2023.05.21 (日)  K2Couple No.0790 .

鹿沢高原
かざわこうげん(群馬県)
1,750m
風薫る若葉の道をのんびりと

コース最大標高差 : 220
コース累積標高差(+) : 340
コース累積標高差(−) : 340
コース沿面距離 : 6.1 km
行動時間 : 4'40"

* 距離と累積標高差は GARMIN GPS data です

 鹿沢高原から湯の丸北峰
  5:50 = 藤岡IC/上信越道/軽井沢IC = 浅間サンライン = 地蔵峠 7:50 桟敷山登山口P
 桟敷山登山口P 8:00 ... 8:10 八十九番観音 ... 8:30 東屋@ 8:35 ... 9:40 東屋A 9:45 ... 9:55 角間登山道分岐 ... 10:40 沢渡る ...

 10:50 九十九番観音 ... 11:00 九十八番観音 ... 11:35 東屋@ 【L】 12:10 ... 12:30 八十九番観音 ... 12:40 桟敷山登山口P

 桟敷山登山口P12:50 = 長野原町 = 大柏木川原湯トンネル = 13:50 倉渕小栗の里 14:00 = 15:10

   鹿沢高原
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである (経緯度線は20秒間隔)
 標高map by KASHMIR 3D



 当初の計画では、湯の丸地蔵峠北西麓の高原でワラビ狩りをして、そのあと浅間シャクナゲ園に廻って尾根山頂までピストン
 するつもりでした。
 が、残念ながらワラビ狩りだけで終わってしまった (^^;

 群馬県内は、予報に反して朝からドンヨリ冴えない曇り空です。
 いつものように上信越道を100km/h のオートクルーズ中に、いきなりガタガタと強振動に見舞われてビビリまくり
 危険を感じて軽井沢ICで降りることにしました。


八風平から和美峠間は霧で真っ白ですよ。
冬期には、綺麗な霧氷が楽しめる霧多発地帯なのです。

足回りのチェックをしたところ特にタイヤに異常はなかったので、僻地の浅間シャクナゲ園はカットして、前半の高原トレッキングだけ楽しむことに。

やがて浅間サンラインを走る頃にはスッキリ晴れて、八ヶ岳が見えました。
小諸市に入ると、正面に槍・穂高も見えるほどの好天気です。

地蔵峠へ駆け上がり 峠の駐車場でトイレを済ませて嬬恋側へ。

 車両トラブルのため軽井沢ICで降りる
 霧の八風平               ▲ 青空の八ヶ岳
 桟敷山登山口、下段の駐車場にポツンと            ▲ 駐車場からの角間山

今回は趣向を変えて、八十九番十一面観音の登山口から入ります。
至近の桟敷山登山口pに駐車、ポツンと一台の寂しさでした。

桟敷山林道を戻って東御嬬恋線に出ると、直ぐに八十九番観音登山口。
どんな道なのか初めてのルートなので、ちょっと楽しみです。
いつもの九十九番観音登山口と違い、平坦道のポコポコ歩きですよ。
K2C向き (^^

 東御嬬恋線と桟敷山林道の交差点で         ▲ 八十九番十一面観音から入山
 変哲もない林道ちっくな道だった      ▲ 誰にプレゼントしようか♪ すみれのブーケ
シロバナヘビイチゴ群生 ヨツバツチグリ タチツボスミレ ねむねむフデリンドウ

今回の初ルートは、地形図通り幅広の楽ちん林道でしたが見所なく。
余り推奨できない道ながら、若葉の下を行く安心トレッキング。
湯の丸高原の東屋@まで近くて安全 (^^

このエリアは、地理的には湯の丸高原の一角に違いありませんが。
旧鹿沢温泉が近いし、個人的な好み先入観で鹿沢高原としています。
国土地理院地図に、「鹿沢高原」の表記は何処にもありません (^^;

 湯の丸山や角間山に囲まれてのんびり〜         ▲ いつも見るだけで寄らない東屋@
                        ▲ 湯の丸山の裏庭的のびのびエリアを徘徊する
 振り返ると桟敷山            ▲ ズミはまだ蕾でした

ズミはまだ蕾で、レンゲツツジはまだ全然。

この周辺はワラビがいっぱい採れた場所ですが、今はまだありません。
思い起こせば、ワラビの最盛期にはレンゲツツジが綺麗に咲いてた。

五月連休前に行った新潟の低山では、ワラビが出ていたし。【REPO】
今年はどこも季節が早いと思っていたけど、チョッと早過ぎたみたい。
ここは標高1600超なのよね (^^;

 レンゲツツジは咲く気なく
 篭ノ登山が見えてきた                ▲ メギの木
カモシカさん ミツバオウレン フモトスミレ イワカガミ咲きそう
ちゃんと標識 ミヤマスミレ ショウジョウバカマ いつもの東屋Aで大福休憩

ワラビを探しながらブラブラしている内に、東屋Aに着きました。
ここまで来たら周回するしかない
... www
周回したら、下の登山口から車道を登り返さなくちゃね
少し腹ごしらえしよう。
東屋の周辺はワラビの宝庫ですが、全然ないし

傾いた牧柵をすり抜けると、周回するSWが入る
青空に緑が綺麗だね〜と言いつつ、車のことが頭から離れない (^^;

 傾いて狭まっている牧柵
                      ▲ 湯の丸山に抱かれて気持ちの良い笹原トレッキング

角間山(角間峠)への登山道に合流しました。
この辺りは冬季に歩くことが多く、無雪期に歩くのは2年ぶりです。

そして、いつもの場所に行ってみればワラビはそこそこありましたが ...
昨日土曜日のお客様が採られた残り物ちっくで。
折られた残骸があちこちにあり ...
おこぼれ頂戴の図。

