2023.07.02 (日)   K2Couple No.0797 

池の平湿原
いけのたいらしつげん(長野県)
2,110m

   三方ヶ峰 2041 見晴岳 2095 雲上の丘 2110

梅雨の晴れ間にプチ花見

コース最大標高差 : 110
コース累積標高差(+) : 210
コース累積標高差(−) : 210
コース沿面距離 : 4.2 km
行動時間 : 4'15"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  爽やかな池の平湿原

  5:40 = 藤岡IC/上信越道/軽井沢IC = 地蔵峠 = 7:30 池の平駐車場(兎平)

 池の平駐車場 7:50 ... 池の平湿原 ... 8:30 鏡池 ... 9:00 三方ヶ峰 9:20 ... 9:55 見晴岳 【L】 10:40 ... 11:00 雲上の丘 ...

 11:15 雷の丘 ... 11:30 村界の丘 11:40 ... 11:50 ベンチ 12:00 ... 12:05 池の平駐車場
 池の平駐車場 12:10 = 湯の丸高峰林道 = 12:25 高峰高原ビジターセンターP 【花】 12:40 = 軽井沢・碓氷バイパス = 14:55

   池の平の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)


                           ▲ 上信越道から妙義山と浅間山

西日本では豪雨被害が心配され、全国的にも山日和とは言えないが。
関東甲信の日曜日は、朝から青空が広がる予報になった。
で、浅間界隈で花見ということにした。

軽井沢ICで降りて、和美峠経由で軽井沢に入る。
雲海の下で、軽井沢や佐久小諸は重い雲に押しつぶされている。
空気もヒンヤリしていた。

例によって雲を抜けると、真っ青な浅間ブル〜。
11℃で爽やかな駐車場では、スタート準備の方々が忙しそうにしている。
 気まぐれで軽井沢ICから出る
 湯の丸スキー場第6ゲレンデtopから烏帽子湯の丸         ▲ 池の平駐車場は人気のエリア
シテンクモキリ シロバナヘビイチゴ アヤメがいっぱい オオヤマフスマ

先ずは駐車場周りの花を丹念に観察し。
チンタラ楽しい山下りの始まり

先行した人たちの多くは山に向ったらしく。
湿原入口までは人も少なく、貸し切りアプローチです。

そんな優雅な遊歩道で、花を訪ねて心を解き放つ嬉しい時間 (^^
右見て左見てしゃがんで時が流れる。

 池の平湿原の入口には
 案内板や東屋がある       ▲ まだ朝なのでたむろしている人は少ない
                 ▲ 昨日山梨県側吉田口で山開きしたらしい富士山が薄っすらと見えた
タガソデソウ アザミさん早く咲きな ニガナ ニガイチゴ
                    ▲ レンゲツツジの坂を下って行くと、やがて湿原エリアが始まる

 湿原入口から見下ろす池の平にも全く人影はなく、靜かな一日になりそう。
 何度も訪れているから何処に何が咲いているのかおおよその察しは付くので、気楽にポコポコ歩ける池ノ平です (^^
 もう少し遅い時季の方が花の種類は多いんだよね、ほんとは

 昨夜来の雨も上がって快晴に恵まれた朝         ▲ あっちでしゃがみ こっちでしゃがみ
                      ▲ 木道で湿原を横断するとレンゲツツジの丘と鏡池
                            ▲ 微風の鏡池(標高2000m)
ヒメシャクナゲ              ▲ カラマツソウ
ネバリノギラン ハクサンチドリ カラマツソウ ハクサンフウロ
                         ▲ ハクサンシャクナゲとレンゲツツジの競演

人も疎らな木道を歩き、湿原を横断すると鏡池。
ヒメシャクナゲやカラマツソウがいっぱい咲いている。
木道からちょっと遠い所で咲いているので、コンデジでは厳しいけどね。

湿原から三方ヶ峰の斜面に取付く階段から、ハクサンシャクナゲ通り。
今が旬の咲きっぷりだった。
湿原とは違う花も姿を見せ始める。

まだ9時前なので、渡る風が心地良い。
この風に吹かれるだけでも、来た価値はあるというものだ

 三方ヶ峰へ
 ハクサンシャクナゲ              ▲ サラサドウダン
ハクサンシャクナゲ ハクサンタイゲキ レンゲツツジ タカネニガナ
おいちゃんのクロマメノキ はらっぱのクロマメノキ ミツバツチグリ ウスユキソウ
マイヅルソウ コキンレイカ(蕾) ツマトリソウ コイワカガミ
おいちゃんのコケモモ はらっぱのコケモモ コマクサ

 目的の花がなかなか見つからないので、オトギの森に遠回りしてみる。
 でも、見つからなかった

 こまくさ園地の三方ヶ峰にはベンチもあり、超望遠カメラでコマクサを撮る人そして休んでいる人さまざま。
 駐車場から僅かな歩きで、群生する高嶺の花コマクサに逢える三方ヶ峰です。
 雲海の先には八ツや中央アルプス北アルプスも見えるが、「見えた」 というには余りにも淡い山影ではありました (^^;

