2023.07.16 (日)   K2Couple No.0798 .

野反湖 弁天山
のぞりこ べんてんやま(群馬県)
1,653m
野反湖にて避暑

コース最大標高差 : 145
コース累積標高差(+) : 210
コース累積標高差(−) : 210
コース沿面距離 : 3.6 km
行動時間 : 4'20"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  空よりも青い野反湖を見下ろすキスゲ群落
  4:25 = 倉渕 = 八ッ場ふるさと館 = 6:20 野反峠富士見峠)登山者用P
 野反峠登山者用P 6:30 ... 6:40 野反峠休憩舎 6:45 ... キスゲ群生地周回 ... 7:45 野反湖畔 【L1】 8:05 ... 8:35 展望ベンチ 8:40 ...
 9:00 コマクサ園地 【L2】 9:20 ... 9:30 野反峠休憩舎 9:40 ... 10:05 弁天山 【L3】 10:25 ... 10:50 野反峠登山者用P
 野反峠登山者用P10:55 = 倉渕小栗の里 = 13:10

   野反湖の場所
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである(経緯度線は20秒間隔)



 梅雨明けかと思われる暑さですが、前線の動きが微妙で気象庁は関東甲信の梅雨明け宣言を出せないでいる。
 特に九州から北陸東北にかけて局地的な大雨が続き、災害も多く発生しているようだ。
 北関東では連日の猛暑で、山選びは何気に涼しそうな場所を探すことになる。

 『ノゾリキスゲが見頃を迎えている』 という地元上毛新聞の記事もあって、はらっぱの選択は野反湖ということになった。
 晴れ予報なので陽射しの強さは覚悟の上、少しでも心身の休養ができればという思いです (^^
 ただ、上毛新聞で取り上げると、決まってそのあとは大勢の人が押し掛けるんだよね.。
我が家もか ...

              ▲ 2023年7月11日 上毛新聞 地域版 より抜粋

大勢の人出が見込まれるので、必然的に早朝のスタートを心掛ける。
家を出てから快調に走り、大柏木川原湯トンネルのおかげで近くなった。
八ッ場ふるさと館に寄ってみたら、いつになく車が多いし。

野反峠の駐車場は余裕だったが、続々と入って来ていた。
涼しい中でノゾリキスゲを鑑賞するだけが主目的なので、のんびり構える。

駐車場では、知り合いとの出逢いはなかった。
昔と違って最近は、平日に出掛ける人たちが多くなったのでバッタリ率は減ったような気がしている。

 野反峠登山者用駐車場 AM6:20

車を下りればすぐに花撮りが始まる (^^;
駐車場周辺もプチお花畑で。
目と鼻の先の休憩舎までが、花のおかげで遠い道のりです。

やや雲が目立つくらいで、きょうの好天は間違いない。
ただ降り注ぐ陽射しはきついかもしれない。
現在の気温は17℃。

 ヤナギランが風に揺れる季節になった      ▲ 休憩舎前の観光用駐車場は既にいっぱい

                          ▲ 野反峠休憩舎から見下ろす定番の景色
                              ▲ ノゾリキスゲの季節到来


 野反峠休憩舎周辺は既に人の行き交いも多く、大混雑する前にノゾリキスゲ群生地をゆったり廻ることに決める。
 見下ろす野反湖とその斜面を飾るノゾリキスゲが圧巻で、予め想像は出来るものの実際に見る価値はあるというものだ。
 湖畔に続く散策路では、気に入ったカメラアングルを求めてカメラマンが右往左往している。
 我がコンデジ隊はささっと記録し、キスゲ以外の花探しに余念がない (^^;
 ハクサンフウロとイブキトラノオは、これでもかって言うくらい咲いていた。

 キスゲ狙いのカメラマン氏の活動が始まっていた         ▲ 遊歩道から八間山方面の眺め
 朝の日射しが眩しい時間帯         ▲ ノリウツギとキスゲ(弁天山方面)
                     ▲ 湖畔に下りる道は人が少なく、気兼ねなくゆっくりできる
 イブキトラノオだらけ                ▲ シモツケ
 二人とも逆さまだし            ▲ 野反湖畔に下りる
                       ▲ 青空と黄色の狭間で気持ちの良い風に吹かれて
 野反湖の水は、北へ中津川を経て日本海へ           ▲ 釣り人二人で竿6本

ノゾリキスゲの中を歩いて湖畔に下りると、殆んど人影はない。
若者が一人、草の狭い日陰に寝そべっている。
彼はどんな時間を過ごしているんだろう。

我が隊は、どんな時間を過ごしたんだっけ
コンビニで仕入れたカレーパンを、いっこずつ食べたじゃない。

湖を渡る風が心地良く、彼のように横になりたいが石だらけで

 湖畔から休憩舎を見上げる           ▲ 湖畔の日陰でプチランチ

さて重い腰を上げて、コマクサでも見に行ってみよう。
ついこの前見たばっかだけど、ここまで来たら見ずに帰るのも何だしねえ。

花の写真を撮りながら木段を上がれば、再び野反湖を望む展望ベンチ。
ここは、一昨年mikko隊とニアミスした場所です。 【REPO】
その後、弁天山の登りでニアミスを取り返したことを思い出していた。
時の流れは速い。