 角間山登山道に合流

下山路は、素敵な白樺林と落葉松林に囲まれた笹道の気楽な歩き。
湯の丸裏庭のような解放感こそないけど、緑の若葉が心地良く。
心を無にして平和なひととき。
ただ
... 車が (^^;

沢を渡渉し折り返せば、九十九番千手観音の登山口にとうちゃこ。
いつもなら終了点ですが、きょうは登り返さなくてはならない

 白樺に囲まれた笹道が気持ち良い           ▲ 九十九番千手観音に下山

車道に下り立つと、多くのチャリ集団が坂道を登っています。
「グランフォンドとうみ湯の丸 2023」 というイベントをやっているらしい。
中には女装した男性だったり お面をかぶった人がいたりして。
ここはずっと坂道なので大変そう。
自転車を押して歩いてる人も大勢いましたよ。

そんな中、車道を登り返すのも落ち着かないし、陽射しが結構強いし。
車道を避けて、九十八番観音からまた登山道に入りますね。
ここは、かつて何度も入山してる登山口です。
林の中を東屋@まで登り返して、八十九番観音までポコポコ帰ろう (^^

 九十九番千手観音に下山

標高1732mの湯の丸高原をスタート。浅間山麓を一周する本格山岳グランフォンドです。
平地換算145km(獲得標高1,827m)と184km(獲得標高2,336m)の二つのカテゴリーを募集します。
途中のチェックポイントごとに通過時間が設定されるブルべスタイルで完走を目指します。

1000m林道や軽井沢の別荘地、つまごいパノラマラインなど走りごたえも抜群です。
「グランフォンド軽井沢」「グランフォンドKOMORO」「グランフォンド嬬恋」と同時開催ですので、コース上では他会場スタートの参加者たちと合流し一緒に走ります。
中でも<湯の丸コース>は参加費がお得。お得にたっぷり走りたい方におすすめです。

 グランフォンドとうみ湯の丸( 大会HPより )
 九十八番十一面観音から再び山中へ               ▲ 案内標識

車道を歩いて来たので暑くて喉が渇いたよ〜。
ドリンク休憩のつもりが、パン休憩にエスカレートしちゃって。
食べ始めたら、「もっと展望が開けた場所に行こうよ」 って心変わり。

急いで片付けて出発したら、おいちゃんが失敗をやらかした
最近、何かとずぼらな年頃です (^^;

 いつもの駐車スペースと花を撮りながら登るはらっぱ    ▲ ドリンク休憩のつもりがランチタイムになりかかる
ミミナグサ ムラサキケマン ハルザキヤマガラシ
アズマシャクナゲ ツバメオモトbaby オオカメノキ落花 ミツバオウレン

 湯の丸山と角間山の東麓に広がる気持ちの良い高原に出ます。
 開けた場所を目前にして、涼しい風が吹き抜ける木陰に沈するおいちゃん。
 ここは朝通過した東屋@の場所ですよ。
 図らずも湯ノ丸山の裾から角間山の裾を周回して、グリ〜ンシャワ〜トレッキングを楽しんできました。


 昨日も仕事で遅くなったしね              ▲ フデリンドウ
                               ▲ 東屋@と湯の丸山
                              ▲ 高原を彩る初夏の花たち

 朝は蕾んでいたフデリンドウが一斉に開いていた。
 フデリンドウ・シロバナヘビイチゴ・ミツバツチグリ
... 青・白・黄色の絨毯が、そよ風の高原に敷き詰められておりました。
 歩いて来た登山道には、エンレイソウやオダマキ、マイヅルソウ等の葉っぱが準備中でこれからの季節を飾ることでしょう。

開けた木陰に移動して、本格ランチタイムに突入です。
あらまっ おいちゃんのザックの中がビショビショですよ
キュウリの浅漬の汁がこぼれて、ザックの浅漬け出来上がり状態です。
さっき急いで片付けた時、ジッパーを閉じずにしまったらしい。

ランチをしていると、コンコン平から二組の人が下りてきました。
皆様は袋いっぱいに何か入れてた (^^;
 あっちには結構大きくなったワラビがあるのかもね。

まっ、いっか〜、私達も今夜のつまみくらいは収穫できたから (^^

 木陰で本格ランチ
                    ▲ ランチを終えて朝来た道を戻ります ( 篭ノ登山に雲がかかってきた )
                             ▲ 湯の丸様♪ 少しですけどワラビをありがとう


 さて帰りはどうしようか。
 車に不安があったので上信越道は論外で、碓氷バイパスの下りも足廻りが心配だし北軽経由も二度上峠のクネクネ道だし。
 とにかく平らな道ということで、遠回りではあるが長野原経由で大柏木川原湯トンネルルートにしました。
 60km/h 以下の慎重走行でゆっくり無事に帰宅。

 翌日の朝、お抱えの車屋に持ち込みジャッキアップしてもらって確認すると。
 両前輪のサスペンションの要であるダンパーマウントの取付けが壊れかかっており、ブラブラしてて危ない状態でした。
 手の力で軽く動くほど摩耗(破損?)が進行していて、思わず血の気が引くほどの超ド級の驚き。
 高速で路面の微妙な凸凹を拾った瞬間に車全体が共振して、ハンドルの振動もハンパじゃなかったということでしょう (^^
 結果的に、4輪全部のサスペンション交換という大修理になったのでした