No.0796 

戦場ヶ原
せんじょうがはら(栃木県)
1,400m
TUWVOB山行 第21弾
二日目は、戦場ヶ原の雨を歩く

コース最大標高差 : 35
コース累積標高差(+) : 105
コース累積標高差(−) : 105
コース沿面距離 : 8.7 km
行動時間 : 3’40”
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  雨に煙る戦場ヶ原の木道を行く

 かつら荘 7:55 = 8:05 赤沼茶屋P

 赤沼茶屋P 8:20 ... 8:30 湯川赤沼橋 ... 8:50 しゃくなげ橋分岐 ... 9:15 ショートカット分岐 ... 9:30 小田代原バス停 9:45 ...

 10:15 ショートカット分岐 ... 10:35 泉門池分岐 ... 10:40 ベンチ 【L】 10:55 ... 11:05 青木橋 ... 12:00 赤沼自然情報センター/赤沼茶屋P
 赤沼茶屋P12:25 = いろは坂 = 足尾 = 14:55

  戦場ヶ原の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


【参加者】 8期 9人 美恵子、小笠原、守護、根岸、三原、前田♂♀、相原♂♀
9期 7人 勢、英子、石野、熊Q、原田、ケンチヨ♂♀

                 かつら荘の前で出陣式
               ▲ きょう最初で最後の男体山(赤沼茶屋に行く途中の三本松茶屋から)AM8
                        ▲ 赤沼茶屋駐車場の一番奥にズラ〜と並んだ

皆さん おはようございます (^^
行動に余裕を持ちたいので、8時前には宿をスタートした。
早朝は雨降りだったが、ちょっと小降りになったようだ。

赤沼茶屋でも雨
この雨は一日中降り続くことになる。

駐車場の一ヵ所に車を集めて、出だしから上下カッパ装備。
おまけに、傘までさして万全です

 出だしから雨の洗礼
紅白クリンソウ ウマノアシガタ ニッコウキスゲ ルピナス コウリンタンポポ

車道をクロスして遊歩道に入り、湯川の支流に沿った道を行く。
こんな天気だから一般のお客さんは皆無。
いるとすれば修学旅行団体だろう。

戦場ヶ原自然研究路の入り口は、もちろん通行できるようになっていた。
小田代原から周回して、帰りはここに出て来る。

気温は10℃程度で、梅雨時の6月としてはちょっと肌寒い。
この寒さは昨日から続いている。

 車道をクロスして戦場ヶ原へ
 赤沼橋で湯川を渡って小田代原をめざす        ▲ しゃくなげ橋分岐で態勢立て直し
                       ▲ とびきりシックなミズナラ原生林は雨が似合うようです
オオヤマフスマ ミヤマウグイスカグラ(実) マイヅルソウ ツマトリソウ ハルカラマツ
ニシキゴロモ レンゲツツジ ハクサンフウロ ヤマハタザオ ヤマオダマキ
 何処の山だか      ▲ 低公害バスが通る舗装路に冷たい雨が降る
 小田代原バス停で雨宿り(トイレ付き)            ▲ 赤沼車庫行きのバス

 戦場ヶ原の低公害バスは、赤沼車庫から千手ヶ浜の間をピストンしている。
 そのバスは小田代原のバス停で同時刻すれ違いになっており、9:37の上り下りのバスがほぼ同時に到着した。
 ケンチヨさんと熊Qさんの三人が、赤沼車庫行きのバスに乗って帰って行った。byebye
 残り13名で初志貫徹、戦場ヶ原に廻って帰る。



                              ▲ 小田代原の木道から日光の山を見渡せる場所がある

 ここからのコースは木道が多いので、滑って転ばないように注意しよう。
 幸いにと言うか花も少なく展望もないので、足元に集中できるから転ぶことはないだろう。
 雨降りでも霧が出ていないので、小田代原越しの日光連山がかろうじて確認できる。
 むしろ、霧が立ち込める幻想的な風景の方が良かった。
 きっと記憶に残る日になると思うけど (^^


小田代原の木道は、3年前に来たときには既に綺麗になっていた。
雨の効果で緑が殊更に美しい。

樹林に囲まれた木道は、直射日光を避けるには快適です。
きょうは雨除けになって欲しいが、雫がポタポタ落ちてくるのが頂けない。

メンバーの心も雨に閉ざされて、晴れ日より無口な感じです
こんなに降られたら、しゃべる気しないよね。
しゃべるのも面倒だし、傘が邪魔して写真を撮るのもいい加減。
気合が入らないので写真もボケまくってた