 湖畔をあとに野反峠に登り返す     ▲ ちょっとした野反湖展望ベンチで思い出タイム
 相変わらず休憩舎は激混みらしい            ▲ そして八間山登山口
                                ▲ コマクサ園地です
 ツリガネニンジン          ▲ 若々しいコマクサを選んで


 コマクサは特別に濃い色揃いで、これって土壌の影響なのだろうか。
 少し旬を過ぎたご様子で、虫食い模様の花が多かった。

 コマクサ園地入口にベンチがあるので、コマクサ品評会を兼ねてここでもプチランチ休憩。
 休んでばっかし 食べてばっかし
 今度は などなどコンビニ調達品のチビチビ喰い (^^
 朝の涼しさは何処へやら、夏の太陽がジリジリ照り付けて体感では30℃を超えているんじゃないかい。
 時折吹き抜ける風が気持ち良く。

山道を戻り車道をクロスして、再びの休憩舎。
はらっぱを待つ間、ノゾリキスゲの風景を眺めてボケっとしていた。
お客様は朝よりも少し増えたような。

一応山登りの体裁を整えるには、弁天山に登らなきゃならないよね。
この稜線を辿る人は案外多い。
外縁稜線を踏破できなくても、エスケープルートが多いので歩きやすいし。

超低山と言えども、風通しが悪いので暑さとの戦いになりそうです。
それよりも残念なのは、あまり花に恵まれないルートなのだ。

 野反峠
                             ▲ 弁天山取付きから野反湖
                    ▲ 本日唯一のピーク弁天山をめざしてイブキトラノオの道を行く
                        ▲ 足元に気を付けてゆっくりゆっくり登りましょう
 笹道は蒸し暑いよね            ▲ 弁天山で折り返しです

弁天山頂には誰もいなかったので、三度のチビチビ喰い休憩。
山頂部には立ち木の日陰はなく、太陽の照り付けが厳しい

以前は山頂から浅間や志賀方面が綺麗に見えていたが、周囲の立木が伸びちゃって極めて見通しが悪くなった。
おいちゃんは、稜線を下って高沢山方面の写真を撮ってきた。

ボチボチ登って来る人がいるので、暑い山頂をあとにする。
この先へは、今後も足を踏み入れることはないかも知れない。

 エビ山、高沢山、大高山方面

えっちらおっちら下っていると、15名くらいの大団体さんとスライド。
そのあとも、数人のグループがパラパラと登って来る。

で、次にスライドしたのが、まさかまさかのmikko隊+ワンコ
登り下りは逆バージョンだけど、2年前を髣髴とさせるバッタリ劇場です
あらまっ嬉しい、 お久しぶりで〜す。

山行記録でご様子は拝察していますが、こうやって逢えることが嬉しい。
mikko隊 ありがとうございました。
また何時の日か何処かでお会いできたら嬉しいですね。
いつまでもお元気で、ごきげんよう。

 あらっ2年前と同じ場所で、まさかのバッタリ劇場     mikko隊を先導する可愛いラック君
                           ▲ 榛名山の手前は六合村の松岩山
                           ▲ 真夏の雲の下、石ゴロの苦手な道
                      ▲ イブキトラノオ群生地に別れを告げ、野反湖をあとにした

 駐車場に戻ると、空きを探す車がウロウロしていた。
 周辺の道路も路駐の列で、これから上がって来る車の何と多いこと。
 帰宅してから知ったことですが、この日はkazu隊も来ていたのに残念ながらニアミスしたらしい。

 往路をそのまま帰り高崎に着いたらやっぱり39℃の猛暑になっており、まるで熱風に晒されているようだった

 もう少し野反湖の木陰で涼しい風に身を任せて、暇つぶししてれば良かったかも知れない。
 せっかちなおいちゃんには無理な話だけど (^^;




 野反湖で逢った花たち

ノギラン ハナニガナ シロバナニガナ カラマツソウ
ノリウツギ ハクサンフウロ イブキフウロ ノアザミ
ノハナショウブ クロツル クロツルの花 アマドコロ(実)
クルマユリ コオニユリ アキアカネ クガイソウ
ヒョウモンチョウ乱舞 シジミちゃん ホソバノキソチドリ ワレモコウ
イタドリ ミヤマホタルイ イワオトギリ ジョウシュウオニアザミ
キジムシロ咲き始め ヤナギラン ハナチダケサシ イブキトラノオ
ヨツバヒヨドリ ヒヨドリバナ シモツケ マツムシソウ(蕾)
ウスユキソウ アオヤギソウ ノゾリキスゲ コメツツジ
オオバギボウシ 濃い色のコマクサ コキンレイカ ヤマブキショウマ
ウルシ ウラジロヨウラク ガクウラジロヨウラク ツリガネニンジン
ハコネギク 開いた シラタマノキ コケモモの実
壊れかけのホツツジ アブラツツジ ヤマハハコ準備中 おまけはヒメジョオン