2023.08.27 (日)   K2Couple 番外編 

覚満淵
かくまんぶち(群馬県)
1,361m
赤城山 ... 全山冷房中

コース最大標高差 : 30
コース累積標高差(+) : 40
コース累積標高差(−) : 40
コース沿面距離 : 2.2 km
行動時間 : 2'05"
* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です  夏の終りに赤城de林間学校
  6:45 = 前橋 = 8:00 鳥居峠駐車場 8:20 ... 9:10 覚満淵ベンチ 【L1】 9:50 = 10:25 鳥居峠駐車場 10:35 =
 11:00 カリガネソウ群生地 11:10 = 11:40 さくらの広場 【L2】 12:05 = 前橋 = 13:00 慈眼寺 13:10 = 13:30


                         ▲ あかぎ大沼・白樺マラソン2023       http://www.akagimarathon.jp/
                   ▲ あかぎ覚満淵・小沼ハイキング 最後の夏を楽しむ小学生たち


 連日の猛暑に辟易して昨日のおいちゃんはやる気なく、朝からエアコン三昧で 「何処行く?」 の掛け声ばかりで。
 さすがに2日連続のだらだらは我慢できないらしく、きょうは久しぶりに赤城に行ってみることにしました。
 具体的に赤城の何処に行くのか定かではありません

 チャリ集団が何気に多いので何か大会があるのかなと思いながら、まだ空きの目立つ姫百合pを通過。
 大沼をめざす車もいつになく多く、前も後ろも連なっているんです。
 数多い山上の駐車場はいずれも満車で、総合観光案内所pは閉鎖、大洞駐車場は大会本部貸切になっていました

 今日は 『あかぎ大沼・白樺マラソン』 の開催日で、大沼を反時計回りに 5K、10K、20K コースを走るとのこと。
 大洞駐車場がスタート・ゴール地点らしく、人も車もごった返していました。
 競技のスタートに合わせて、9時過ぎから交通規制が始まるらしい。
 知らんかった


 ビジターセンターpはもちろん他の駐車スペースも既に余地はなく、鳥居峠まで上がってみます。
 そこでダメなら、更に上の小沼駐車場でしょう。

 横手大橋からきょうの赤城山              ▲ 赤城山大鳥居
 鳥居峠から覚満淵‐大沼‐五輪尾根         ▲ 鳥居峠駐車場(篭山方面から)

 鳥居峠の駐車スペースに滑り込み、車外に下り立てば嘘みたいな17℃、この涼しさは嬉しい。
 前橋地方は曇り予報でしたが、上空には清々しい青空が広がっています。
 とりあえず駐車地は確保できたし小沼まで登る元気もないので、自動的に覚満淵に下りることになりました。


ゲンノショウコ キオン イタドリ ヤマハギ ユウガギク
ツリガネニンジン ツリガネニンジン ノコンギク             ▲ 覚満淵から地蔵岳
トネアザミ タムラソウ アキノウナギツカミ キツリフネ ツマグロヒョウモン
アキノキリンソウ 対岸の遊歩道桟橋 ワレモコウ クルマバナ
キンミズヒキ ヤマホタルブクロ オトギリソウ ハンゴンソウ トリカブト

覚満淵に下りると一変して、人の気配は全くなく仙境尾瀬沼ちっくで。
寂しいような
... 嬉しいような ...
半時計周りに周回するが、花の季節は通り過ぎて余り収穫はありません。

トリカブトを見つけたその奥に、数株のアケボノソウが咲いていました。
花弁の模様が何とも愛らしく、気品を漂わせる花ですね。
水辺を好む花なので、湿原などでたまに見かけます。

 水辺のアケボノソウ               ▲ アケボノソウ
 いずれ撤去される運命            ▲ 慣れ親しんだ桟橋

ビジターセンターからの道を合わせると、木道桟橋になりますが。
その前に、すっかり花が終わったレンゲショウマを確認しまして。

新しい木道から、覚満淵沿いの従来の木道になりました。
老朽化が激しいので、いずれ撤去される運命です。
最後の機会と思って、通行止め場所のベンチで朝食タイムにしました。

靜かな水辺から山裾を眺め、果てしない夢想を彷徨っていましたら。
小学生の塊がゾロゾロ流れて来まして、これはこれで楽しい。
バス3台分の小学生が通り過ぎたら、今度はバス2台分の小学生たち

こんにちは口撃 (^^

 誰もいないベンチでBFにしよう
 ピーチクパーチク小学生のお通りだい     ▲ バス5台分の小学生が去って、ゴマナが残った
 穏やかな覚満淵から五輪尾根           ▲ 猛暑の中にも秋の予感

 マラソン大会のおかげで、とびっきり靜かな覚満淵を楽しむことができました。
 そんな中突然現れた小学生の皆さんはとにかく賑やかでしたが、先生の合図で30秒間一斉にシ〜ンとなりました。
 私たちもじっと耳を澄ませていますと
...
 残念なことに、先生が意図した風の音や野鳥の鳴き声は全く聞こえませんでした
 『 きょうは何も聞こえませんでしたね。こういうこともあります。』 すぐ立ち直る立派な先生
 30秒間の静寂の中で、皆んな自分自身の魂に向き合うことができたことでしょう。

 やがて森の陰から。
 バス3台分の子供たちとバス2台分の子供たちが掛け合う 「ヤッホ〜」 の声が、何度も何度も聞こえていました (^^

 赤城山で巡り合った小学校同士の心温まる交流。

ダイコンソウ サラシナショウマ 紅葉 エゾリンドウ ノリウツギ
アカバナ キツネノボタン ヒメシロネ 国土地理院発行の地形図を使用
                            ▲ 静寂の覚満淵周回を終えて鳥居峠に戻りましょう


 鳥居峠に戻って21℃、相変わらず別天地です。
 マラソンルートの全面通行止め( 9:40〜10:10 )が解除された時間なので、大沼を周回して帰ります。
 車はランナーと同じように、反時計回りしか通行できませんので。
 時間の余裕もありありですし、昔見つけたカリガネソウの群生地を確認して帰りたいと思います。


 鳥居峠には人の姿がなく         ▲ 一方通行につき大沼を周回する
                       カリガネソウは蕾が残ってるものの、花期は終盤だった                             ▲ 正面から
 車両とランナーが並走する区間               ▲ オタカラコウ

さくらの広場に寄ってみましたが、目ぼしい花は咲いていません。
曇り空でしたので、半日陰のベンチで残った食料をおやつ代わりにします。

車はいつもより多く。
草の上にシートを敷いて食べる人、寝転ぶ人、犬と戯れる人。
それぞれに、暑い下界から脱出してきたのでしょう。
我が家もそうですけど (^^

いやだいやだと思いながらも、帰らない訳にはいかない。
最近は、下界に下りても34℃くらいなら
... ホッとしますけどね (^^;

 さくらの広場でのんびり避暑22℃
 ゲンノショウコ              ▲ センニンソウ
 クマシデ            ▲ モミジの種(プロペラ)