 木道歩きの序章 樹々や笹の緑が美しい
 ときどき白樺のアクセント付きで        ▲ 黙々と歩くからペースは順調そのもの
カキドオシ イブキトラノオ サワギク アヤメ ツボスミレ

難読の泉門池 いずみやどいけ の手前に、戦場ヶ原の分岐。
ランチ休憩に適している泉門池の休憩ベンチサイトまで行く手もあるが。
きょうは行かないことに決した。

子供たちの団体が通過、3クラス分のコンニチハ攻撃に付き合う (^^
雨でなければ、人気の戦場ヶ原なのに可哀そうな子供たち。
でも子供って、案外雨の日が好きだし集団行動も好きなんだよ。

雨に限らず水遊びは大好き

 子供の団体が、昨日もきょうも多かった       ▲ 泉門池と戦場ヶ原の分岐で折り返す
                          ▲ 冴えないベンチで、冴えない雨降りランチ

 戦場ヶ原自然研究路に折り返す。
 で、最初の休憩ベンチサイトでランチタイムにしたけど、ちょっと良い判断ではなかった (^^;
 記憶から抜け落ちていたが、これから先の湯川を渡る青木橋の手前にも広いベンチサイトがあったし。
 そのあとにも戦場ヶ原の開放的なベンチサイトが多々あり、ベンチの数は少ないけど絶対気持ちが良かったと思う。
 皆さんには申し訳ないことをした。


▲ 青木橋で湯川を渡り           ▲ やがて戦場ヶ原に出る
ニシキウツギ ハクサンフウロ アマドコロ ツルコケモモ
アザミ(蕾) カンボク
              ▲ 開放的な戦場ヶ原に出ると、男体山も見えるし多少気分が盛り上がるよね

 この辺の木道は交換される前のもので、この先で木道架け替え工事のため通行止めになっていたのは3年前。【REPO】
 あの時は、自然研究路の半分まで歩いて残りは僅か、猛暑の中を戻って迂回するのは気分的にきつかった。
 今回は心配ご無用、あと30分もあれば戦場ヶ原から脱出できるだろう。

                     ▲ 何気に戦場ヶ原湿原の白樺などの背が伸びたような

記憶には全く残っていなかったが、こんなに休憩ポイントがあったのか。
雨が降ってなければ、休みたくなるようなサイトがあちこちにある。
それほど多くの人たちが訪れる戦場ヶ原なのでしょうね (^^

木がひっくり返って、根っこ丸出し。
余り芸術性は感じられないけど、珍百景なんだろうか。
評価は見る人に任せよう。

 根っこ丸出しの倒木が芸術?
 空も湯川の流れも重苦しい             ▲ 珍しい谷地坊主
                      ▲ 木道が見違えるように綺麗になって歩くのが楽しい
 再び拠水林に潜り      ▲ 戦場ヶ原の末端を予感する頃には脱出成功

やがて朝一に分岐したところまで戻り、天を仰ぐ。
相変わらず雨は調子よく降り続け、木道以外はグチャグチャ道で。
こういう道は、幼稚園児の大好きな道。

水溜まりを避け、時には水溜まりの中をジャブジャブ歩き。
もうどうでもいい感じ ・・・ 
幼稚園児と大差ない (^^

 水溜まりを回避して大周りする
 こんなに降るなよ       ▲ 赤沼自然情報センターで花情報ゲット

雨のおかげで
黙々歩いたし、休憩も少なめだったし、花撮りタイムも少なかったし。
行動時間もそれなりに少なく済んで、ちょうど正午のとうちゃこ (^^

赤沼自然情報センター内で、ケンチヨちゃんと熊Qちゃんが待っていた。
ここでホッとひと息、雨に濡れた荷物を下ろし、カッパを脱ぐ。
予報通りの雨の一日。
おぎゃ〜の追悼登山は無事に終わった。

駐車場に移動して解散になった。
皆さん 楽しい二日間だったね (^^ ありがとうございました。

 平日だしこの雨だもの、駐車場もガラガラ