                            三方ヶ峰から雲海の彼方を眺めて
 何気に山頂          ▲ 柵越しに広がるこまくさ園地
 八ヶ岳ですね         ▲ 烏帽子岳の先には後立山稜線
             ▲ 形も色もお疲れ気味なので、近づきすぎては気の毒ですが(三方ヶ峰こまくさ園地)
 大株をカメラに記録します               ▲ 白いのも

 本当は篭ノ登山のコマクサに逢いたかったのですが、きょうは楽チンな池の平湿原にしました。
 昔のようにあっちの山こっちの湿原と合わせて登れればいいのですが。
 どっちかひとつを歩くだけで精いっぱいな悲しい年頃です。
 それでは、三方ヶ峰から見晴岳へ。
 池の平外輪をポコポコ歩きしますね (^^

                          ▲ 三方ヶ峰から見晴岳まで、ひと登りします
ウツボグサこれから シャジクソウ グンバイヅル ゴゼンタチバナ サラサドウダン
                           ▲ 見晴岳手前のこまくさ園地はスル〜
 見晴岳にとうちゃこ      ▲ 雲海がいつまでも残っていました(八ヶ岳)
 根子岳と四阿山です         ▲ ベニサラサドウダンが鈴生りでした
シロバナニガナ キバナノヤマオダマキ ヤマオダマキ オンタデ メイゲツソウ
テガタチドリ 咲きそうなオトギリソウ ベニサラサドウダン グンナイフウロ ウスノキ
                              ▲ 見晴岳の展望所から北アを眺めてランチにしますね
                           ▲ 烏帽子岳の向こうに後立山稜線

見晴岳の山頂では、それなりに大勢の方が展望を楽しんでいた。
地蔵峠に下るルートに進んで、岩の上から山岳展望写真を撮る。

ベニサラサドウダンの花が、鈴生り状態で見事な咲きっぷり。
昨年は既に花が終っていたので、全く気付かなかった。【REPO】

撮影スポットなので、岩に隠れて北アを眺めながら展望ランチにした。
槍穂高や後立山の稜線が、何物にも代え難いおかずになった (^^

ここを吹き抜ける風も爽やかだった

 食べすぎちゃって 引き上げ〜
 グンナイフウロ群生地        ▲ 浅間外輪と高峯山と池の平湿原
                                ▲ 鏡池を拡大俯瞰
                      ▲ 東篭ノ登山頂には大勢の登山者が集う(max zoom)


 さて、ピグミーの森を抜け、雲上の丘、雷の丘を惰性で通り過ぎます。
 前を歩くおいちゃんが、何気に見覚えのある方とスライドしたときに、思わず 『 だんべえさん 』 と口走った (^^
 最後にお逢いしてからどれくらい経ったか定かではありませんが、昔はまねっこ&追っかけをしたことが懐かしいです。
 mako さんもご一緒していました
 いやあ嬉しいですね〜 こんな出逢いが待っていたとは
... きょう池の平に来て良かった
 お二人はまだお若いので西篭ノ登山ピストンして、旬のコマクサやいろんな花を楽しんで来られたとのこと。
 私たちが目を皿のようにして探し歩いていた花は、盗掘されたと聞かされました。
 がっくし


バイケイソウ(蕾) マイヅルソウ ミツバツチグリ」
ギンリョウソウ 村界の丘 2113m ピンキーなツマトリソウ コイワカガミ終盤
 ツマトリソウがいっぱい咲いてた             ▲ ゴゼンタチバナも

だんべえさん&makoさん の余韻を引きずりつつ村界の丘に寄る。
ツマトリソウとゴゼンタチバナのオンパレだった。

兎平の休憩広場では、大勢の方が休憩していた。
山帰りちっくな人もいれば、普段着でちょっと山に来た風なカップルさん。
それぞれにベンチに座って楽しそう。
私たちもとりあえずベンチに座って、楽しそうに水分補給していた (^^;

池の平の朝の感じでは、静かな一日になりそうに思ったけど。
終ってみれば、未だかつてないくらい賑やかな池の平だった。

 駐車場に戻ってグリ〜ンタイム
 池の平休憩舎          ▲ 下段の駐車場もほぼ満杯で


  車坂峠へ

 まだ時間的に早いので、湯の丸高峰林道を走って車坂峠の様子を見て帰ることにする。

 湯ノ丸高峰林道から水ノ塔山アカゾレ        ▲ フランスギク群生地から浅間山
 スズランはもうお終い          ▲ たった一輪、一生懸命咲いてた
フランスギク ムラサキツメクサ スズラン ハクサンフウロ シモツケ

 車坂峠のヤナギランとニッコウキスゲ群落は、あと二,三週間後には見頃を迎えるのではないでしょうか。
 楽しみですね。
 また来るかも知れない (^^
 そして家に帰ったら午後3時、34℃のうだるような暑さだった (^^;
 翌日の夜には寒気が流れ込んだ影響で、風が吹き荒れ雷さまが鳴って大粒の雹が降った